コーヒー豆は植物だった(燻蒸その1)

コーヒー生豆は植物扱い

コーヒー豆は生きている豆(生豆)として輸入されるのはご存じでしょうか? つまり、輸入する時点では「食品」ではなくて「植物」扱いになります。 

ここで、「あっそう」と納得してはいけません。 
「食品」であれば、輸入時に検疫を受けずに日本国内に入ることもありますが、「植物」であるために、サンプリング検査を受けなければなりません。 
この検査で日本に居ない有害な虫が見つかると、一体どうなるでしょう? 
 

こわい消毒

病害虫を殺すために、薬剤で消毒(くんじょう)することになります。 
消毒といっても「ケガしたから消毒しときましょうね」 というレベルのものではありません。 
コーヒー豆の中にいる病害虫を、じわりじわりと殺す・・・ 
これは消毒というよりも殺虫と言う方が正しいですね。 

ここで主に使用される薬剤は、「臭化メチル」というもの。
一体どんな薬で、どのようにくんじょうされるのでしょうか。

<参考>
燻蒸その2 臭化メチルとは
燻蒸その3 残留基準は無し
燻蒸その4 臭化メチルに代わるもの
燻蒸その5 安全な燻蒸?
燻蒸その6 産地燻蒸の話
燻蒸ってどんなもの?
有機栽培(オーガニック)豆に害虫が見つかったら?

きまめや
生豆屋(きまめや)