格安アイスコーヒーの中身

お値段を検証

紙パック詰めのアイスコーヒーが、1本(1リットル)で198円で売っているとします。
そのアイスコーヒーは、通常スーパー等の小売店向けに1本70円~80円で取引されるそうです。
100円ちょっとの上乗せ分は、一日中冷蔵庫で冷やしておく必要がありますし、賞味期限切れで在庫処分という最悪のケースも考えると当然のことかも知れません。

格安アイスコーヒーの中身は?

とりあえず、コーヒー豆専門店で販売されているようなアラビカ種100%コーヒー豆の可能性はかなり低いです。

代わりにロブスタ種の豆が使われることが多いです。
ロブスタは、インスタントコーヒーの原料としても良く使われ、安価で抽出時に色が出やすく、濃いコーヒーを演出してくれるのが特徴。
味わいは・・・ストレートで飲むと泥臭くてビリビリと刺激があり、かなり強烈な味わいです(普通不味くて飲めません)。
カフェインもアラビカ種の約2倍含まれているので、体への刺激も強くなります。
#ただし、ロブスタを深煎りにして2割程度の配合に抑えたブレンドであれば、結構美味しいコーヒーになります。

ロブスタのおかげで、薄いコーヒーでもしっかり色が付きます。そこにコーヒーの香りがする薬品(香料)でも入れれば、ばっちりコーヒー味に!
本当に香料の威力って、すごいなーと感心してしまいます。
「赤色にしてイチゴの香料を入れれば、イチゴ味!」と良く似ていますね。

このようなアイスコーヒーだと、どうしてもミルクやガムシロップを沢山入れてしまう、という話は良く聞きます。
安全・新鮮で美味しい豆から作ったアイスコーヒーだったら、ブラックで十分美味しいのですが・・・。

きまめや
生豆屋(きまめや)