今朝のMCTオイルコーヒー

2杯目はMCTコーヒー。

いつも朝1杯目はブラックコーヒーで、2杯目はMCTオイルコーヒーです。バターやギーは入っていないので、完全無欠コーヒーではないですね。
2杯目にMCTコーヒーにする理由は、カプチーノみたいな口当たりで美味しいから、健康的だから・・・というのもありますが、お腹いっぱいになるから、が私にとって一番大事かも知れません。
朝ご飯やお茶菓子のことを考えずに午前中の仕事に集中できるのが嬉しいです。

今日のMCTコーヒーは、生豆屋の長寿ブレンド200cc+豆乳大さじ3+MCTオイル大さじ1をブレンダーで攪拌し、シナモンをかけました。この写真、MCTオイルコーヒーのページで使っちゃおうかな・・・

きまめや
生豆屋(きまめや)

MCTオイル・コーヒーとは

MCTオイル+豆乳+長寿ブレンド
ミルク無しでもカプチーノのような口当たり。

前回は「完全無欠コーヒーとは何か?」についてでしたね。
クリーミーで美味しい「完全無欠コーヒー」の作り方をご紹介しておりますので、よかったらご覧下さい。
今回は完全無欠コーヒーの材料の一つ「MCTオイル」についてお話ししたいと思います。

MCTオイル・コーヒー

コーヒーはそのまま何も入れずに飲むのが一番!という方も多いかと思います。私もその一人ですが・・・
もし「クリーミーで美味しいコーヒー」があり、それを飲むと腹持ちが良いうえに健康維持もできるとしたら、ちょっと嬉しいですね。

コーヒーに健康的なオイルを入れて乳化させると、そんなクリーミーなコーヒーを作ることができます。
前回紹介した「完全無欠コーヒー」もその一つですが、その中で使われていたMCTオイルにはどんな効果があるのでしょうか。

そもそも油(オイル)って体に良いの?

一昔前は、油自体が体に悪い、できるだけ摂らないようにした方が良いという考えが主流だったかと思います。
でも最近はカロリー神話が崩れ、油はむしろダイエットや成人病予防に欠かせない素材になってきました。
もちろん積極的に摂って「良い油」と「悪い油」があるので、そこはくれぐれも間違えないようにお気を付け下さい。

(A)積極的に摂りたい油

MCTオイル
ココナッツ等からとれる中鎖脂肪酸。
一般的な油よりも消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われ体に蓄積されにくいのが特徴。
燃焼するときにケトン体をつくるが、これは脳のエネルギーになる物質。
そのためアルツハイマー病予防にもその効果が期待されている。
※乳化させることで吸収が良くなります。

亜麻仁油、エゴマ(しそ)油
がんの進行と炎症反応を抑制するEPA(オメガ3必須脂肪酸)を体内で合成。
※その他、血栓予防や炎症抑制、抗アレルギー作用、脳細胞の機能維持等の働きがあります。

オリーブオイル
オメガ9脂肪酸で、主成分のオレイン酸は動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防。

(B)できるだけ摂らない方が良い油

マーガリン、ショートニング(トランス脂肪酸:心臓疾患のリスク増)
オメガ6必須脂肪酸:べにばな油、コーン油、ごま油、サラダ油など
——-
本来オメガ3系:オメガ6系=1:4の比率で摂取するのが望ましいとされていますが、現代人の食生活ではバランスが崩れ、オメガ3系:オメガ6系=1:10-40になるとも言われています。
そのため、オメガ6必須脂肪酸はで「きるだけ摂らないようにする」くらいで、ちょうどバランスが良くなります。

完全無欠コーヒー(MCTオイル入りバターコーヒー)について店長の考察

グラスフェッドバターでオメガ3を、
MCTオイルで中鎖脂肪酸を、
そしてカビ豆を含まないオーガニックコーヒーを合わせて最強のコーヒーを提案しているのは分かりました。
バター風味のクリーミーな「完全無欠コーヒー」は、腹持ちも良く確かにお勧めです。

ただ乳製品アレルギーの方は、元祖・完全無欠コーヒー(バターコーヒー)は飲めないですね。
あとすでにガン治療中の方は、バターなどの乳製品は控えた方が良いそうです。
乳製品に含まれる外因性のインスリン様成長因子(IGF-1)を摂るとガン細胞の成長が刺激されてしまうためです。
そんな方には、他の乳化できるものを加えたMCTオイルコーヒーがおすすめです。
前回紹介した「ココナッツミルク大さじ4杯と、MCTオイル大さじ1-2杯」も良いですね。その他にも・・・

たとえば豆乳。
豆乳大さじ1-2杯と、MCTオイル1-2杯をコーヒーにいれて攪拌すれば、大豆レシチンが働いて乳化してくれます。

本当はオメガ3が含まれる亜麻仁油も入れたい所ですが、加熱に弱い上、独特の臭いが強く、コーヒーには合いませんでした。
その他「エゴマ油」は無臭とのことで、もし試してみて美味しかったらぜひ教えて下さい。

「油とコーヒーとか気持ち悪い」と思っている、そこのあなた。
お気持ちは大変良く分かります。
でも成人病が心配になった時にこの記事をちょっと思い出していただき、いつかお役に立てれば嬉しいです。

<参考>
要注意!コーヒー豆のカビ毒
カビ豆ってどんな豆?
完全無欠コーヒーとは?
バタースコッチ風ギーコーヒーの作り方
今朝のMCTコーヒー

きまめや
生豆屋(きまめや)

完全無欠(Bulletproof Coffee)コーヒーとは?

完全無欠コーヒーの作り方

以前ご紹介した書籍「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(英名:The Bulletproof Diet)」の中で、 「完全無欠コーヒー(英名:Bulletproof coffee)」というものを朝食代わりに摂ることを推奨していました。

完全無欠コーヒー・・・すごい名前ですね。
どんな風に「完全無欠」なのか、ちょっと見てみましょう!

【用意するもの】

用意するもの

(1)入れたてコーヒー(250ccくらい、できれば挽きたての豆から作って)
(2)無塩グラスフェッドバター 大さじ1-2杯
(3)MCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル) 大さじ1-2杯 

【作り方】
材料を全部ブレンダーに入れます。20-30秒攪拌して、出来上がり。
※よく混ぜて、乳化させて下さい。

材料を全てブレンダーに入れる(分離した状態)
材料を全部ブレンダーに入れる。

ちゃんと混ざると、ふわふわクリーミーな口当たりでコクのあるコーヒーに仕上がります。

混ぜて出来上がり
20-30秒攪拌した後。

グラスに注いで・・・
グラスに注ぐと、こんな感じ。

このコーヒーを飲むと「脳を活性化させて、食べ物への渇望から解放する」・・・つまり健康的で、効率よくダイエットできると言っています。

私は現在、朝起きてすぐに一杯のコーヒー(普通に抽出したもの)を飲みますが、ちょっと小腹が空いてきたあたりで、アレンジ版「完全無欠コーヒー」を飲んでいます。
おかげで、本当に、午前中はお腹が空かないです。
満腹でもなく、空腹でもなく、ちょうど満たされた感じです。
そのため「昼何食べよう?」と考える必要が無く、午前中の作業効率が高くなります。
朝食抜きのプチ断食をしたい方にも、良いかも知れませんね。

完全無欠コーヒーの材料について

(1)完全無欠コーヒーに使われるコーヒーについて
まずカビ豆はダメです。
カビ豆に含まれるカビ毒(マイコトキシン)は、発がん性物質で脳にも炎症を起こしてしまう可能性があり、
焙煎しても消えないことは前回お話しした通りです。
そのため、カビ豆が除去されたコーヒー豆を使いましょう(生豆屋のコーヒーがおすすめです!)。

次にコーヒーのカフェインでが大事で、エネルギーを高めるだけでなく脳内の炎症を防ぎ、認知機能の衰えを軽減、 アルツハイマー病の発症リスクを低下させます。
そのためデカフェ(カフェインレス)ではなく、自然なままの(カフェイン入りの)コーヒー豆を使いましょう。

またコーヒーに含まれる油(コーヒーオイル)は、強力な抗炎症性物質で、酸化ストレスやDNAダメージを防いでくれます。
そのため出来るだけオイルを抽出できるように、フレンチプレスや金属製フィルターなどを使いましょう。
※器具が無い方は、「茶こしドリップ」でもオイル抽出できます

(2)グラスフェッドバターとは?
牧草を食べて育った牛のミルクで作ったバターのことです。
一般的なバターは穀物を食べて育った牛のミルクを使うのに対し、
グラスフェッドバターは牧草だけを食べて育った牛のミルクを使用しています。
グラスフェッドバターに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、2:1というバランスで現代人には非常にうれしいバランスなのだとか・・・
※オメガ3系脂肪酸は、血栓予防や炎症抑制、抗アレルギー作用、脳細胞の機能維持等の働きがあります。

このバターは、日本で入手するのは難しいようですね。
代わりに「良質な無塩バター」で作っても、近い味わいのコーヒーができました。

バターとコーヒーの相性はとても良く、意外な美味しさでビックリしました。
そのためMCTオイルが無くても、バターとコーヒーをブレンダーで混ぜて「バターコーヒー」を楽しむのもお勧めです。
バターコーヒーだけでも、十分食欲は抑えられますので・・・
ちなみに、私は有塩バターの方が好きでした。コーヒーが少し甘く感じられて・・・スイカに塩みたいですね!

もし普通のバターだとオメガ3が足らない・・・ということでしたら、
イワシやサバ、サケ、マグロなど脂の多い魚や、貝類をあとから食事で摂るのはどうでしょう?
亜麻仁油やエゴマ油を毎日少し摂るのも良いですね。

なお著者は、グラスフェッドバターが入手困難な場合はココナッツミルク大さじ4杯と、MCTオイル大さじ1-2杯でも 代用可としています(バター風味は無くなります)。

ここで「バターやMCTオイルは太る!」というご意見があるかも知れませんが、バターやMCTオイル自体は糖質ほぼゼロなので大丈夫です。
一緒に砂糖を入れたり、小麦粉たっぷりのケーキを一緒に食べると、一気に糖質が増えてしまうのでご注意下さい。

なおMCTオイルは、体質によっては強く作用しすぎるため、心配な方は小さじ1杯から試していくことをお勧めします。

<参考>
要注意!コーヒーのカビ毒
カビ豆ってどんな豆?

きまめや
生豆屋(きまめや)