コーヒー豆のカビ毒によって発病する可能性のある病気
コーヒー豆について調べていたところ、面白い本を見つけました。
「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(英名:The Bulletproof Diet)」という書籍名で、数年前にベストセラーになったようです。
この著者は、コーヒー豆のカビ毒に気をつけないと大変なことになると言っています。
低度のカビ毒:心身の働きが鈍くなる
高度のカビ毒:心筋症、ガン、高血圧、腎臓病、脳損傷・・・
「安いコーヒーが低コストなのは、低品質の豆を使っているだけでなく カビ毒に冒されがちな痛んだ豆を高い割合で含んでいるから」と言い切っています。
コーヒー豆からよく見つかるカビ毒(マイコトキシン)は、発がん性物質であり脳にも炎症を起こしてしまう可能性があるそうです。
熱分解されにくい性質のため、焙煎しても消えることはありません。
私は常にコーヒーの農薬による発がん性・健康被害を心配していましたが、カビ豆も要注意だったのですね。
今まで、下記の理由でカビ豆を除去し続けてきて、本当に良かったです。
味が悪いので除去してましたが、体にも悪かったとは
当店では、カビ豆は美味しくないので開店当初(20年前)から頑張って除去し続けています。
以前試しにカビ豆だけ集めて焙煎し、飲んだことがあるのですが・・・・
コーヒーの香りとは全く違い、別の飲み物のようだったのを覚えています。
ドクダミ茶をさらに濃くして独特の風味を足した感じでしょうか。
飲めないほど不味くは無いですが、「もう飲みたくない」と思ったので除去することに決めました。
自分が飲みたく無いものを、お客様に提供できませんので。
結果として、本当に体に良いコーヒーを提供できていたことが分かり、とても嬉しいです。
欠点豆の除去は大変?
当店でも、日々スタッフ達が欠点豆を除去していますが、本当に大変な作業です。こんな細かい作業ができるのも、日々の出荷量を制限させていただいているおかげですね。
大手のように大量に焙煎・出荷していたら、カビ豆のような欠点豆を除去するのは不可能ではないでしょうか。
カビ豆は機械で除去することができず、目視で丁寧に除去するしかありませんので。
デカフェ(カフェインレス)にカビ豆が多い理由
ところで以前オーガニック・デカフェを扱っていましたが、本当にカビ豆が多く除去が大変でした。
「水分量が多いせいかな?」と思っていたのですが、実はカフェインが抜けているためカビが生えやすいそうです。
なるほど。カフェインが無いと、カビも生息しやすい訳ですね。
鮮度が落ちると、味わいが一気に落ちるのもデカフェの特徴です。
この品質劣化の速さは、もしかしたらカビが影響しているのかも知れませんね。
もしデカフェを購入したい場合は、新鮮な豆を扱っているお店、欠点豆を除去しているお店を選ぶ方が無難だと思います。
なお当店では残念ながら、現在オーガニック・デカフェをお取り扱いしておりません。
当店ではできるだけ新しい生豆を入手しているため鮮度は問題無いのですが、ただでさえ高価なオーガニック・デカフェ豆にカビ豆の除去等を考えると価格が高騰してしまいます。 デカフェが大好きだったお客様のご期待に応えたいのですが・・・
ご要望にお応えできず、大変恐縮です。