低糖質レモンケーキ(Keto lemon cake)の作り方

1回目に作ったレモンケーキ。型にオイルを塗らなかったので、底面がボロボロに・・・。でも美味しかった!

低糖質おやつシリーズの第三弾。
私はダイエットしていますが、実はとっても食いしん坊。午後のコーヒータイムには、いつも何か一緒に甘い物を食べたくなってしまうのでした。
そんな時にピッタリなのが、この低糖質レモンケーキ。まだ2回しか作っていませんが、かなりお気に入りです。
キリッと冷蔵庫で冷やしても美味しいです。何より低糖質なので、安心して食べられるのが嬉しいですね。

<材料>
卵 5個
ステビア(または甘味料) 砂糖100g相当の甘さ分
ココナッツオイル(液体) 120g
アーモンド粉 220g
ココナッツファイン 40g
重曹 大さじ1/2
レモン汁 60mlくらい
レモンの皮すりおろしたもの 1-2個分
クエン酸 小さじ1(あれば)

<作り方>
全ての材料をボールに入れてよく混ぜ、型に流し入れて170度に温めたオーブンで30分焼く。以上。

これを混ぜて焼くだけ。
直径22cmの型で、ガスオーブン(170度)で30分焼きました。オーブンや型によって、焼き時間調整してください。この写真は・・・ちょっと表面焼きすぎかも。

<注意事項>
(1)ココナッツオイル(固形)を使うときは、予め温めて液体にしておくこと。そして卵は常温にしておくこと。
卵が冷たいと、ココナッツオイルが固まってしまうのでよく混ざりません。

(2)甘味料はお好きなものを。砂糖100g分くらいの甘さにすると甘さ控えめの感じに仕上がるかと思います。

(3)焼き型は、パウンド型でも丸型でもお好きな方で。型に紙を敷いても良いですし、何かオイルを塗っておくのも良いです。何もしないで型に生地を注いでも良いですが、多少型に生地がへばりつきます。
あと、生地に厚みが出るほど、焼き上がる時間が長くなります。竹串を刺してみて、生地がついてくるようでしたら焼き時間を延長してみてください。

(4)私はしっかり酸味があるケーキが好きなのでクエン酸を入れますが、無くても大丈夫です。
酸味が増すと、甘味料の独特の甘さが気にならなくなるのは、私だけでしょうか・・・・。

(5)皮付きアーモンド粉(ミール)を使っているので、ケーキ生地も茶色っぽくきめが粗い気がします。しっとりしているけど、食物繊維がたっぷりな食感。皮なしアーモンド粉を使うと、もっと小麦粉で作った時の味わいに近づくかも・・・?

食べたいけど作るのが面倒なので、いつも混ぜて焼くだけのレシピに変えてしまいます。本格的に作りたいなら、今回参考にしたオリジナルレシピを試すのも良いかも知れませんね。

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ポイントプレゼントの種類が増えました!

ポイントプレゼントの種類が増えました!今回は私も長年愛用している密閉ビン(1リットル、コーヒー豆約300g用)と手焙煎セットが、新しく仲間入りしました。

ガラス製密閉ビン、必須アイテムですね・・・コーヒー豆の保存には、一番おすすめです。

あと手焙煎セット!まだ一度も焙煎したことが無い方、焙煎機(器)でしか焙煎したことが無い方にお勧めの逸品です。
刻一刻と変化するコーヒー豆の色合いや豆肌、香りをぜひ体感してください。腕は疲れますが・・・楽しいです!おすすめの生豆が5種類付いていますので、すぐに焙煎できるのも良いですね。
焼きムラもまた、美味しくて健康に良いということで・・・ぜひお楽しみいただければと思います。

ポイントプレゼントのページは、こちらから!

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鮮度と味わいの関係

鮮度と味わいをリンクさせる

「焙煎してから何日たった?」
「ミルで挽いてから何分・何秒たった?」

美味しいコーヒーを入れる上で、とても大事なポイントですね。特に「コーヒーの香り・まろやかさ」が鮮度により大きく変わってきますので、ぜひ観察してみてください。

ハンドドリップ(ペーパーやネル)やプランジャー(フレンチプレス)だと、抽出中にその鮮度が目に見えて分かるため、抽出されたコーヒーの味わいとリンクできて楽しいですね。
具体的には「焙煎後何日目→蒸らした時の膨らみ加減→抽出後の味わい」という感じで、頭の中で整理できます。

一方、電動コーヒーメーカーやマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)では、コーヒーの鮮度は見えにくいです。蒸らしている状態が見えないので、分かりにくいですね。
でも鮮度が見えなくても、香りは絶対裏切りません。
例えコーヒーメーカーで抽出過程が分からなくても、香りから十分に鮮度を予測できます。

そしてその香りを知るには、どうしてもミルが必要です。まだミルをお持ちでない方は、安価なプロペラ式ミルでも十分ですので、ぜひご検討下さい。
挽きたての味わいは「全く別物」ですから・・・

一番鮮度が分かるエスプレッソ

さらにカフェで使われる業務用エスプレッソマシンだと「挽いてから何秒経ったか?」でクレマ(泡)の量が明かに変わります。
特にエスプレッソやアメリカーノ(エスプレッソをお湯で薄めたもの)は、コーヒー表面のクレマが命(と私は思っています)なので、「挽いたらすぐ抽出!すぐ提供!」が鉄則です。ミルクを入れないので、誤魔化しがきかないのです。

特にエスプレッソは、抽出後、刻一刻と味わいが変化していきます。
新鮮な豆の入れたてエスプレッソは、何とも言えない深みのあるまろやかでコクのある味わいです。
しかし、時間の経過とともに苦味酸味渋みが強くなり、まろやかさはすぐに消えてしまいます。
エスプレッソは抽出も早いですが、劣化も本当に早いのです。
花の命は短くて・・・ですね。
※イタリア語でエスプレッソ(ESPRESSO)=「急行列車、速い」の意味。

エスプレッソメニューを作る順番

一人しかバリスタ(コーヒーを作る人)がいなくてラテとエスプレッソの注文が同時にあったら、作る順番はまずはラテ、その後にエスプレッソです。エスプレッソは繊細なので、作ってすぐに出せるよう、順番は一番最後になります。
エスプレッソの注文が数杯同時にある時は、出来たところからお客様に持って行きます。
もちろんカウンターでお客様にすぐ出せるようになっていれば、一番楽ですね。

つまり、イタリアのバール(カフェ)のように「カウンターでエスプレッソを受け取ったらすぐに砂糖を入れて1分以内に飲み終える」のがベストだと思います。
バリスタの素早い抽出と、お客様の素早い飲み込み(摂取?)が、エスプレッソの醍醐味と言えるでしょう。

でも、私が行ったイタリア・ローマのバールでは、クレマのあるエスプレッソには殆ど出会えませんでした。
いつもカウンターで飲んでいたので「抽出後すぐ!」ではあったのですが、豆自体が古過ぎました。
そのため、まろやかでコクのあるエスプレッソは殆ど無かったです。
もう十年前のお話です。今は自家焙煎のお店も増えて、鮮度にこだわったバールも増えたかも知れませんね。
またいつか、行ってみたいです。

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「きまめやブレンド」「きまめやブレンド深煎り」「長寿ブレンド」が特価中!

ただいま「きまめやブレンド」と「きまめやブレンド深煎り」、「長寿ブレンド」が今週のおすすめで特価中です!

「きまめやブレンド」は、豊かな甘い香りと、まろやかなコクを最大限引き出した生豆屋店長の自信作。 ほろ苦さが主体のバランスのとれた味わいで、とても召し上がりやすいです。

「きまめやブレンド深煎り」は、深い苦みとまろやかなコクが特長。上品な香ばしさの中に、甘い余韻が生きています。

そして「長寿ブレンド」は、成人病予防の観点から、コーヒー成分が最も効果的に摂取できるよう独自に焙煎・配合。特有の豊かな香りと深い苦みをお楽しみいただけます。

どちらも大変ご好評いただいている当店の看板ブレンド達。有機JAS認証を受けたオーガニック認証豆なので、安全性も保証付きです。この機会に、ぜひお試し下さい。

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低糖質チョコチップクッキー(今度こそコーヒー風味!)

焼く前の写真。コーヒー豆っぽくなるように箸で線(センターカット)を入れました。しかし焼き上がると・・・

またまた低糖質チョコチップクッキーを作りました。今度こそコーヒークッキーを成功させようと、はりっきって挑戦。味わいは合格!でしたが、形はちょっと・・・?
せっかくコーヒー風味だから、コーヒー豆の形にしようとセンターカット(中心の線)を箸で入れたのに、焼き上がったらぼんやりしたラインになってコーヒーに見えませんでした。残念。

センターカットは消えてしまい、何だか良く分からないゴツゴツした形のクッキーに。でも味わいはコーヒー風味で美味しかったです。

作り方は、基本の低糖質チョコチップクッキーの作り方にコーヒー粉(挽きたて)15gと天然甘味料(ステビア)5gを足しました。代わりに塩はひとつまみだけ入れました。

前回コーヒー粉を入れた時は、生地が塩味でいまいちだったので、今回はちょっとだけ甘味を足しました。もっとがっつり甘味を入れれば、モカチーノっぽい風味になるかも知れませんね。

もう一通り作って満足したので、今度は違うものを作ってみようかなと考え中です。

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焙煎時に大事なポイント1「豆肌」

命名「豆肌」

(1)豆肌シワシワ色濃い目→(2)豆肌が伸びて色薄め。→(3)焙煎終了

私達(生豆屋とニュージーランド姉妹店の焙煎担当スタッフ達)が焙煎するとき、この「豆肌」という言葉が飛び交っています。

「豆肌どう?」
「もう少し豆肌のばしたい」
「豆肌が伸びたら、また色が薄くなるから」など。

豆肌は、コーヒー豆の表面のことです。
私が名づけました。豆の肌なので、豆肌。
この言葉は、豆がどのくらい縮れてシワシワしているか、つや加減がどうか、を見るときに使います。
焙煎を習い始めた日に知るべき、とても大事な言葉です。

もちろん、豆を見ないで焙煎する場合(自動で焙煎する場合)は、その大切さに気付かないかも知れませんね。
手動で焙煎するなら豆との対話(状況によって臨機応変に対応すること)が大事ですし、それが焙煎の醍醐味とも言えるでしょう。

豆肌が語ること

コーヒー豆の中までしっかり均一に火が通っていないと、豆肌のツヤが無く縮れたままになります。このような豆を挽くと青臭かったり、コーヒーが本来もっている香りが出なかったりします。
新鮮な豆なのに香り無いと、挽いた瞬間にがっかりしてしまいますね。

シワシワ加減は、豆の産地だけでなく精製方法が水洗式(ウォッシュド)か、自然乾燥式(ナチュラル)かなどによっても異なります。
そのため、どんな加減だと良いか?は一概には言えません。
様々な条件で何度も焙煎して、最適な加減を見つけ出すのが大事です。

また豆肌が縮んだままでいると、その分焼き色が濃く見えることもあります。
「あれ?焙煎が深いかも?」と思っても単に縮れて濃くみえてただけで、焙煎がすすんでふっくらすると、また薄くなったりします。

ということで、焙煎するときには、色だけで無く「豆肌がどういう状態か?」をよく見る必要があります。
そして豆肌を伸ばすため(ふっくら焙煎するため)には、どのように火を入れたらよいかも、大きなポイントです。
ずっと同じ強さの火で焙煎し続けるよりも、強弱があった方がふっくらする場合も多々あるからです。
この火力の影響について、ご自宅で手焙煎されている方は、すでに気付いている方も多いのではないでしょうか。

豆肌をしっかり見るには

豆肌をしっかりチェックできるよう、自宅焙煎には網状の「ぎんなん炒り」をお勧めしています。
さらに、多少チャフ(薄皮)が散らかっても、ぎんなん炒りの「フタを開けたまま」焙煎すると、よく観察できて良いです。

そして、照明も大事です。
もし焙煎する場所が暗いようなら、別にライトを用意しましょう。ライトは「昼光色」か「昼白色」がおすすめです。
「電球色」だと暖色系でオレンジっぽくなるため、色を正確に見るのが難しく、あまりおすすめできません。
とりあえず大事なのは、いつも同じライトを使って、色と豆肌をよく覚えることです。
豆の状態と、抽出後の味わい・香りがリンクできれば、自在に味わいの違いを楽しむことができますね。

上の写真は、私が今日焙煎したコロンビアの「(1)焙煎開始後のシワシワ豆→(2)豆肌が伸びて色が薄くなった豆→(3)焙煎終了時の豆」を撮ったものです。
最初のシワシワ豆の方が色が濃く見え、焙煎がすすむとふっくらして色が少しだけ薄くなり豆肌が伸びているのが分かると思います。
この(2)の状態で終了すると、香り少なめ・酸味が強いコロンビアになります。胃が丈夫で酸味・浅煎りが大好きな方用になります。
胃へ負担をかけずコロンビアの豊かな香り・コク・かすかな酸味を楽しみたいなら(3)の焙煎加減(当店推奨)がお勧めです。

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低糖質チョコチップクッキー(コーヒー風味のはずだけど)

チョコチップとコーヒー粉入の「モカクッキー」を目指したけど、これは失敗・・・。

また低糖質チョコチップクッキーを作りました。前回思いついた「コーヒー粉を入れる」をやってみようと思ったのですが、いきなり失敗してしまいました。材料のアーモンド粉が50g足らず、代わりにココアパウダー30gとチアシードパウダー20gを入れてしまったためです。せっかく入れたコーヒー粉(20g)の風味が完全に負けてしまいました。写真の通りココア多すぎで色も濃すぎですね・・・

あとココアとコーヒーの組み合わせは良かったのですが、甘味が全く無い生地だったのでちょっと不思議な味わいに。やっぱりココアやコーヒーが入ったら、ほんのり塩味よりも甘味料をしっかり入れた方がよさそうです。

食感は、ものすごくホロホロしていたので、完全に冷めないと食べにくかったです。

せっかくホロホロなので、自家製ココナッツヨーグルト(チアシード入り)と一緒に食べました。

とりあえず、低糖質で食物繊維たっぷりなので、腹持ちは抜群です。コーヒーと一緒に一つ食べると、しばらくは食欲が無くなりますので、食前に食べないように気をつけましょう。

<参考>
低糖質チョコチップクッキーの作り方
低糖質チョコチップクッキー(レモン・ジンジャー風味のはずだけど)

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低糖質チョコチップクッキー(レモン&ジンジャー風味のはずだけど)

再び低糖質チョコチップクッキーを作りました。今回は、ギーは加えずにココナッツオイル100%で。さらにレモン&ジンジャーのハーブティがあったので、それを小さじ2杯足しました。
サクサクして美味しかったのですが・・・レモン&ジンジャーの香りはほとんど無く、チョコチップとアーモンド粉の風味の強さを改めて実感しました。

あとハーブティをパラパラ加えた時に、ふと「コーヒー粉を加えたらどうなるだろう?」と思いました。せっかくコーヒー豆屋なので、コーヒー&チョコクッキーも良いですね。モカクッキーとか名づけたりして。
次回、挽きたてコーヒー粉を入れて作ってみたいと思います。

レモン&ジンジャーをクッキーに入れようと思ったのは、昔輸入していたニュージーランド産のショートブレッドを思い出したからです。
ジンジャー&チョコチップ入りショートブレッドがあって、それがとても美味しかったのを覚えています。かなり強いショウガの香りだったので、きっと沢山入れていたのでしょうね。
バターショートブレッドなどを生豆屋でも販売したことがあるので、記憶にあるお客様もいらっしゃるかと。

オーナーのDavidはショートブレッド一筋のとても優しい人でした。父の体調が悪かった時、亡くなった時、一生懸命私を励ましてくれたのを覚えています。
彼はその後、病気で亡くなってしまいました。亡くなる3ヶ月前にメールが来て「末期ガンと医者から言われたから、ショートブレッドの会社は辞める。品質を落としたくないから誰にも引き継ぐつもりはない」と。
最期まで職人さんなんだな、と改めて思いました。

とても残念で悲しかったのですが、Davidに何も気の利いたことを言えなかったのを覚えています。月並みな御見舞の言葉、私に何かできることがあったら何でも言ってください・・・くらいだったかと。
今だったらもっと何か、彼が幸せな気持ちになるようなことを言えるかな。どうだろうか・・・分からないです。

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新型コロナについて4 若い人の重症化

若い人の重症化が問題に

新型コロナについて、嫌なニュースを聞くようになりました。
基礎疾患の無い、若い人達の重症化です。
若い人は免疫力も高く、基礎疾患が無ければ重症化することは殆ど無いと言われていましたが、そうとは限らないようです。新型コロナウイルスにより血栓ができて、血管が詰まるという症状についても報道されていました(※1)
血栓が、血管の細いつま先や指先に行くと、しもやけのような状態になるそうです。具体的には、発熱後に「コロナのつま先」と呼ばれる症状が出たら、要注意なんだとか(※2)
末端の血管が詰まれば、最悪の場合は切断することになるかも知れません。4月末には、アメリカの俳優が新型コロナ闘病中に、血栓により右足を切断したというニュースもありました。他にもアメリカでは、新型コロナ感染が原因とみられる川崎病に似た疾患により、70人以上の子どもが重症化し、中には死亡したケースもあったと今朝のニュースで見ました。
川崎病は、主に子どもがかかる原因不明の疾患で、血管壁に炎症が生じ、発熱や皮膚の剥離、関節痛を引き起こしたりしますが、治療を受ければ治る場合が多いそうです。ヨーロッパでも川崎病に似た疾患の若い患者が確認されています。新型コロナによる血栓や川崎病に似た疾患については、炎症が影響していると研究者達が指摘しています(※3)

深煎りと浅煎りの両方。

深煎りコーヒーには動脈硬化や血栓の予防効果があるそうです(※4)
そのため血栓による脳梗塞などが心配なら「深め焙煎のコーヒー豆」を選んでみてはいかがでしょうか?
これは深煎りコーヒーだけに沢山入っている「ナイアシン(ビタミンB3)」が、血液をサラサラにして血管を柔らかくする効果があるからだそうです。

そして、免疫力を高めるには浅め焙煎のコーヒー豆が良いそうです。
これは、浅煎りコーヒーだけに入っている「コーヒーポリフェノール・クロロゲン酸」が、免疫細胞が集まっている腸内フローラを改善するという研究結果によります(※5)

上記についてはもう何度かお話ししていますが、大事なことなので、もう一度言います。
「浅煎りと深煎りの両方」です。焙煎加減によって成分が異なるなんて、本当にコーヒーは奥が深いですね。ぜひ焙煎加減も意識して飲んでいただきたいと思います。

店長からの提案

私の父が脳梗塞で大変だったのを思い出して、本当に心配になりました。
新型コロナウイルスは、次々と心配事を増やしていきますね。本当に腹立たしいです。

とりあえず私達ができるのは、まず「免疫力を上げること」でしょうか。
そして今回の情報から、もう少しだけ提案させてください。
今回の血栓のお話は、炎症が関係しているとお話ししましたね。
そして「糖質と炎症」は密接な関係にあり、糖質を摂りすぎると炎症が悪化しやすいそうです
ですから・・・

(1)「白い炭水化物」を少し控えてみませんか?
白いご飯、白いパン、白い麺・・・を少し控えて、玄米や全粒粉・ライ麦パンやソバなど代わりにいかがでしょう。
いまちょうど小麦粉不足ですし、1日1回主食を抜いて、代わりに野菜をたっぷり摂るのも良いですね。

(2)糖質の多いスイーツやスナックも、食べる回数を減らしませんか?
「ながら食べ」をやめて、決まった時間(3時のおやつ等)にコーヒーと楽しむのも良いですね。今は低糖質のお菓子の作り方も、沢山インターネットで見つけられますし、私の「低糖質」レシピでよろしければ「モカの時間」でも紹介しています。

とにかく、これからは様々な「炎症」を防ぐため、血糖値スパイク(※6)を防ぐような食生活に変えていく必要があると強く思いました。

皆さんの楽しみを奪うようなことを書いてしまい、本当にどうもすみません。
でも、ちょっと日々の生活で気をつけるだけで、簡単に健康維持(炎症予防・免疫力アップ)が出来るのも確かです。
バランスのとれた食事で、昔ながらの発酵食品(ぬか漬け、味噌・しょうゆ、納豆)、食物繊維たっぷりの野菜・玄米など腸内フローラを改善するようなものを積極的に摂るように。
質の良い睡眠をとれるよう、食べ過ぎない、夜遅くに食べないように。
そして自己判断で抗生物質や市販薬を飲まないように(薬によっては悪化の恐れあり)。
あと忘れてはいけないのは「マスクの着用!」。
そんなちょっとした日々の選択は、新型コロナにかからないようにするだけでなく、「かかった後に重症化しないため」でもあると私は考えています。

そしてコーヒーについても・・・
まだデータは何も出ていませんが、十年くらい経った頃に「あのときコーヒーを飲んでいた人は重症化率が少なかった」と言われる日が必ず来るのではないかと思っています。十年先のことなんて誰にも分からないですけど・・・。

つい力強く書いてしまいましたが、心配し過ぎもストレスになるので良くないですね。
ちょっと力を抜いて、美味しいコーヒーでも作って飲みたいと思います。

皆さまも、くれぐれも無理なさらないようお気を付け下さい。

<参考動画>
「コロナのつま先」についての動画
(※2)「軽症・無症状」が脳梗塞に 30~40代相次ぐ 合併症か FNN Prime

<参考記事>
(※1)脳梗塞発症 新型コロナ感染による血栓が原因か 米研究グループ NHK News Web
(※3)新型コロナ、ウイルス感染で免疫系が過剰反応 命の危険も AFP
感染力も毒性も突然変異する新型コロナ「強毒種は270倍のウイルス量」中国の研究 Yahoo ニュース
(※4)血栓を作りにくい?コーヒーの不思議(全日本コーヒー協会)
(※5)Could More Coffee Bring a Healthier Microbiome?(HealthDay)

(※6)「血糖値スパイク」とは:食後の短時間に血糖値が急上昇する状態。放置しておくと動脈硬化が進み、炎症や酸化ストレスを起こりやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞、がん、認知症などのリスクが上昇する。

<参考>
新型肺炎コロナウイルスについて1「コーヒーと免疫力」
新型肺炎コロナウイルスについて2「ちょっと待って抗生物質」
新型肺炎コロナウイルスについて3「感染後の発症を防ぐには」
新型肺炎コロナウイルスでマスクが必要な理由
新型コロナでコーヒーの香りが分からない?

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