コーヒー唯一のビタミン「ニコチン酸」

深煎り豆に沢山含まれるビタミン

焙煎したコーヒー豆、それも「深煎りの豆だけ」にたっぷり含まれる唯一のビタミンは・・・
ビタミンB3のうちの一つ「ニコチン酸」です。
「ニコチン酸」といっても、タバコのニコチンとは無関係ですのでご安心ください。

よく聞く「ナイアシン」は、この「ニコチン酸」と「ニコチンアミド」の総称です。
「ニコチン酸」は脂質異常症(高脂血症)の治療薬として使われることがあり、血液サラサラ効果が期待できます。
これは、当店の「長寿ブレンド」「浅煎り・長寿ブレンド」の商品説明でもご紹介していますね。
また「ニコチンアミド」は1型糖尿病の治療薬として使われることもあります。

なお、これらが欠乏するとペラグラ(赤い発疹ができる皮膚症状、口舌炎や下痢などの消化管症状、神経障害)が起きることもあるそうです。
だからといって薬品で大量摂取すると、副作用として消化不良、重篤な下痢、便秘、肝機能低下などが起こることも。
やはり栄養は、食品から摂るのが一番安全で副作用も無くて良いですね。

一日何杯飲めば良い?

さて、この「ニコチン酸」を自然な形で摂取するには、一日何杯のコーヒーを飲めば良いでしょうか?
深煎りコーヒーであれば、1日2-3杯で大丈夫だそうです。
ただ、コーヒー以外にもキノコ類やピーナッツにも含まれているそうなので「コーヒーで摂らなければ!」という訳ではありません。
肩の力を抜いていきましょう。
※キノコ類とピーナツが嫌いな方は、コーヒーで摂れると良いですね。

あと「深煎りコーヒー」と強調しましたが、「浅煎りコーヒー」にも少しは含まれているそうです。
また「浅煎りコーヒー」に豊富に含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」の存在も見逃せませんので、できれば両方とも摂れると一番良いですね。
「細かいことを考えるのが面倒臭い!」という方は、当店の「長寿ブレンド」または「浅煎り・長寿ブレンド」をご検討ください^^

きまめや
生豆屋(きまめや)

緑茶コーヒーダイエット

緑茶コーヒーダイエットとは?

緑茶とコーヒーを1:1で割って、飲むだけのダイエットを「緑茶コーヒーダイエット」と呼ぶそうです。
コーヒーに含まれるカフェインと、浅煎りコーヒーに含まれるクロロゲン酸は、脂肪燃焼効果が期待できます。そして、そこにカフェインだけでなくカテキンを多く含む緑茶を加えることで、小腸からの糖質の吸収量を減少させることができます。
つまり、コーヒーと緑茶に共通する成分である「カフェイン」に加えて、コーヒーの「クロロゲン酸」、さらに緑茶の「カテキン」を掛け合わせることで、さらに脂肪燃焼効果が高まる!ということです。

なんだか壮大な響きで・・・すごいですね!
この方法を紹介したのは、工藤内科減量外来ドクター 工藤孝文医師。
私は試したことが無いのでよく分かりませんが、興味のある方はぜひどうぞ。

緑茶もコーヒーも体に良いのは事実。

お茶に多く含まれるポリフェノールの「カテキン」には抗ウイルス作用があり、インフルエンザ予防効果が素晴らしいのは周知の事実。
さらに2020年11月27日に奈良県立医科大学は、新型コロナウイルスが市販のお茶によって無害化する効果を確認したと発表しました。
基礎研究段階で人での効果は未確認ですが、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%が感染力を失い、感染対策の一つとして期待されています。

またコーヒーポリフェノールのクロロゲン酸の健康効果も素晴らしいものばかり。例えば、2型糖尿病予防効果、抗酸化作用による老化予防効果、血糖値の上昇抑制効果等。
この二つを合わせたら、ダイエットだけの話ではなく最強なのは分かりますが、あとは味わいのお好み次第ですね。
もしこの緑茶風味のコーヒー風味がいまいちなら、食前にコーヒーを飲んで食後に緑茶でも良い気がしますが・・・いかがでしょう?

ちなみに私も「緑茶コーヒー」については過去にレポート済みです。
緑茶パウダーをコーヒーに直接入れると味わいが濃すぎるかも知れませんが、薄めの緑茶とコーヒーを合わせれば飲みやすいでしょう。
良かったらお試しください。

きまめや
生豆屋(きまめや)

自分にピッタリのコーヒーを見つけよう!

コーヒーを選ぶ基準は、人それぞれですね。

迷ったら、これを試してみて下さい。

先週、「自分にピッタリのコーヒーを見つけよう!」ページを、更新しました。当店の豆でどれが一番あなたに合うのかを予想できます。ぜひお試し下さい!

当店独自の基準で、ピッタリのコーヒーが見つかるように導いています。ご自宅で焙煎する方向けの項目もありますので、生豆を選ぶ際にもご利用ください。

なお、在庫薄の「モカ」「モカ深煎り」は除外してあります。当店のモカファンのお客様、予めご了承ください。

コーヒーに求めるものは?

スーパーでもコンビニでも、どこでも買えるコーヒー。自家焙煎店も、日本には星の数ほどあります。もう選びたい放題ですね。

そこで質問です。
あなたはコーヒーに何を求めますか?
美味しさ=幸福感、リラックス効果、ストレス解消、免疫力アップ、喘息予防、アンチエイジング、生活習慣病予防など。いろいろありますね。
あえて健康的なものを並べましたが、「タバコとコーヒーの組み合わせが最高!」という話もよく聞きます。私はタバコを吸わないので、詳しくは分からないですが。

コーヒーに何を求めるのか、何を基準に選ぶのか。
それは人によって全然違いますし、その人に合わせたものをお勧めするのがコーヒー豆屋の仕事の一つだと私は思っています。

自分がお客様の立場だったら

ところで、もし私がお客様の立場だったら・・・
コーヒー豆を選ぶ時に、下記について必ず確認すると思います。

・鮮度は?
・欠点豆(カビ豆など)は?
・有害な農薬を使っている?
・臭化メチルで燻蒸されている可能性は?
・店はオーガニック認証を持っている?

私にとってコーヒーは、「美味しい」以前に、まず健康的であることがとても重要です。
恐らく、無駄に(?)コーヒー豆についての知識があるため、余計に心配なのだと思います。
当店のお客様にも、同じ考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そして初めて注文して、香り豊かで美味しかったら「嬉しい!」という流れになると思います。
逆に、そういうコーヒー豆を入手できなかったら、飲むのをあきらめるに違いありません。
外出先で飲むことはあっても、家では飲まないでしょうね(海外出張先で経験済み)。

もちろん、「いかに安いか!」が一番大事な人も沢山いるでしょう。
また「いかに簡単か!」が大事で、インスタントコーヒーが一番好きな人もいるでしょう。
自分で選んだものがストレスにならず「幸せなひととき」を作るなら・・・それが一番良い思います。

ストレスは万病の元です。
免疫力を下げるし、病気にかかったとき重症化しやすくなるし、ろくなことがありません。
特に現在のコロナ禍では、新型コロナの重症化を防ぐためにも、できるだけストレスがたまらないようお気を付け下さい。

きまめや
生豆屋(きまめや)

ポカポカ!ジンジャー(生姜)コーヒーの作り方

意外な組み合わせ、でもクセになる味わい

ちょっと風邪気味かな?と思ったら、すぐに「生姜湯」を飲みます。
生姜をすって沸騰したてのお湯と合わせ、待つこと1-2分。その後、茶こしで生姜を濾して飲むだけです。
下手な風邪薬よりも良く効くと思います。
もしかすると、ハチミツなどの甘味を入れた方が飲みやすいかも知れませんね(糖質上がりますが)。

生姜の主な効能は下記の通り。

・体を温める
・免疫力を高める
・発汗
・咳を抑える
・解熱
・血液サラサラ
・消化・吸収能力向上
・吐き気を抑える
・抗菌など

一番分かりやすくて即効性のある効能は、体がポカポカ温まる所でしょうか。
体に良いのは身をもって知っているけど、まさかそれをコーヒーと合わせようとは!?
・・・という方も多いのではないでしょうか。
なんとなく、合わないような気がしますからね。

でも以前、別々に飲むのが面倒になり・・・
「この組み合わせで美味しかったら楽なのに」と思って試してから、ずっとはまっています。
特に寒いときにはぜひ飲みたい、フレーバーコーヒーですね。
以下に写真入りで作り方を紹介しますので、生姜が大好きな方はぜひお試しください。

生姜コーヒーの作り方(一人分)

用意するものは、写真にあるものとお好みのコーヒーです。

(1)生姜をすりおろす(大さじ半分くらい。お好みで)
※私は強い香りが好きなので、皮ごとすりおろします。やわらかい香りが好きな方は皮をむいてから。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ginger1-1.jpg
すりおろしてすぐにコーヒーと合わせると、香り豊かです。

(2)(1)を抽出したてのコーヒー200ccと合わせ、1-2分置いたら茶こしでこして飲む。

一人分なら、茶こしに生姜を入れた上からコーヒーを注ぎ、1-2分浸してから茶こしを上げれば簡単にできます。

以上です。生姜とコーヒーの量は、お好みに合わせて調整してください。
茶こしでこさずに飲むのも良いですが、生姜の繊維が口の中に残るので飲みにくいかも知れません。

今回は、コーヒー成分を沢山出すためにフレンチプレス(プランジャー)を使用しました。茶こしでこしても、生姜の繊維が少しだけ浮いています。でも口当たりは全く問題ありません。

様々な病気予防、新型コロナ重症化対策でコーヒーをお勧めしてきましたが、さらに生姜を加えてパワーアップ!はいかがでしょう?
体も芯からポカポカして、とても心地よいです。
朝飲めばスッキリ目覚めるので、自律神経を整えるのにも良さそうですね。

生姜大好きでしたら、ぜひお試し下さい。

きまめや
生豆屋(きまめや)

新型コロナでコーヒーの香りが分からない?

コーヒーの香りがわからなくなったら困ります・・・

コーヒーの香りがしない!?

鼻づまりでもないのに、突然コーヒーの香りを感じなくなったら・・・
それはもしかすると、新型コロナの初期症状かも知れません。

嗅覚(きゅうかく)障害に詳しい、東京大学医学部附属病院の近藤健二・准教授によると、
「鼻がつまっていないのに、においだけ感じなくなるという症例は新型コロナの特徴といえる」
「嗅神経細胞が新型コロナからダメージを受け、情報を受け取れなくなっている可能性がある」
とのことです。
イタリアの患者への調査では、約8割に嗅覚・味覚障害があったという論文も。
この嗅覚障害は、新型コロナの初期症状として注目されていますが、人によって数カ月治らないこともあるそうです。(※)

これは、嗅覚を使ってお仕事されている方にも、辛い話ですね。
調香師や、臭気判定士だけでなく、シェフやコーヒー焙煎士もそうです。
もし嗅覚を失ったら、コーヒーの香りが分からなくなる・・・考えるだけでも恐ろしいです。

もちろん、新しい病気だから特効薬が無いだけだと思います。
近い将来、一旦失われた嗅覚も取り戻せるようになるのではないでしょうか。

とにかく予防と免疫力強化

9ヶ月ほど前に新型コロナのことは、沢山、うんざりするほど書きましたので、ここでは控えめにしたいと思います、が。
とにかく予防、マスク着用を一緒に頑張りましょう。睡眠時もマスク着用がおすすめです。
仮に感染しても、マスクで温度と湿度をしっかり確保できれば、ウイルスは増殖できず重症化を防げるかも知れません。

また、免疫力の強化も大事ですね。
以前沢山ヒントを書きましたので、よろしかったらこちらからご覧ください

そしてストレスも大敵です。ストレスによる睡眠不足は、免疫力低下を招きかねません。
私もよくストレスを抱え込む性格ですが、ここは「生きているのが一番大事」と割り切って行きましょう。

心せわしい年の暮れ、何かと御多用とは存じますが
お体にお気をつけてお過ごしください。

参考元
それコロナに感染したかも…鼻づまりないけどにおいせず 朝日新聞デジタル(2020/11/15)

新型肺炎コロナウイルスについて1「コーヒーと免疫力」
新型肺炎コロナウイルスについて2「ちょっと待って抗生物質」
新型肺炎コロナウイルスについて3「感染後の発症を防ぐには」
新型肺炎コロナウイルスについて4「重症化を防ぐには」
新型肺炎コロナウイルスでマスクが必要な理由

きまめや
生豆屋(きまめや)

コーヒーで慢性炎症を抑える可能性

慢性炎症とは?

炎症反応が、低レベルで長期間持続し慢性化した状態を指します。

これが続くと、生体組織に異常が生じてさまざまな疾患の原因になることが知られています。
気づかぬうちに症状が進むことも多く、「サイレント・キラー」と呼ばれることも。

では、どのような疾患の原因になるのでしょうか。
具体的には、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患、関節リウマチなどの自己免疫性疾患などです。
また、2型糖尿病やガン、動脈硬化、肥満、アルツハイマー病などの進行にも影響している証拠が見つかってきています。

私も以前から、慢性炎症を起こさない食品、抑える食品を選んで食べるようにしています。
例えば、糖質が高いものはできるだけ控える。
小腹が空いたらナッツを食べる。
そして食事は腹八分目で。

コーヒーに砂糖を入れないと飲めない方には、大変申し訳無いのですが・・・
もし生活習慣病適齢期(中高年)でしたら、砂糖はできるだけ控えることをお勧めします。
高血糖が続くことで血管内皮細胞が損傷し、炎症が起きやすくなるためです。
たとえば砂糖の代わりに天然の甘味料を使ったり、豆乳を使ってまろやかにしたりするのはいかがでしょう?
他にも、炎症を起こしてしまう原因として感染症や、喫煙、アルコールや紫外線などがあるそうです。

コーヒーに慢性炎症を抑える可能性

毎日コーヒーや慢性炎症のことを考えているのに、「コーヒーが慢性炎症を抑えるかも」とは全然考えませんでした。
おかしいですね。少し考えれば思いつくはずなのに。

早速コーヒーと慢性炎症の関係について調べたところ、様々な研究結果が見つかりました。
中でも、お茶の水女子大学 保健管理センター長 本田善一郎教授の研究内容がとても興味深かったです。

「大規模な疫学研究から、コーヒーを飲む習慣がある人はそうでない人に比べて全死亡リスクが低く、疾患別では心疾患、脳血管障害、呼吸器疾患でその傾向が明らかであることがわかりました。
さらに、先行する研究では、さまざまな臓器のがん、生活習慣病、アレルギー性疾患、そしてパーキンソン病に対して、コーヒーが抑制的に働くことが示唆されています。
これらの知見は、コーヒーがこうした多様な疾患に共通する『慢性炎症』を抑制する可能性を示唆しています」
(※)全日本コーヒー協会記事より抜粋。

この記事では、コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェ酸など多くのポリフェノールが、炎症シグナルを強力に抑制すること、将来的には炎症を抑える薬のシード(薬剤設計の基本的構造)として使われる可能性があること、が述べられていました。

やっぱり、ここでもコーヒーポリフェノールがキーワードになっていますね。
浅煎りコーヒー豆に沢山入っている、ポリフェノール。
私が頑張って作った、ごく浅煎り豆を配合した「浅煎り・長寿ブレンド」は、まさに慢性炎症を抑えるためのブレンドに違い無い!と、勝手に信じています。

なお、炎症を抑える食品としてナッツをお勧めしましたが、コーヒー豆と同様「カビ」には十分ご注意ください。
カビ毒による強い発がん作用の方が心配だからです。
できるだけ信頼できるお店・メーカーのものを選び、開封したら早めに食べきるか保存に気をつけましょう。

(※)参考:全日本コーヒー協会「体内の炎症を抑えるコーヒー成分とは?」

きまめや
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浅煎り・長寿ブレンド秘話

毎日自分で実験

焙煎加減の違いがくっきり!香り豊かでクセになる超健康ブレンドです。
私はクセになってます^^

実は私、夏前から2ヶ月間、毎日自分の体を使って実験を続けてきました。
特殊なブレンドを配合し、自分の胃にどのくらい負担がかかるかをチェックし続けたのです。
何度も失敗をくり返しながら、ようやく「これだ!」と思えるものが見つかりましたので、皆さまにもご紹介したいと思います。悲願の「浅煎り・長寿ブレンド」です。

「長寿ブレンド」と「浅煎り・長寿ブレンド」の違い

すでに販売している「長寿ブレンド」は、極深煎りと浅め焙煎豆の組み合わせです。
これはコーヒーの健康成分(生活習慣病予防に効果的)が焙煎加減によって異なるためです。
簡単に言うと・・・・

「深煎り豆」は、血液サラサラ効果(脳梗塞予防など)、
「浅煎り豆」は、コーヒーポリフェノール効果(2型糖尿病・腸内環境改善やアンチエイジングなど)です。

この2種をブレンドしようと思ったとき、私は焙煎加減で大変悩みました。
なぜなら、「浅煎り豆」をどのくらい浅く炒るかで、胃への負担が変わってくるからです。

薄い色の「浅煎り豆」は、いかにも刺激が弱そうですが・・・
実は「色の濃い深煎り豆」の方が胃に優しく、「色が薄い浅煎り豆」の方がずっと刺激が強いのです。
これは自家焙煎する方なら、すでにご存知ですね。

試行錯誤の末「沢山飲んでも胃に負担がかかりにくいブレンド」を作ることに決めたのでした。
それが元祖「長寿ブレンド」です。おかげさまで、大変ご好評いただいております。
詳しくは「長寿ブレンド秘話」をご覧ください。

実はその後も、「焙煎をさらに浅くすれば、ポリフェノールをもっと摂れるのに・・・」
「でも浅すぎると胃が痛くなってしまう・・・」と悩み続けてきました。

しかし悩んでいても仕方が無いので、とりあえずどの豆でどのくらい浅煎りなら大丈夫か?
この2ヶ月間、毎日実験を重ねました。
そしてとうとう「これなら浅煎りでも香り豊かで美味しい!」という焙煎加減の点を見つけました。

ギリギリまで浅くした焙煎加減で、最大限ポリフェノールを摂れるように・・・
そして深煎り豆と合わせることで強い刺激を抑え、さらに血液サラサラ効果を期待して・・・
今回新発売の、「浅煎り・長寿ブレンド」が誕生しました。

「浅煎り・長寿ブレンド」の特長

浅煎りでもコーヒーの香りが楽しめる豆を厳選し、丁寧に焙煎しました。
そして深煎り豆とブレンドしているので、浅煎り豆単品よりもずっと召し上がりやすくなっています。
それでも刺激は比較的強いので、美味しくお召し上がりいただくために下記3点をお勧めしています。

(1)挽きたて・抽出したてがおすすめ。
冷めると、酸味と苦味が強くなります。
そのため、できるだけ挽きたてで抽出し、熱々のうちにお召し上がり下さい。
豆を挽いている時の幸せな香りも、長生きの秘訣だと私は信じています。

(2)薄めるのもおすすめ。
もし刺激が強いようなら、お湯で薄めたり、ミルクや豆乳などで薄めるのもおすすめです。
薄めることで、胃への負担はずっと少なくなると思います。

(3)朝か昼のコーヒーがおすすめ。
朝目覚めが悪い時には、ピッタリのブレンドです。パチッと目が覚めると思います。
でも「朝は胃の調子が悪い・・・」という方は、控えた方が良いでしょう。

またコーヒーの刺激に弱い方は、午後以降は控えた方が無難です。
夜眠れなくなってしまうと困りますので。

「生豆屋のコーヒーは胃に優しい」といつもご好評いただいております。
しかし今回の新ブレンドは「健康のため」とはいえ、ちょっぴり刺激が強く、皆さまにご提供するのは大冒険でもあります。

とりあえず私も胃が弱い方ですが、このブレンドは大丈夫なので、皆さまも問題無いかと思いますが・・・
もしお試しいただけるなら、ご感想をお待ちしております!

きまめや
生豆屋(きまめや)

パーキンソン病とコーヒー

パーキンソン病は腸から始まるらしい

高齢化に伴って増加しているパーキンソン病。脳の神経細胞の一部の働きが低下することで、体をうまくコントロールできなくなる病気です。パーキンソン病は長い間、脳だけの病気だと考えられてきました。
しかし最近の研究では、この病気が腸から始まる(腸内細菌の関与)可能性が指摘されているそうです。
実際、便通が1日1回未満の人は、2回以上の人に比べて4倍以上パーキンソン病になる確率が高いとか。

また岡山大学大学院・浅沼幹人教授の研究では、コーヒー成分の「コーヒー酸とクロロゲン酸」をパーキンソン病モデルのマウスに投与する実験を行い「コーヒー酸とクロロゲン酸の投与は腸管の神経障害を明らかに抑制する」としています。
そもそもコーヒーなど嗜好飲料を多く摂る人のパーキンソン病発症率は、摂らない人に比べ40~50%も低いという疫学的データもあるそうです。

ところで腸内細菌の改善といえば、ちょっと前に「免疫力アップにはコーヒーが効果的かも?」というお話をしましたね。
最近よく健康関連の話に出てくる、腸内環境。
それにコーヒーが良い影響を与えているようなので、安心しました。
もし悪影響を与えているなら、大好きなコーヒーを我慢しなければならないですからね。

農薬の「ロテノン」が環境要因の一つ?

話は本題からそれますが、上記の研究結果の中で
ーーーーーーーーーーーーー
パーキンソン病発症の環境要因の1つと考えられている農薬の「ロテノン」を慢性投与してつくった、パーキンソン病モデルのマウス
ーーーーーーーーーーーーー

・・・という一文を見つけました。
農薬の「ロテノン」投与で、パーキンソン病モデルのマウスが出来るそうです。

ちょっと調べたところ「ロテノン(Rotenone)」は天然由来の農薬、殺虫剤で、アメリカのオーガニック認証団体でも2018年まで使用可だったようです。

心配になった私は、有機JAS認証団体にすぐ連絡をし「ロテノン」が弊社が入荷しているコーヒー産地で使われている可能性があるかどうかを確認しました。
すぐに返事があり、有機JAS認証の農園では「10年以上前から使用禁止」とのことでした。
正直、ホッとしました・・・。

コーヒーの農薬として現在「ロテノン」が一般的に使用されているかどうかは分かりません。
もしご存知の方がいたら、ぜひ教えてください。

参考:
「パーキンソン病と、コーヒーの関係性。」 全日本コーヒー協会
USDA Organic board proposes approving new chemicals, removing Rotenone, for use in organic farming GENETIC LITERACY PROJECT 
パーキンソン病が腸から始まるといえる、これだけの証拠」Reライフ
カフェインとその代謝産物がパーキンソン病診断のバイオマーカーになる―血液による診断とカフェイン補充治療への期待―
国立研究開発法人日本医療研究開発機構

きまめや
生豆屋(きまめや)

朝一番のコーヒーで「幸せ」な理由

朝一番に飲むコーヒーには、こだわりたいです。大切な時間なので。

幸せホルモンの分泌?

朝一番に飲むものは「コーヒー!」と決まっている方も多いのではないでしょうか。
私も、やっぱりコーヒーを選んでしまいます。
それは単に、私がコーヒー好きだからだと思っていましたが・・・

その理由を解明するような面白い記事「神経科学が証明、1杯目のコーヒーが脳に及ぼす5つの影響(※)」がありましたので、ご紹介したいと思います。

(1)コーヒーを飲もうと考える・・・ドーパミンを分泌

朝一番のコーヒーを飲もうかなと考え始めると、内分泌系がドーパミンを生成して分泌。
ドーパミンは「幸せホルモン」としても知られ、その日最初のコーヒーをもうすぐ飲めると思っただけで、気分が良くなるそうです。

(2)コーヒーを淹れる準備をする→パブロフ反応→ドーパミンを分泌。
自分が飲むコーヒーを入れたり、お気に入りのコーヒーショップに行くために車を運転したりといった動きが、さらに多くのドーパミンを分泌するそうです。

(3)コーヒーの香りをかぐ→過去の経験を突然思い出させる強力な脳のトリガー。
米国化学会誌によれば、「コーヒーの香りは十数個以上の遺伝子の発現とタンパク質発現量の変化を同時に発生させる」としています。

(4)コーヒーを飲む→目が覚める。
カフェインは身体にすばやく吸収されるため、ほんの数分で脳に到達するそうです。
脳に達したカフェインは、アデノシンという睡眠欲求を高めるホルモンを引き付ける神経細胞の一部に結合。これにより、アデノシンは神経細胞と結合できなくなるので、神経が覚醒して、目が覚め、イキイキとした気分に。
学習と記憶の能力を高める神経伝達物質であるグルタミン酸を分泌するそうです。

(5)余韻を味わう→眠りから覚めたときとは対照的な状態。
最初のコーヒーを飲み終える頃に、その日最高のパフォーマンスを出せる状態に達します。
1杯目のコーヒーのおかげで、目覚めた時点とコーヒーを飲み終わった時点で大きな違いを実感できるそうです。

幸せホルモンいろいろ

この記事を読んだとき、確かに!と思いました。
日々当たり前になっている「朝のコーヒー」の一連の動作も、理由があったと思うとスッキリします。
なお2杯目、3杯目になると、だんだん上記の効果は薄れていくそうです。
だから朝一番だけは、ゆずれないのですね。

(1)と(2)で出てきた「ドーパミン」の他にも、「幸せホルモン」と呼ばれるものがあるそうです。
ひとつは心のバランスを整えるホルモン「セロトニン」。
太陽の光を浴びたり、運動したりすると増えるそうです。
また「セロトニン」は睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの原料にもなるので、良質な睡眠を取るのにも良いそうです。
確かに日光浴すると、穏やかで幸せな気持ちになれる・・・気がします。

もう一つは「オキシトシン」。
ハグやキスなどスキンシップによって分泌されるホルモンとして、よく知られていますね。
でも実は、自分で自分をハグしても「オキシトシン」が出てくるそうです。
私も不安な気持ちになったとき、よく自分の頭や肩をなでて「大丈夫、大丈夫」「よく頑張っているね」とつぶやいています。
ちょっと変な人って感じですかね?
結構お勧めですけど・・・。

(※)神経科学が証明、1杯目のコーヒーが脳に及ぼす5つの影響 ライフハッカー[日本版]

Your First Cup of Coffee Does These 5 Surprising Things for Your Brain Each and Every Day
BY GEOFFREY JAMES, CONTRIBUTING EDITOR, INC.COM

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鮮度と味わいの関係

鮮度と味わいをリンクさせる

「焙煎してから何日たった?」
「ミルで挽いてから何分・何秒たった?」

美味しいコーヒーを入れる上で、とても大事なポイントですね。特に「コーヒーの香り・まろやかさ」が鮮度により大きく変わってきますので、ぜひ観察してみてください。

ハンドドリップ(ペーパーやネル)やプランジャー(フレンチプレス)だと、抽出中にその鮮度が目に見えて分かるため、抽出されたコーヒーの味わいとリンクできて楽しいですね。
具体的には「焙煎後何日目→蒸らした時の膨らみ加減→抽出後の味わい」という感じで、頭の中で整理できます。

一方、電動コーヒーメーカーやマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)では、コーヒーの鮮度は見えにくいです。蒸らしている状態が見えないので、分かりにくいですね。
でも鮮度が見えなくても、香りは絶対裏切りません。
例えコーヒーメーカーで抽出過程が分からなくても、香りから十分に鮮度を予測できます。

そしてその香りを知るには、どうしてもミルが必要です。まだミルをお持ちでない方は、安価なプロペラ式ミルでも十分ですので、ぜひご検討下さい。
挽きたての味わいは「全く別物」ですから・・・

一番鮮度が分かるエスプレッソ

さらにカフェで使われる業務用エスプレッソマシンだと「挽いてから何秒経ったか?」でクレマ(泡)の量が明かに変わります。
特にエスプレッソやアメリカーノ(エスプレッソをお湯で薄めたもの)は、コーヒー表面のクレマが命(と私は思っています)なので、「挽いたらすぐ抽出!すぐ提供!」が鉄則です。ミルクを入れないので、誤魔化しがきかないのです。

特にエスプレッソは、抽出後、刻一刻と味わいが変化していきます。
新鮮な豆の入れたてエスプレッソは、何とも言えない深みのあるまろやかでコクのある味わいです。
しかし、時間の経過とともに苦味酸味渋みが強くなり、まろやかさはすぐに消えてしまいます。
エスプレッソは抽出も早いですが、劣化も本当に早いのです。
花の命は短くて・・・ですね。
※イタリア語でエスプレッソ(ESPRESSO)=「急行列車、速い」の意味。

エスプレッソメニューを作る順番

一人しかバリスタ(コーヒーを作る人)がいなくてラテとエスプレッソの注文が同時にあったら、作る順番はまずはラテ、その後にエスプレッソです。エスプレッソは繊細なので、作ってすぐに出せるよう、順番は一番最後になります。
エスプレッソの注文が数杯同時にある時は、出来たところからお客様に持って行きます。
もちろんカウンターでお客様にすぐ出せるようになっていれば、一番楽ですね。

つまり、イタリアのバール(カフェ)のように「カウンターでエスプレッソを受け取ったらすぐに砂糖を入れて1分以内に飲み終える」のがベストだと思います。
バリスタの素早い抽出と、お客様の素早い飲み込み(摂取?)が、エスプレッソの醍醐味と言えるでしょう。

でも、私が行ったイタリア・ローマのバールでは、クレマのあるエスプレッソには殆ど出会えませんでした。
いつもカウンターで飲んでいたので「抽出後すぐ!」ではあったのですが、豆自体が古過ぎました。
そのため、まろやかでコクのあるエスプレッソは殆ど無かったです。
もう十年前のお話です。今は自家焙煎のお店も増えて、鮮度にこだわったバールも増えたかも知れませんね。
またいつか、行ってみたいです。

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