抗酸化作用があるコーヒーと合わせて最強!
コーヒーには強力な「抗酸化物質」が含まれていて、老化や生活習慣病予防に役立っていることは、ご存知の方も多いと思います。
これに足りなかった強力な「殺菌効果」が加わったら、最強だと思いませんか?
そこでご紹介したいのが、シナモンとコーヒーの組み合わせです。
シナモンは強力な「殺菌作用」があり、ブドウ球菌やサルモネラ菌、虫歯菌や肺炎・気管支炎を起こしやすい細菌に対しても抗菌効果を発揮してくれるそうです。
また痛みを和らげたり、リラックスする効果もあるとのこと。
鎮痛作用やリラックス効果はコーヒーにもありますので・・・もう最強ですね!
ということで、私が勝手に「最強シナモンコーヒー」と名付けました。
カプチーノのように泡立てたミルクの上に、パラパラとシナモンをかけるのは定番ですね。
その他ブラックコーヒーにシナモンを入れても、とても美味しくておすすめです。
ただシナモンパウダーをブラックコーヒーにかけると微粉がコーヒー表面に浮き、飲んでいる時にむせてしまうかも知れません。
(私は、むせてしまいます・・・。)
もしむせるのが嫌でしたら、抽出するときにコーヒー粉と一緒にシナモンパウダーを入れて抽出するのがおすすめです。
ペーパーフィルターだと多少目詰まりしますが、1-2杯分なら何とか許容範囲だと思います。
金属フィルターやプランジャー(フレンチプレス)でも、抽出後にしっかりフィルターを洗浄してシナモンの香りを落とせば問題無いと思います。
エスプレッソマシンのフィルターは洗浄しにくいものもありますので・・・どのくらい潔癖症かによりますね。
あとネルドリップは、残念ながらシナモンの香りが布に移ってしまうのでお勧めできません。
「カシア」と「セイロンシナモン」で全然違う成分
日本で流通している主なシナモンは、「カシア」と呼ばれるものです。
主な生産国は、中国、ベトナム、インドネシアなど。
シナモンに含まれる「クマリン」という成分が肝障害を起こすことが分かっていますが、「カシア」にはそれが特に多く含まれています。
そのため一日に摂取できる「カシア」の量は約1.5g、小さじ1弱程度になります。
なお、ベトナム産の「カシア」はさらに「クマリン」が含まれているため、1日の許容量は約0.9g、小さじ半分までになります。
一方「セイロンシナモン」はスリランカ産のものが多く、「カシア」に比べるときめ細かく色が薄いのが特徴で、高級品とされています。
また肝障害を起こす「クマリン」の量もずっと少なく、1日に摂取できる量は何と約360g!
どんなにシナモン好きでも、360gは食べられないですね・・・。
香りや口当たりも「カシア」より優しく、できれば健康のためにも「セイロンシナモン」を入手していただければと思います。
ご近所のスーパーで見つけるのは難しいかも知れませんが、通信販売なら購入できるかと。
私も「セイロンシナモン」の存在を知り、それを試してからは・・・もう「カシア」には戻れないですね。
シナモン摂取に注意すべき人は?
シナモンに含まれる香気成分「シンナムアルデヒド」が胎児へ悪影響を及ぼす恐れがあるため、妊婦さんは摂取しない方がいいと思います。
また持病のある人は、事前に医師に相談しましょう。シナモンは血糖値を下げるという嬉しい効果もありますが、薬との相乗作用で血糖値が下がりすぎてしまう恐れも。
お菓子やカレーにもよく使われるシナモン。あくまでスパイスなので摂りすぎることは無いかと思いますが、念のためご注意ください。
参考:
シナモンの取りすぎは健康によくないのですか?【食品安全FAQ】東京都福祉保健局