新型コロナについて3 感染後の発症を防ぐ?

とにかく免疫力を上げる

新型コロナ対策1対策2でもお話ししましたが、新型コロナを生き抜くためには免疫力がとても大事とのことです。
有効な薬とワクチンがまだ無いなかで、重症化するかしないか、重症化したあと命を落とすかどうかは、みなさんが持っている免疫力で決まると言っても過言ではないと思われます。

ということで今日は、免疫力アップのための重要なポイント「睡眠」について掘り下げたいと思います。

ウイルス感染・発症するのは「睡眠中」が多い

朝起きた時に「のどが痛い」「だるい」「風邪気味」と感じることはありませんか?寝る前まで元気だったのに。
これは睡眠中に体の免疫力が落ちるためだそうです。

寝ている間は、免疫細胞も活発に働けません。
また、口で呼吸している人は、鼻や喉の粘膜が乾きやすくウイルスが貼り付き増殖しやすくなるとか。

逆に粘膜が湿っていると、ウイルスが増殖しにくいそうです。
これは、湿度を50%以上に保つと、ウイルスの95%は活動できなくなるためです。
新型コロナウイルスも同じで、湿度が50%・気温23度以上で、活動が収まると言われています。

ではどうしたら良いでしょうか。
とりあえず・・・寝るときにもマスクをしませんか?

N95のウイルス対応マスクである必要はありません。
息苦しくならない布マスクで十分(湿度95%)ですし、コロナ対策でマスクをする理由(ページ一番下のリンク先)で紹介した「ハンカチでできる簡単マスク」でOKです。
目的は、湿度と温度を上げるためなので。

マスクが嫌な方は、寝室の湿度を上げるのはいかがでしょうか?
加湿器も役立つかも知れません。

睡眠の質と量が悪いと免疫力が落ちる

・悪い睡眠とは:中途覚醒や浅い睡眠が多い。睡眠時間が5時間以下、または9時間以上
・良い睡眠とは:深い眠りが多い。睡眠時間が5-9時間。

悪い睡眠だと、免疫力が落ちると言われています。
睡眠不足はもちろんダメですが、長く眠りすぎるのも良くないのですね。

とりあえず良い睡眠にするには、どうしたら良いでしょうか?
色々なアイデアがあるかと思いますが、ここではコーヒー(緑茶・紅茶も含む)についてお話ししたいと思います。

ご存知の通りコーヒーにはカフェインが入っていますね。
このカフェインには様々な健康効果があるのは、いままでお話しした通り。
でも「カフェイン耐性が弱い人」がコーヒーを寝る前に飲むと・・・
眠れなくなってしまう可能性があります。

また利尿作用で、寝ている間にトイレに行きたくなってしまうかも知れません。
トイレのために睡眠が中断されるのは、とても残念ですね。

これはコーヒーだけに限らず、緑茶や紅茶でも同じ事が言えます。
特に抹茶は、エスプレッソと同じくらい強く作用する
と考えてもらって良いかと思います。

もちろん、コーヒーも色々な濃度がありますね。
自分でコーヒーを作る方なら、「これくらいの濃度なら大丈夫」という基準をすでに持っている方も多いと思います。
免疫力を高める(腸内フローラの改善を助ける)コーヒーの効果を十分取り入れつつ・・・
睡眠にも影響を及ぼさないように、上手にお付き合いいただければと思います。

店長の考察

睡眠時間は、食事量や運動量も大きく関係するので、一概に何時間寝るべきか、とは言えませんね。
私は一日2食(たまに1食)しか食べないので、胃腸の仕事が少なく、必要睡眠時間は6時間くらいです。
その他、一日中パソコンの前に座っていると、運動不足で寝付きが悪くなります。
また日光に全然当たらないと、なかなか眠れないです・・・・光合成が必要なのでしょうか(植物系?)

とりあえず「睡眠」が免疫力を左右する重要なポイントになっているのは確かです。

・睡眠中は免疫力が下がる(ウイルスに弱くなる)。
・良質な睡眠が免疫力を上げる。

「睡眠中は免疫力が下がるけど、ウイルス防御&熟睡できれば免疫力アップ!」
と、覚えておいていただければと思います。

参考:

新型肺炎コロナウイルスについて1「コーヒーと免疫力」
新型肺炎コロナウイルスについて2「ちょっと待って抗生物質」

新型肺炎コロナウイルスについて4「重症化を防ぐ」
新型肺炎コロナウイルスでマスクが必要な理由

新型コロナでコーヒーの香りが分からない?

いま、免疫力を高めよう~新型コロナ、感染へのそなえ~(NHK)
風邪を引くのは睡眠中 免疫低下に加湿&安眠で対抗
日経Gooday
空気感染しない新型コロナ、換気なぜ必要?
(Asahi.com)

きまめや
生豆屋(きまめや)

新型肺炎コロナウイルスについて2「ちょっと待って!抗生物質」

前回は、新型肺炎コロナウイルスについて「コーヒーと免疫力の関係」についてお話ししましたね。
できるだけ免疫力を高めること、そしてコーヒーはその効果を高めるかも知れないことをお話ししました。

今回も引き続き「新型肺炎コロナウィルスについて(その2)」についてお話ししたいと思います。

その抗生物質、ちょっと待って!

新型肺炎のコロナウイルスに、抗生物質は予防にも治療にも効果が無い。」という記事を見つけました。

風邪もウイルスによるものが殆どなので・・・・「抗生物質は風邪には効かないかも?」
細菌性の肺炎にも、予防の効果は無いので・・・「抗生物質と肺炎予防は関係ないかも?」
抗生物質は、万能薬ではありません。

効かないだけならまだ良いのですが・・・
むしろ逆効果の恐れがあるかも?

前回お話ししましたが、人間を病気から守る免疫細胞の7割は腸に集まっていて、腸内フローラを良好に保つことで免疫力を発揮できます。
しかし抗生物質を使いすぎると、関係のない腸内細菌を殺す影響で腸内フローラのバランスが崩れる危険もあるそうです。

だから、「ちょっと風邪気味だな。前に病院でもらった抗生物質が残ってるから飲んでおこう。」というように 自己判断で飲まないようにくれぐれもお気を付け下さい。

抗生物質が有効な肺炎の種類は?

細菌性肺炎や、マイコプラズマなどによる非定型肺炎には、抗生物質が有効だそうです。そのため、原因となっている病原体(細菌やウイルスなど)が何なのかを見極めることがとても大事だとか。

またコロナウイルスによる肺炎でも、冒頭でお話ししましたように「抗生物質で治療」も、 「肺炎が重症化した場合」に限りありえるそうです。そのため、医師の判断がとても大事になってくると思われます。

新型肺炎コロナウイルスに負けない対策

しかし現時点では、精度の高い検査方法が確立されていませんし、すぐに検査を受けられる訳でもありません。
肺炎になってもコロナウイルスによるものか、細菌性か、判断が難しいです。
そのため、とにかく・・・

(1)予防につとめる(とくに免疫力の低い高齢者・持病のある方など)
(2)健康維持のため免疫力を高める(コロナウイルス対策の実践、コーヒーも楽しみましょう!)
(3)風邪薬代わりに自己判断で抗生物質を飲まない(腸内フローラを大切に!)、医師の判断を仰ぎましょう

ことが大事かと思います。
かつては、風邪の重症化を防ぐためという理由で、または肺炎予防という理由で、抗生物質を処方する医師も多かったようです。
でも、今は違います。
「風邪やインフルエンザには効かないかも」、
「自己判断では飲まない、医師に相談する」ことを、よく覚えておきましょう。

もちろん、やみくもに抗生物質を否定している訳ではありません。
持病や術後の感染症を防ぐ等のために、抗生物質が必要な場合もありますね。
たとえば感染症がきっかけとなって起きる「敗血症」は、命に関わる病気ですので絶対に防がなくてはなりません。
ということで、抗生物質を飲む場合は医師の指示に従い、決められた期間にしっかり飲むようにしましょう。

店長の考察

高齢の母のことが心配で色々と調べているうちに、その内容を皆さまにもお知らせしたくなりました。
当の本人はケロッとしていて、よくマスクも付け忘れていますが。

コロナウイルスについては確定した情報が少なく、
 現在世界保健機関(WHO)がパンデミックではないと強調しながらも、世界各国の首脳陣が相当慌てているので、実はまずいのでは?
・・・という不安も確かにあります。

でも、心配しすぎてもストレスになりますね。心配で寝不足になったら、免疫力も下がってしまいますし。

ということで、仮にかかっても軽症(できれば無症状)で済むように、免疫力アップを目指して日々できることから始めましょう!

2020年4月14日追記
イブプロフェンなどの抗炎症薬の服用は症状を悪化させる可能性がある」という説もありました。イブプロフェンは解熱鎮痛剤の主剤ですね。
発熱時の安易な解熱剤の使用は身体を守る免疫反応を抑えてしまい、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。まず、十分な休養と栄養、水分の摂取、そして寒気が強い場合は体を温めること、熱が出てきたら腋(わき)の下や首の後ろを冷やすことなどが大切です。
比較的安全に使える解熱剤はアセトアミノフェンという成分だそうです。
自己判断での薬の服用には、くれぐれもご注意下さい。

<参考リンク>
新型肺炎コロナウイルスについて「コーヒーと免疫力」
新型肺炎コロナウイルスについて3「感染後の発症を防ぐ?」
新型肺炎コロナウイルスについて4「若い人の重症化」
新型肺炎コロナウイルスでマスクが必要と思われる理由

新型コロナでコーヒーの香りが分からない?

きまめや
生豆屋(きまめや)

新型肺炎コロナウイルスについて コーヒーと免疫力

免疫力を高めるのが大事

世界中で、新型コロナウイルスが大きな問題になっています。新型コロナウイルスについて詳しい事はよくわかっていないようで、確たる治療法もないと言われています。
そんな時、頼りになるのは免疫力です。

免疫力とは何でしょう?
それは、外から侵入した細菌やウイルス、または体内で発生したガン細胞などを撃退する「自己防衛システム」のことです。
免疫力は、加齢とともに低下したり、強いストレスや睡眠不足、偏った食生活でも低下すると言われています。免疫力を高める方法はないのでしょうか。

腸内フローラの改善

人の腸にはおよそ1000種類以上、100兆個以上の細菌が住んでいると言われています。
それを顕微鏡で見ると「お花畑(フローラ)」のようになっているため、「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。

実は、体中の免疫細胞の約7割が腸にあると言われており、腸内フローラを良い状態に保つことで免疫力を高めることができるそうです。

具体的には、発酵食品(昔ながらの製法のもの)や食物繊維、ポリフェノールなどの抗酸化物質を積極的に摂ることが大事です。
腸内フローラの改善は、様々な成人病や肥満、アレルギーの予防にもつながりますので、ぜひこれを機に詳しく調べてみていただければと思います。

その他、免疫力を高めるためには、バランスの取れた食事と十分な睡眠、適度な運動、入浴(※)、ストレスを貯めず笑うこと(おかしくなくても笑うと多少効果があるらしい)など。
※自宅で簡単に実践できてお金のかからない「ヒートショックプロテイン入浴法」がお勧めです。

ところで、腸内フローラの改善に役立つ「ポリフェノールなどの抗酸化物質」は、確かコーヒーにも入っていましたね?

コーヒーが免疫力を上げる?

最近の研究で、コーヒーを1日2杯以上飲んでいた人は、それ以下か全く飲まなかった人に比べて腸内フローラのバランスが優れているという研究結果が発表されていました。

また、コーヒーの摂取量が多い人の腸内細菌は種類が豊富で、抗炎症的であり、代謝異常や肥満に関連する細菌が少ない傾向にあったそうです。

腸内フローラに良い影響を及ぼす具体的な理由は分かっていないそうで、恐らくコーヒーに含まれるカフェインか、それともポリフェノールなどの抗酸化物質が関連している可能性が示唆されています。

ということで、とりあえず腸内フローラ改善のためにコーヒーを我慢する必要は全く無く、むしろ積極的に楽しめるのが嬉しいですね。

店長の考察

2020年2月27日現在、新型肺炎の情報があまりにも少なく、安全なワクチンや特効薬も確立されていません。
感染力がかなり強いようですが、とにかく出来るだけ感染しないよう(感染が遅くなるよう)に気をつけましょう。
特に、高齢の方、糖尿病や心臓病など持病のある方、妊娠中の方などは、人混みを避ける等くれぐれもお気を付け下さい。

そして健康維持のために、免疫力を高めておくことも大事です。
腸内フローラの改善が必要と判断した場合は、上記の提案の他にサプリメントを補給することも検討しましょう。
私は元々サプリメント反対派ですが、今回は緊急を要するので仕方無いかも知れません。

その他、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)のことや、サイトカインストームによる多臓器不全を防ぐため
血糖値を上げすぎないようにすること(糖質摂りすぎ注意)、などもお話ししたかったのですが・・・
長文になるので今回は諦めたいと思います。
もうすでに長文ですね、すみません。

私自身はかなり健康的な生活を送り(コーヒーも毎日しっかり飲んでいるので)大丈夫とは思いますが。
万一感染したときに、気付かず無症状のうちに他の人に移してしまうかも・・・と思うと、心配で仕方ありません。

ということで、まずはしっかり予防しましょう!
そして、一日も早く収束しますように・・・

<参考>
新型肺炎コロナウイルスについて2「ちょっと待って!抗生物質」
新型肺炎コロナウイルスについて3「感染後の発症を防ぐには」

新型肺炎コロナウイルスについて4「重症化を防ぐには」
新型コロナ対策でマスクをする理由

新型コロナでコーヒーの香りが分からない?

きまめや
生豆屋(きまめや)