MCTオイル・コーヒーとは

MCTオイル+豆乳+長寿ブレンド
ミルク無しでもカプチーノのような口当たり。

前回は「完全無欠コーヒーとは何か?」についてでしたね。
クリーミーで美味しい「完全無欠コーヒー」の作り方をご紹介しておりますので、よかったらご覧下さい。
今回は完全無欠コーヒーの材料の一つ「MCTオイル」についてお話ししたいと思います。

MCTオイル・コーヒー

コーヒーはそのまま何も入れずに飲むのが一番!という方も多いかと思います。私もその一人ですが・・・
もし「クリーミーで美味しいコーヒー」があり、それを飲むと腹持ちが良いうえに健康維持もできるとしたら、ちょっと嬉しいですね。

コーヒーに健康的なオイルを入れて乳化させると、そんなクリーミーなコーヒーを作ることができます。
前回紹介した「完全無欠コーヒー」もその一つですが、その中で使われていたMCTオイルにはどんな効果があるのでしょうか。

そもそも油(オイル)って体に良いの?

一昔前は、油自体が体に悪い、できるだけ摂らないようにした方が良いという考えが主流だったかと思います。
でも最近はカロリー神話が崩れ、油はむしろダイエットや成人病予防に欠かせない素材になってきました。
もちろん積極的に摂って「良い油」と「悪い油」があるので、そこはくれぐれも間違えないようにお気を付け下さい。

(A)積極的に摂りたい油

MCTオイル
ココナッツ等からとれる中鎖脂肪酸。
一般的な油よりも消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われ体に蓄積されにくいのが特徴。
燃焼するときにケトン体をつくるが、これは脳のエネルギーになる物質。
そのためアルツハイマー病予防にもその効果が期待されている。
※乳化させることで吸収が良くなります。

亜麻仁油、エゴマ(しそ)油
がんの進行と炎症反応を抑制するEPA(オメガ3必須脂肪酸)を体内で合成。
※その他、血栓予防や炎症抑制、抗アレルギー作用、脳細胞の機能維持等の働きがあります。

オリーブオイル
オメガ9脂肪酸で、主成分のオレイン酸は動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防。

(B)できるだけ摂らない方が良い油

マーガリン、ショートニング(トランス脂肪酸:心臓疾患のリスク増)
オメガ6必須脂肪酸:べにばな油、コーン油、ごま油、サラダ油など
——-
本来オメガ3系:オメガ6系=1:4の比率で摂取するのが望ましいとされていますが、現代人の食生活ではバランスが崩れ、オメガ3系:オメガ6系=1:10-40になるとも言われています。
そのため、オメガ6必須脂肪酸はで「きるだけ摂らないようにする」くらいで、ちょうどバランスが良くなります。

完全無欠コーヒー(MCTオイル入りバターコーヒー)について店長の考察

グラスフェッドバターでオメガ3を、
MCTオイルで中鎖脂肪酸を、
そしてカビ豆を含まないオーガニックコーヒーを合わせて最強のコーヒーを提案しているのは分かりました。
バター風味のクリーミーな「完全無欠コーヒー」は、腹持ちも良く確かにお勧めです。

ただ乳製品アレルギーの方は、元祖・完全無欠コーヒー(バターコーヒー)は飲めないですね。
あとすでにガン治療中の方は、バターなどの乳製品は控えた方が良いそうです。
乳製品に含まれる外因性のインスリン様成長因子(IGF-1)を摂るとガン細胞の成長が刺激されてしまうためです。
そんな方には、他の乳化できるものを加えたMCTオイルコーヒーがおすすめです。
前回紹介した「ココナッツミルク大さじ4杯と、MCTオイル大さじ1-2杯」も良いですね。その他にも・・・

たとえば豆乳。
豆乳大さじ1-2杯と、MCTオイル1-2杯をコーヒーにいれて攪拌すれば、大豆レシチンが働いて乳化してくれます。

本当はオメガ3が含まれる亜麻仁油も入れたい所ですが、加熱に弱い上、独特の臭いが強く、コーヒーには合いませんでした。
その他「エゴマ油」は無臭とのことで、もし試してみて美味しかったらぜひ教えて下さい。

「油とコーヒーとか気持ち悪い」と思っている、そこのあなた。
お気持ちは大変良く分かります。
でも成人病が心配になった時にこの記事をちょっと思い出していただき、いつかお役に立てれば嬉しいです。

<参考>
要注意!コーヒー豆のカビ毒
カビ豆ってどんな豆?
完全無欠コーヒーとは?
バタースコッチ風ギーコーヒーの作り方
今朝のMCTコーヒー

きまめや
生豆屋(きまめや)

完全無欠(Bulletproof Coffee)コーヒーとは?

完全無欠コーヒーの作り方

以前ご紹介した書籍「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(英名:The Bulletproof Diet)」の中で、 「完全無欠コーヒー(英名:Bulletproof coffee)」というものを朝食代わりに摂ることを推奨していました。

完全無欠コーヒー・・・すごい名前ですね。
どんな風に「完全無欠」なのか、ちょっと見てみましょう!

【用意するもの】

用意するもの

(1)入れたてコーヒー(250ccくらい、できれば挽きたての豆から作って)
(2)無塩グラスフェッドバター 大さじ1-2杯
(3)MCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル) 大さじ1-2杯 

【作り方】
材料を全部ブレンダーに入れます。20-30秒攪拌して、出来上がり。
※よく混ぜて、乳化させて下さい。

材料を全てブレンダーに入れる(分離した状態)
材料を全部ブレンダーに入れる。

ちゃんと混ざると、ふわふわクリーミーな口当たりでコクのあるコーヒーに仕上がります。

混ぜて出来上がり
20-30秒攪拌した後。

グラスに注いで・・・
グラスに注ぐと、こんな感じ。

このコーヒーを飲むと「脳を活性化させて、食べ物への渇望から解放する」・・・つまり健康的で、効率よくダイエットできると言っています。

私は現在、朝起きてすぐに一杯のコーヒー(普通に抽出したもの)を飲みますが、ちょっと小腹が空いてきたあたりで、アレンジ版「完全無欠コーヒー」を飲んでいます。
おかげで、本当に、午前中はお腹が空かないです。
満腹でもなく、空腹でもなく、ちょうど満たされた感じです。
そのため「昼何食べよう?」と考える必要が無く、午前中の作業効率が高くなります。
朝食抜きのプチ断食をしたい方にも、良いかも知れませんね。

完全無欠コーヒーの材料について

(1)完全無欠コーヒーに使われるコーヒーについて
まずカビ豆はダメです。
カビ豆に含まれるカビ毒(マイコトキシン)は、発がん性物質で脳にも炎症を起こしてしまう可能性があり、
焙煎しても消えないことは前回お話しした通りです。
そのため、カビ豆が除去されたコーヒー豆を使いましょう(生豆屋のコーヒーがおすすめです!)。

次にコーヒーのカフェインでが大事で、エネルギーを高めるだけでなく脳内の炎症を防ぎ、認知機能の衰えを軽減、 アルツハイマー病の発症リスクを低下させます。
そのためデカフェ(カフェインレス)ではなく、自然なままの(カフェイン入りの)コーヒー豆を使いましょう。

またコーヒーに含まれる油(コーヒーオイル)は、強力な抗炎症性物質で、酸化ストレスやDNAダメージを防いでくれます。
そのため出来るだけオイルを抽出できるように、フレンチプレスや金属製フィルターなどを使いましょう。
※器具が無い方は、「茶こしドリップ」でもオイル抽出できます

(2)グラスフェッドバターとは?
牧草を食べて育った牛のミルクで作ったバターのことです。
一般的なバターは穀物を食べて育った牛のミルクを使うのに対し、
グラスフェッドバターは牧草だけを食べて育った牛のミルクを使用しています。
グラスフェッドバターに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、2:1というバランスで現代人には非常にうれしいバランスなのだとか・・・
※オメガ3系脂肪酸は、血栓予防や炎症抑制、抗アレルギー作用、脳細胞の機能維持等の働きがあります。

このバターは、日本で入手するのは難しいようですね。
代わりに「良質な無塩バター」で作っても、近い味わいのコーヒーができました。

バターとコーヒーの相性はとても良く、意外な美味しさでビックリしました。
そのためMCTオイルが無くても、バターとコーヒーをブレンダーで混ぜて「バターコーヒー」を楽しむのもお勧めです。
バターコーヒーだけでも、十分食欲は抑えられますので・・・
ちなみに、私は有塩バターの方が好きでした。コーヒーが少し甘く感じられて・・・スイカに塩みたいですね!

もし普通のバターだとオメガ3が足らない・・・ということでしたら、
イワシやサバ、サケ、マグロなど脂の多い魚や、貝類をあとから食事で摂るのはどうでしょう?
亜麻仁油やエゴマ油を毎日少し摂るのも良いですね。

なお著者は、グラスフェッドバターが入手困難な場合はココナッツミルク大さじ4杯と、MCTオイル大さじ1-2杯でも 代用可としています(バター風味は無くなります)。

ここで「バターやMCTオイルは太る!」というご意見があるかも知れませんが、バターやMCTオイル自体は糖質ほぼゼロなので大丈夫です。
一緒に砂糖を入れたり、小麦粉たっぷりのケーキを一緒に食べると、一気に糖質が増えてしまうのでご注意下さい。

なおMCTオイルは、体質によっては強く作用しすぎるため、心配な方は小さじ1杯から試していくことをお勧めします。

<参考>
要注意!コーヒーのカビ毒
カビ豆ってどんな豆?

きまめや
生豆屋(きまめや)

カビ豆ってどんな豆?

カビ豆って具体的にどんな豆?

前回コーヒー豆からよく見つかるカビ毒(マイコトキシン)は、発がん性物質であり脳にも炎症を起こしてしまう可能性があり、焙煎しても消えないことをお話ししました。詳しくは、要注意!コーヒーのカビ毒をご覧下さい。

その後、何人かのお客様から「カビ豆ってどんな豆?」というご質問をいただきましたので、今回ご紹介したいと思います。

欠点豆「カビ豆」
カビ豆だけ集めて飲むと、ドクダミ茶を濃くしてさらに臭いを足したような・・・もう飲みたく無い味わいでした。

豆が凸凹に欠けて、黒ずんでいるのが分かりますでしょうか?
生豆の状態の方が見つけやすいので、焙煎する前に除去出来ればベストですね。

基本的に、新しい豆を入荷できるお店(豆の回転が速い店)であれば、この程度のカビ豆を除いていけば大丈夫でしょう。
・・・といっても、これを沢山の豆の中から見つけ出すのは本当に大変なことです。
特に自然乾燥式(ナチュラル)で精製された豆、オーガニックの豆は、カビ豆のような欠点豆が多い傾向にありますね。
当店のスタッフ達も、日々欠点豆の除去に大奮闘しております。

特に「挽いた豆」を購入される方は、要注意
挽いた後では、カビ豆を除去することは不可能ですから。
そのため、欠点豆除去に前向きに取り組んでいる、当店のようなお店を見つけるのが一番良いでしょう

カビ豆が見えないのに、明らかにカビ臭い「古いデカフェ」

「古いオーガニック・デカフェ」
古いデカフェ。カビは見えなくても、全体的にカビ臭い。

前回、デカフェ(カフェインレス)豆はカフェインが抜けているため、カビが生えやすいというお話しをしました。
ちょうど手元に、1年前のオーガニック・デカフェ生豆がありましたので、その写真も掲載しておきました。

写真を見ていただくと分かる通り、目立ったカビ豆はあまり見つかりません。
でも、これを焙煎すると明らかにカビ臭くて、飲めたものではありません(実験のため飲みましたが)。

全体的にカビていく感じは、デカフェの特徴でしょうか?
このあたり輸入業者さんに聞いても分からなかったので、原因不明のままです。
あんなに美味しかったデカフェが、しばらく置いたらこんなに味わいが変わってしまうなんて・・・

風味が落ちてきたため、販売を断念したデカフェの生豆達。
もちろん、再度販売する予定はありません。
引き続き、どのように変化するか実験を続けていければと思っています。

<参考>
デカフェ(カフェインレス)とは?
要注意!コーヒーのカビ毒

きまめや
生豆屋(きまめや)

要注意!コーヒー豆のカビ毒

コーヒー豆のカビ毒によって発病する可能性のある病気

コーヒー豆について調べていたところ、面白い本を見つけました。
「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(英名:The Bulletproof Diet)」という書籍名で、数年前にベストセラーになったようです。
この著者は、コーヒー豆のカビ毒に気をつけないと大変なことになると言っています。

低度のカビ毒:心身の働きが鈍くなる
高度のカビ毒:心筋症、ガン、高血圧、腎臓病、脳損傷・・・

「安いコーヒーが低コストなのは、低品質の豆を使っているだけでなく カビ毒に冒されがちな痛んだ豆を高い割合で含んでいるから」と言い切っています。

コーヒー豆からよく見つかるカビ毒(マイコトキシン)は、発がん性物質であり脳にも炎症を起こしてしまう可能性があるそうです。
熱分解されにくい性質のため、焙煎しても消えることはありません

私は常にコーヒーの農薬による発がん性・健康被害を心配していましたが、カビ豆も要注意だったのですね。
今まで、下記の理由でカビ豆を除去し続けてきて、本当に良かったです。

味が悪いので除去してましたが、体にも悪かったとは

当店では、カビ豆は美味しくないので開店当初(20年前)から頑張って除去し続けています。
以前試しにカビ豆だけ集めて焙煎し、飲んだことがあるのですが・・・・

コーヒーの香りとは全く違い、別の飲み物のようだったのを覚えています。
ドクダミ茶をさらに濃くして独特の風味を足した感じでしょうか。
飲めないほど不味くは無いですが、「もう飲みたくない」と思ったので除去することに決めました。
自分が飲みたく無いものを、お客様に提供できませんので。
結果として、本当に体に良いコーヒーを提供できていたことが分かり、とても嬉しいです。

欠点豆の除去は大変?

当店でも、日々スタッフ達が欠点豆を除去していますが、本当に大変な作業です。こんな細かい作業ができるのも、日々の出荷量を制限させていただいているおかげですね。
大手のように大量に焙煎・出荷していたら、カビ豆のような欠点豆を除去するのは不可能ではないでしょうか。
カビ豆は機械で除去することができず、目視で丁寧に除去するしかありませんので。

デカフェ(カフェインレス)にカビ豆が多い理由

ところで以前オーガニック・デカフェを扱っていましたが、本当にカビ豆が多く除去が大変でした。
「水分量が多いせいかな?」と思っていたのですが、実はカフェインが抜けているためカビが生えやすいそうです。
なるほど。カフェインが無いと、カビも生息しやすい訳ですね。

鮮度が落ちると、味わいが一気に落ちるのもデカフェの特徴です。
この品質劣化の速さは、もしかしたらカビが影響しているのかも知れませんね。
もしデカフェを購入したい場合は、新鮮な豆を扱っているお店、欠点豆を除去しているお店を選ぶ方が無難だと思います。

なお当店では残念ながら、現在オーガニック・デカフェをお取り扱いしておりません。
当店ではできるだけ新しい生豆を入手しているため鮮度は問題無いのですが、ただでさえ高価なオーガニック・デカフェ豆にカビ豆の除去等を考えると価格が高騰してしまいます。 デカフェが大好きだったお客様のご期待に応えたいのですが・・・
ご要望にお応えできず、大変恐縮です。

<参考>
カビ豆ってどんな豆?
デカフェ(カフェインレス)とは?

きまめや
生豆屋(きまめや)

こってり「ナッティ・コーヒー」の作り方

ナッティ(nutty)=ナッツの香り?

ニュージーランド姉妹店でコーヒー豆を売っていると、「ナッティ(ナッツのような風味/豊かな風味)なものはどれ?」 と聞かれることがあります。
スタッフ達には「香ばしく風味豊かなもの」をお勧めするように指導していますが、それが本当にナッツのような風味か?
・・・と聞かれると、難しいです。
オーガニック・フェアトレード認定で何の香料も入っていないコーヒー豆なので、あくまで「豊かな風味」という解釈ですね。

でも、ナッツは糖質制限中の人にピッタリな素材。
食物繊維が多く空腹感を満たすので、ダイエット中の方にもお勧め。
乳製品がダメな人にも大丈夫。

この素材を使って、何とか健康的で美味しいコーヒーはできないか?と思っている時に「ピーナッツバター」が目に入りました。

試しにコーヒーと合わせて見たら・・・美味しかったです。
今まで餡子コーヒー、緑茶コーヒー、塩コーヒー・・・と様々な異色コーヒーを試しましたが、(私的には)これが一番美味しいです。
味わいは「こってり系」ですが、植物性油脂(オレイン酸・リノール酸)で成人病予防にもお勧めなのが嬉しいですね。

ということで早速ピーナッツバター入りコーヒー、名付けて「ナッティ・コーヒー」の作り方をご紹介したいと思います。

「ナッティ・コーヒー」の作り方

【材料】 1人分

・ピーナッツバター(無糖、スムースタイプ) 大さじ1-2
・新鮮な入れたてコーヒー(どの入れ方でもOK) 1杯分

【作り方】

コーヒースプーン一杯と、ピーナッツバター

(1)カップにピーナッツバターを入れ、熱いコーヒーもスプーン一杯だけ入れてよく練り混ぜる。
最初は分離するかも知れませんが、頑張って混ぜるとクリーミーに混ざります。

よく混ぜる

(2)(1)にスプーン1杯のコーヒーをさらに加え、よく混ぜる。これをあと1-2回繰り返す。

よく混ぜる

(3)(2)に残りのコーヒーをゆっくり混ぜながら注ぎ、出来上がり。

大さじ2杯、コーヒー150ccのナッティ珈琲
この記事を書きながら飲んでいる「大さじ2杯のピーナツバターとコーヒー150cc」で作ったナッティコーヒー。かなりピーナッツに近い色でナッティな味わいです。

※(1)(2)で練り混ぜる時に、小さな泡立て器を使うと混ぜやすいです。
※(1)で練り混ぜる時にココアパウダーも入れると、チョコ風味のナッティコーヒーができます。
※お好みで、甘味やお好みのミルク・クリームを入れてもお楽しみいただけます。
※冷めると、ピーナッツバターが分離してカップの底に沈殿することがあります。その場合は温め直して、よくかき混ぜてお召し上がり下さい。
————-

早速ニュージーランド姉妹店のバリスタ達にも、アレンジ版で「ナッティ・モカチーノ」を作ってもらいました。
ピーナッツバターにエスプレッソ・チョコレートパウダーを一緒に練り混ぜて、クリーミーに泡立てたミルクを注いだもので、さらに満足感のある味わいに。
こちらは、チョコ&ナッツ好きの方にお勧めです。
エスプレッソメーカーをお持ちの方は、良かったらお試し下さい。

【参考】ナッティ・モカチーノの作り方

チョコレートパウダーを一緒に

(1)ピーナッツバターにチョコレートパウダーを入れる。

エスプレッソを注ぎ、分離しないようよく混ぜる

(2)エスプレッソを注ぎ、分離しないようよく混ぜる

クリーミーに泡立てた牛乳を注いで、ナッティ・モカチーノの出来上がり

(3)クリーミーに泡立てた牛乳を注ぎ、チョコパウダーをふりかけて出来上がり。

きまめや
生豆屋(きまめや)

最適なコーヒー豆の保存場所

前回は、「「最適なコーヒーの保存容器」についてでしたね。なぜコーヒー豆の真空パックや缶詰がダメなのか、についてもお話ししました。

今回は、最適な保存場所についてお話ししたいと思います。
————–
以前にも保存場所について提案しましたが、焙煎度合いや季節については言及しませんでした。
あまり複雑なことを書くと、混乱を招いてしまうから、、、との判断でした。
しかし焙煎加減によって豆の状態は異なります。
また真夏と真冬では全く気温が異なるこの国では、やはり季節の違いも無視できないと思いました。

それでは、最適な保存場所について考えてみましょう。

「できるだけ酸化させたくない!」なら・・・

せっかく新鮮なコーヒー豆を入手したら、できるだけ鮮度を保持したいですね。
鮮度の保持を一番に考えたら、季節を問わず「密閉」して「冷蔵」保存が一番です。
※寒い地域で、庫内と温度が変わらない(またはそれ以下)でしたら、もちろん常温で大丈夫です。

特にお店で挽いてもらった場合は、粉々になって豆の表面積が大幅に増えていますので、酸化が一気に早まります。
粉々になっている場合は、焙煎加減や季節にかかわらず、できるだけ「密閉」して「冷蔵」保存しましょう。

冷蔵庫ではなく、冷凍庫の方が低温で良いのですが・・・
夏季に冷凍庫に入れると、密閉容器を開けた時に一気に焙煎豆が結露してしまい豆が湿気ってしまうので要注意。
酸化が遅れても、湿気って豆がよく蒸れないのは残念ですね。
ということで、湿気が少なくなるように、ここでは無難に「冷蔵庫」をお勧めしています。
※密閉して冷凍保存し、開封する前に常温に近くなるまで待てば、冷凍でも結露を最小限に防ぐことができます。

深煎りコーヒー豆の保存場所

深煎り豆ですと、時間の経過とともに豆の表面に油が沢山出てきます。
この油はもともとコーヒー豆に含まれているもの(コーヒーオイル)で、香りやコクを演出してくれる優れものです。

しかし浅めの焙煎豆と違って表面に出てきてしまっているので、酸化も進みやすいのは確か。
そのため夏季は特に、「冷蔵庫」で密閉保存した方が安心です。

深煎り豆

浅煎りコーヒー豆の保存場所

浅煎り豆ですと、コーヒー豆の中に油がとどまっているため、表面の油についてはあまり心配する必要がありません。
本当に浅い焙煎だと、仮に1年経っても油は全く出てきません。
そのため、一週間から10日くらいで飲みきる分は「常温保存」で大丈夫です。
それ以降に飲む分は、冷蔵保存しましょう。

浅煎り豆

話は脱線しますが。
見た目が新鮮かどうか分からないので、スーパー等で売られている焙煎豆は浅煎りが多いですね。
これは常温で長い期間流通させる場合は、どうしても浅煎りの焙煎豆が便利だからです。

浅煎りなら、鮮度が不明なだけでなく、袋や器具が油で汚れないので清掃が簡単。
また焙煎が浅ければ浅いほど、水分がコーヒー豆に残っているため重量が減らず、コーヒー豆代も節約できます。
製造・販売するメーカー側にとっては、嬉しいことばかりですね。

しかし、焙煎が浅いほどコーヒー豆成分の刺激が強くなるのも確か。
私はとても浅い焙煎のコーヒーを飲むと、刺激で胃が痛くなります。そのため、当店の豆は全てやや浅め(中煎り)かそれより深い焙煎加減になっています。
自分が飲めない豆を、お客様に売ることはできませんので。

深煎り豆(濃い茶色)の方が苦くて体への刺激が強そうですが、実際には浅煎り豆(薄い茶色)の方が強いのは面白いですね。
もし「コーヒー飲むと胃が痛くなる」と感じている方がいたら、それは鮮度や農薬の問題だけでなく、焙煎加減が合っていないのかも知れません。

鮮度による味わいの違いを知りたいなら・・・

私だけかも知れませんが、焙煎豆なら常温保存した方が「焙煎日からの味わいの変化」を楽しめるような気がします。
到着した日の味わいと香り、その次の日の味わいと香り・・・
そういう変化を楽しみたいなら、焙煎加減にかかわらず「密閉」して「常温」がお勧めです。
一番違いが分かる期間(3日間~一週間)に飲み切れる分だけを目安にして、常温保存するのはいかがでしょうか。
※それ以降に飲む分は、密閉して冷蔵保存しましょう。


どのように保存するかは、お客様次第。
仮に袋のまま常温で置いておいても、香りは日々落ちていきますが美味しい豆はそれなりに美味しいものです。
できるだけ酸化を遅らせて香りを保持することも大事ですが、まずは新鮮で美味しい豆を入手することから始めましょう。

きまめや
生豆屋(きまめや)

最適なコーヒー豆の保存容器

最適な保存容器
最適な保存容器の例

前回は、「「コーヒー豆の鮮度による味の違い」についてでしたね。焙煎当日から3日後までについて、味わいの変化を詳しくお話ししました。

今回は、それ以降の味わいを左右する保存方法、特に保存容器についてお話ししたいと思います。

密閉保存が大事!

3日目以降の味わいについては、正直お客様がどのような状態で保存されるかによりだいぶ異なります。
密閉度の低い容器で高温の場所に置いたら、香り・味わいは一気に落ちてしまいます。
特に「香り」をできるだけ残したいなら「密閉容器」は必須ですね。

以前あるお客様から、「生豆屋のコーヒー豆を冷蔵保存しておくと、冷蔵庫を開ける度にコーヒーの香りがして嬉しい」と言われてびっくりしました。
思わず「それは密閉されていない証拠です!すぐに密閉度の高い容器に移し替えて下さい!」とお願いしたことがあります。
コーヒーの香りは有限ですから・・・冷蔵庫内でばらまいたら、勿体ないです。

また冷蔵・冷凍庫内の食品臭は意外と強く、それをコーヒー豆がしっかり吸収してしまうので要注意です。
コーヒー豆は多孔質構造で、下手な消臭剤よりも消臭効果が高いのです。コーヒー豆を挽いたら食品臭が・・・・では悲しいですね。

私が愛用しているのは、ガラス密閉ビンです。
ガラスなので遮光性はなく、直射日光が当たらないよう注意が必要です。
でもフタ部分にゴムパッキンが付いているので密閉度が高く、コーヒー豆の様子もビンを開けずに確認できるので気に入っています。

「深煎りでこの気温だと、やっぱり3日目でこのくらい油が出るな。」
「焙煎浅いと油は殆ど出ないな」
「今日は結露が多いな。早く冷蔵庫に戻そう(冷蔵保存の場合)」
などと、日々観察するのが大好きです。
・・・コーヒー豆を観察するのは、私くらいでしょうか。

他にも色々と密閉容器はあるかと思いますので、どれでもお好きなものをお使い下さい。

また「面倒だから購入時の袋のまま保管する」という方も多いかと思います。
袋のままだと少し劣化が早まるかと思いますので、ちょっとだけ工夫してみてはいかがでしょうか。
例えば、

・ガス抜き用の穴が空いていたら、テープでその穴をふさいで保管する。
・もう一枚袋(できるだけ密閉度の高いもの)で包んで、二重にして保管する。
この2つだけでも、長期的にみるとだいぶ変わってくると思います。

真空パックや缶詰は不可能な理由

そんなに「密閉!」というなら、発送時も真空パックや缶詰にすれば良いのでは?と思われるかも知れません。
でも弊社は焼きたての豆を発送するため、真空パックや缶詰にすることができないのです。
新鮮な豆は「炭酸ガス」を放出しつづけるので、もし真空パック・缶詰にすると風船のように袋・缶がふくらんでしまうからです。

その膨らんだ袋が宅配時に何かの拍子に圧迫され、破裂するという問題が数回起こりました。
そこでバルブシートを貼り、わざわざ袋に空気穴を付けてから出荷している次第です。

では、真空パックや缶詰で売られているコーヒー豆は、なぜ膨らんでいないのでしょうか?
それは、炭酸ガスが完全に抜けるまで保管してから袋詰め・缶詰めするからです。
梱包前に焙煎豆なら3日から1週間程度置いて、完全にガス抜きをします。

・・・私が一番美味しいと思う時期に「密閉するために放置してガス抜き」?!
そのガスの中にも沢山香りが含まれているのに・・・勿体ないです!!(2回目)

ガスが抜けきるまでにお客様にお届けできて、ご自宅で密閉保存し、味わいの変化を楽しんでいただければ私達も嬉しいです。

きまめや
生豆屋(きまめや)

コーヒー豆の鮮度による味わいの違いを知る

鮮度が分かる、分からない?

コーヒー豆焙煎機
コーヒー豆焙煎機

ご存知の方も多いかと思いますが、弊社は「焙煎日発送」が鉄則です。そのためお届け日を指定されても、ご要望にお応えできないことも。

先日お客様に「焙煎が一杯で、お届け指定日には間に合いません。その翌日でしたら焙煎・発送が可能です。」
とご案内したところ、「そこまで鮮度にこだわる理由が全く分からない」と言われてしまいました。

「一日古くても、味わいの違いは自分には分からない。分かる人の方が少ないのでは?」
「購入した後どうせ2-3週間かけて飲むから、そこまでこだわる意味が無い」とのことでした。

確かに一日古い豆でも良ければ、かなり作業は楽になりますし、出荷量も増やすことが出来ます。
自家焙煎店でも焙煎後1週間以内に売り切るお店、2週間以内に売り切るお店など色々ありますし、その方がずっと豆のロスも少なくガス代も節約できます。
またご指摘の通り「味わいの違いが分からないお客様」も、いらっしゃるかも知れません。

でも「分かる方には分かる」ので・・・そこはどうしても譲れないのです!

さらに、その日に発送する豆の種類によって鮮度が変わってしまうのも心配です。
もし「A様宛のコーヒー豆は焼きたてだけど、B様のコーヒー豆は1日古い」ということが起これば、公平性に欠けてしまいます。

それを某ファストフード店で例えると・・・
「ポテトを注文したら、フニャフニャだった。前回注文したときは揚げたてカリカリだったのに」
という感じでしょうか。
そういう不公平なことが、弊社では絶対起こってはならないのです。

・・・そんな風にポテトでがっかりするのは、私くらいですかね?

鮮度による味わいの変化を知る

ここで、焙煎日からの味わいの変化を見てみましょう。

【焙煎当日】
香りやコクが少なめ、まろやかさ控えめ。透明感のある味わいです。

【焙煎後、翌日・翌々日】
豊かな香りが最も出る時で、コク・まろやかさも増します。私(店長)が一番お勧めの飲み頃です。

【焙煎後3日以降】
まろやかさはそのままに、香りが少しずつゆっくりと抜けていきます。
———
※味わいの変化は、下記条件を満たした場合に限ります。
(1)焙煎豆のままお買い上げいただき、抽出直前に挽いた場合。
(2)商品到着後しっかり密閉保存(夏期は冷蔵保存も)された場合。
(3)時間をかけてじっくり丁寧に焙煎されている場合(短時間焙煎・雑な焙煎だと、まろやかさが出ません)。

焙煎日に発送することで、ぜひ「味わいの変化」をご自宅でも楽しんでいただきたいです。
※焙煎当日の味わいを追求する場合は、生豆でご購入・ご自宅で焙煎していただくことをお勧めします。

「最高の一杯のためにどうしても妥協したくない!」という気持ちが大きく、他にも色々とこだわりがあって大変ですが・・・・
私達のコーヒーを支えて下さっているお客様のおかげで、何とか続けることができています。
本当に有り難い限りです。これからもご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。

きまめや
生豆屋(きまめや)

フラットホワイト・カフェラテ・カプチーノの「ミルクの泡の違い」

前回は、「ドリップ式の挽き加減」についてお話をしましたね。 今日は「バリスタトレーニング」その2で、カフェのメインメニューについてお話ししたいと思います。 [E:cafe] まずはメニューを覚えてください!と言われてしまい・・・ 以前、私(店長)がニュージーランドでバリスタトレーニングを受けたことをお話ししましたね。 今度は、実際に生豆屋の姉妹店(Coffee House Organic, Ponsonby, New Zealand)でお客様にコーヒーを出してみたいと思い・・・ バリスタ達に「修行させて!」とお願いしたところ、「まずはコーヒーのメニューを覚えて下さい!」と言われてしまいました。 ごもっともです・・・ 私は普段ブラックコーヒーを飲むことが多く、なかなか「ミルク入りコーヒー」について覚える気になりませんでした。 でもニュージーランドは酪農の国で、ミルク入りコーヒーが標準。面倒くさいとか言っていられませんね。 とりあえず、カフェのメニューについて理解を深めるところから始めたいと思いました。 [E:cafe] フラットホワイト・カフェラテ・カプチーノの「ミルクの泡の違い」 フラットホワイトは、ニュージーランド・オーストラリアで人気のメニュー。 ミルクを泡立ててエスプレッソと合わせるカフェラテ・カプチーノと、とてもよく似ています。 でも一体どこが違うのでしょう? 泡が多い順に並べると、下記の通りです。 —————– カプチーノ > カフェラテ > フラットホワイト —————– コーヒーとミルクの比率は、シングルショットかダブルショットかでも異なるため、お店によって違います。 姉妹店はダブルショット(コーヒー豆を倍量使う)が標準なので、コーヒーが比較的濃いです。 その他、カプチーノだけはチョコレートパウダーやシナモンを振りかける。カフェラテだけは、グラスに注ぐ。 ・・・などお店によって色々違いがありますが、ここではバリスタ目線で「ミルクの泡の特徴」についてご紹介したいと思います。 —————– フラットホワイト(Flat white): ミルクをあまり泡立てず、全体的にサラサラした感じにする。 エスプレッソとミルクがよく混ざって一体感があるように仕上げる。 カフェラテ(Cafe latte): フラットホワイトより空気を含ませるように泡立て、より厚みのあるもったりした口当たりになるように仕上げる。 エスプレッソとミルクの一体感は、フラットホワイトとカプチーノの中間くらい。 カプチーノ(Cappuccino): カフェラテよりもさらに空気を含ませるように泡立て、ふわふわした口当たりの泡をたっぷりのせる。 ミルクの泡の層がより厚くなり、泡部分とコーヒー部分の一体感はあまり感じられない。 —————– 果たしてこの「泡」の違いを分かって注文しているお客様が、どのくらいいるのでしょうか。 最近は、フラットホワイトがカフェラテ化してきて、違いが殆ど無くなりつつある・・・という話も聞きました。 どうもサラサラしたミルクコーヒーよりも、ちょっともったりしている方が好まれる傾向がありそうです。 もちろん、お店によって各コーヒーメニューの定義が異なるのは日本と一緒。 どれも全く同じように泡立てて、泡とミルク部分の比率だけ変えて提供するお店もよくあるそうです。 姉妹店での統計ですが、フラットホワイトを注文する人が70%くらい。その他カフェラテやカプチーノなどが少しずつ。 日本の喫茶店で「ブレンドひとつ」が、「フラットホワイトひとつ」にあたるのかも知れませんね。 とりあえずそれを注文すれば、間違い無いだろう・・・という感じでしょうか。 ちなみに私は、カフェラテの泡が一番好きなので、フラットホワイトがラテ寄りになってきているのは大歓迎です。 適度にもったりクリーミーでコーヒーとの一体感もあるのが良いですね^^
きまめや
生豆屋(きまめや)

自分好みのコーヒーに出会うためのヒント その1 「ドリップ式の挽き加減」

前回は、「日本人だけ?カフェイン耐性」についてお話をしましたね。 ところで皆さんは、「自分好みのコーヒー」がどんなコーヒーご存知ですか? お客様から「おすすめコーヒー豆」を聞かれたとき、私はいつも「きまめやブレンド」「きまめやブレンド深煎り」をとりあえずおすすめしています。 なんと言っても店長(私)一押しのオリジナルブレンドですからね。 でも、そこからさらにお口に合ったコーヒー豆や作り方が見つかるか知れません。 たとえば、もうちょっと苦い方が良いとか、もうちょっとあっさりした方が良いとか・・・ 今日は、自分にピッタリなコーヒーを見つけるためのヒント「挽き加減※」についてお話ししたいと思います。 ※挽き加減:コーヒー豆をどのくらい細かく粉々にするかの加減 [E:cafe] 挽き加減による味わいの違い(ドリップ式の場合) 粗挽きと細挽きで、どのように味わいの違いが出るかご存知でしょうか。 一般的なドリップ式(ペーパーフィルター、金属フィルター、ネル等)の場合だと 粗挽き:あっさりした味わい。豆を多めに使うと、まろやかでコクのあるリッチな味わい。 細挽き:濃く、酸味・苦味が強い味わい。豆を多めに使うと、さらに濃い味わい。 中挽きだと、ちょうど中間の味わいになります。 そのため当店では、ドリップ式の場合まずは無難に中挽きをおすすめしています。 もちろん、その時の気分に合わせて挽き加減や豆の量を調節できたら楽しいですね。 例えば・・・ ・とっておきのコーヒータイムだから、コーヒー豆を多めに使って粗めに挽く(リッチな味わい) ・脂っこい食事の後だから、粗めに挽く(あっさりした味わい) ・ミルクたっぷりでもコーヒーの味わいを楽しみたいから、細めに挽く(濃い味わい) ・成人病予防でしっかりコーヒー成分を抽出したいから、細めに挽く(濃い味わい)等々。 お手元にミル(グラインダー)があると、コーヒーの味わいの幅もぐっと広がりますね! ただ、コーヒー豆は挽いた瞬間に香りの半分が飛んでしまうと言われています。 粉々になることで一気に豆の表面積が増え、酸化も速くなり、味わいの劣化・体への負担も心配です。 そのため、できるだけ「抽出直前にミルで挽く」ことをおすすめしています。 もしお店で挽いてもらうなら、すぐ密閉容器に移し替えて冷蔵庫に保管しましょう。 低温保存することで、酸化を遅らせることができます。 ※コーヒー豆は消臭効果(臭いを吸収する効果)が強いため、冷蔵庫の食品臭が移らないように必ず密閉して下さい。   [E:cafe] ごく細挽きは注意! さらに濃いコーヒーをドリップ式で作ろうとして、パウダー状の極細挽きにすると・・・ フィルターが目詰まりして、抽出が止まってしまうことがありますのでご注意下さい。 特に、豆の量が多いと詰まりやすいです。 もし濃いコーヒーをドリップ式で作りたいなら、 (1)細挽き(パウダー状ではない)にして、 (2)お湯を注ぐ速度を落とす、のがおすすめです。 しっかり蒸らしたあと、時間をかけて少量ずつお湯を注いでみて下さい。細口ポットがあると、ゆっくり注ぎやすいですね。 まったりした味わいの濃いコーヒーをお楽しみいただけると思います。 もちろん、目詰まりしたコーヒーの方が美味しい!と思われる方もいらっしゃるかも知れません。 人の好みは十人十色なので、試してみるのも良いかと思います。 もし時間がかかりすぎて冷めてしまったら、沸騰しない程度に温め直せば大丈夫です。 濃いコーヒーならエスプレッソマシンやプランジャーで作る方が手っ取り早いですが、「ドリップ式ならではの濃いコーヒー」もなかなか良いものです^^ 以上、自分好みのコーヒーに出会うためのヒントになることを書いてみました。 他にも沢山ヒントがありますので、またご紹介して行ければと思います。
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