超簡単!だけど奥が深い。
ぎんなん炒りを使う?
自分で焙煎する?
何か難しそう・・・・
そう考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、とても簡単です。
(1)ぎんなん炒りに、コーヒー生豆を入れる。
(2)火の上で振る。
以上!
簡単ですね?
普通は10-15分くらいで焙煎しますが、速い人だと3分で焼き上げます。
焙煎時間が短いと腕は疲れませんが、酸味と苦味が強くなって、まろやかさに欠けます。
でもそれが一番美味しい!という方も・・・
人の好みは十人十色ですからね。
もちろん最適な焙煎加減、美味しさの再現性を追求し始めると、急にゴールが遠く感じられます。
私も焙煎歴20年以上ですが、未だに新しい発見があり、まだまだ未熟だと気付かされます。
抽出よりも焙煎で変わる味わい
抽出方法によって、コーヒーの味わいが変わるのは皆さんご存知の通り。
同じ豆でも、いつ挽いたか、どのように抽出したかで、味わいが変わり楽しいですね。
しかし、それよりもさらに影響力があるのが「焙煎」。
例えば焼き上げるとき・・・
同じ豆でも焙煎時間が10秒違うと、味わいや香りが明らかに変わります。
30秒も違ったら、「あれ?豆の種類を変えたの?香りとコクが全然違うね!」と言われます。
時間だけでなく、火の種類や火力、火からの距離、気温、湿度、風があるか無いかも影響してきます。
同じ豆でも微妙な焙煎加減の違いで、全く別物になってしまうのが面白いですね。
健康コーヒー(病気予防)になる理由
手焙煎を始めたばかりの人は、良い感じに健康的なコーヒーを焙煎できます。
なぜかというと、均一に焙煎できず「浅煎り豆と深煎り豆が混在」するからです。
均一ではないからと言って、不味い訳では決してありません。
むしろ、ストレート豆なのに浅煎りと深煎りがブレンドされて、奥深い味わいになります。
そして、浅煎りと深煎りとのブレンドいえば・・・・当店の「長寿ブレンド」の配合に似ていますね!
深煎り豆:血液循環の促進、脂質異常症を改善して動脈硬化・心血管疾患を予防、冠動脈疾患、脳出血、脳梗塞の発生率を下げる。
浅煎り豆:クロロゲン酸(ポリフェノール)が沢山含まれていて、2型糖尿病の予防やアンチエイジング効果、ダイエット効果あり。
糖尿病が心配なら、浅煎りメインで深煎りが混ざる感じに。
脳血管疾患など血管の詰まりが心配なら、深煎りメインでちょっと浅煎りが混ざる感じに。
また深煎りと浅煎りを別々に焙煎してから、好きな配合でブレンドしてみたり・・・
色々と工夫できますね!
店長の考察
- 自分だけの健康コーヒーを楽しみたい方、
- 鮮度を一番大事にしたい方、
- 抽出による変化を楽しむだけでは、物足りなくなってきた方、
- 将来自家焙煎店(カフェ)を始めたい方・・・
に、手焙煎をおすすめします。
ぎんなん炒りだと豆の変化が手に取るように分かるので、焙煎の勉強にもなりますね。
なお、焙煎を始めるときは生豆を慎重に選ぶようにしましょう。
(1)古くてカビ豆が多いものを避けるために、できるだけ新しい生豆が入手できる(回転の速い)お店を選びましょう。
(2)「美味しい生豆を焙煎すれば、美味しいコーヒーが出来る」のは当然です。
せっかく焙煎を頑張るなら、高品質の生豆を入手しましょう。
(3)本当に健康的なコーヒーを目指すなら、迷わずオーガニックのもの(有機無農薬認証付)を選びましょう。
ちゃんとオーガニックに取り組んでいる店で購入すれば、有害な農薬や燻蒸を避けることができます。
どこで上記のような生豆が入手できるのでしょうか?
生豆屋におまかせ下さい!
いつものご注文時に、挽き加減で「生豆(焙煎しない)」を選ぶだけで、生豆3割増量サービスで発送致します。
「店長の手焙煎実演」はこちら。
お得な「手焙煎セット(焙煎方法の説明付き)」はこちら。
手焙煎セットに入っている「ぎんなん炒り」は、昔ながらの製法(国産)で、とっても頑丈。
私のも20年以上使っていますが、全く壊れる気配がありません。
コーヒー豆の他、ぎんなんやポップコーンも炒れるので、大変便利です。良かったら色々とお試し下さい。
【参考】
長寿ブレンドの作り方
長寿ブレンド秘話