生豆の保存方法

過保護にしないこと

「焙煎豆の保存」の時は、密閉して、冷蔵庫に入れて等注意点がありましたが、「生豆の保存」のポイントは「過保護にしない!」ことです。とりあえず、日の当たらない風通しの良いところに置いておくのが良いでしょう。
長期保存する場合は、湿気を嫌うので通気性のよい袋に入れてちょっと高い所に置くか、ぶら下げておくのも良いですね。
お風呂場のような湿ったところに置かなければ、大丈夫です。

なお、生豆をできるだけフレッシュな状態のまま保存したい場合は、密閉して冷蔵庫に入れてる方法もあります。
ただしその場合は、結露しないように冷蔵庫から出したら常温に戻るまでビンの蓋を開けないように気を付けてください。
また、冷蔵庫の中では他の食品の臭いが付く恐れがあります。臭いが移らないよう、必ずしっかり密閉した状態で保存して下さい。

とりあえず、「生豆」は生きている種子です。長く保存する場合は、過保護にしないで風通しの良い所に置いておくのが一番だと思います。

どのくらい保存できるの?

保存状態が良ければ、1年は保存できます。私が家で保存している生豆は、通気性の良い袋に入れて放ってありますが、3年以上経った今も大丈夫です。もちろん品質はだんだん落ちていきますが。

古い生豆は水分が抜けて、焙煎しやすく味もまろやかになりますが、豆の本来の香りや個性が失われていき、最後には香りがだいぶ抜けた感じになります。また、保存状態が悪いとカビ豆が増えるリスクもありますので、ご注意下さい。

新しい生豆は個性豊かな美味しさがありますが、古い生豆に比べるとまろやかさは感じにくいです。
古い豆も新しい豆も、それぞれ長所・短所があります。
でも同じ豆でも、焙煎時期をずらすことによって、違う味わいを楽しめるのも面白いですね。

ちなみに私だったら、新しい豆を購入したいです。もし古い豆にしたくなったら、自分の家で保管した方が安心ですので。高温多湿でカビ豆にならないように、注意もできますからね。
ということで、当店ではできるだけ新しい豆を仕入れるように、いつも配慮しています。自分が欲しいものだけを販売したいので・・・。

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きまめや
生豆屋(きまめや)