アメリカンコーヒーとは?
コーヒー豆の焙煎度合いは、8段階に分けて表示されることが多いです。大まかにいうと、下記の通りです。
ライトロースト・・・・ごく浅煎り
シナモンロースト・・・浅煎り
ミディアムロースト・・やや浅めの中煎り
ハイロースト・・・・・中煎り
シティロースト・・・・やや深めの中煎り
フルシティロースト・・やや深煎り
フレンチロースト・・・深煎り
イタリアンロースト・・ごく深煎り
「アメリカンコーヒー」は、ミディアムロースト(浅めの中煎り)の豆をたっぷりのお湯でいれたコーヒーのことで、お湯で割って薄くしたコ ーヒーのことではありません。
・・・という説明文を良く見かけます。
しかしお湯をたっぷり注ぐアメリカン珈琲は、「コーヒーのお湯割り」にかなり近いものがあります。
そういう訳で、日本のカフェ・レストランではよくお湯で薄めた「アメリカンコーヒー」なるものが出されるのです。
お湯割り一つ!
アメリカン珈琲は、お湯をたっぷり注ぐ方が良いのでしょうか。それとも和風アメリカンでお湯割りの方が良いのでしょうか。
私は、むしろ和風「お湯割りコーヒー」アメリカンの方が美味しく召し上がれると思います。
なぜならドリップで抽出する場合、薄くするために沢山お湯を注ぐよりも、通常通りの湯量で入れてからお湯で割った方がずっと美味しいからです。
抽出しすぎ(抽出オーバー)は、特に浅めの焙煎だとイヤな渋みや酸味が出やすくなります。ですから、浅煎り、中煎り程度の豆を使う時は、濃いめに入れるくらいのつもりで抽出する方がおすすめです。
そして薄い味わいが好きなら、堂々と「お湯割り一つ!」で行きましょう。