有機JASマークってどんなもの?
簡単に言うと、化学的に合成された肥料、農薬を原則として使用しない農産物や農産物加工食品につけられるマークのことです。
このマークが無いと、「有機栽培○○」「有機○○」「オーガニック○○」と呼ぶことができません。
有機JAS法施行当時はほとんど見かけませんでしたが、最近は様々な加工食品や農産物についています。これは、有機栽培に対する消費者の意識が高まってきた証拠ではないでしょうか。
有機加工農産物(有機栽培コーヒー豆)の製造に携わっている者としては、嬉しい限りです。
ところで、有機JASマークがどんな形かご存知ですか? 生豆屋(きまめや)ウェブサイトの一番上、少し右寄りに貼ってある雲の形みたいなマーク(中にJASと書いてある)です。よろしかったらご覧下さい。
このマークは、太陽・雲・植物をイメージして作られたそうです。
言われてみれば、左の○が太陽、右のくっついた2つの○が雲、真ん中の葉が植物・・・に見えてきますね。たぶん。
とりあえず上記の有機JASマークをクリックすると、弊社の有機JAS認定証を確認することができます。
生豆と焙煎豆は別認定
弊社の有機認定証を見ると、小分け業用と製造業用の2つあるのが分かりますね。小分け業は「生豆」用、製造業は「焙煎豆」用になります。
「焙煎の有無だけの違いでは?」と私も思うのですが、法律ではキッチリ分かれていて、別々に認定を受ける必要があります。
#もちろん、認定料も2倍になります(泣)。
さらに当店では、海外の有機認証のみを受けているガラパゴスも取り扱っているため、それらの豆と区別する必要もあります。
例えば、保管場所は有機JAS認証豆としっかり分ける等々。細かく規定で決められていて、それを守らなくてはなりません。
その他にも、有機認定ならではの大変な作業が沢山ありますが、また次の機会にでもご紹介できればと思います。
<参考>
有機栽培豆に害虫が見つかったら?
意外と知られていない有機栽培の意味(無農薬・減農薬表示はダメ)
有機JAS法から学ぶこと