コーヒーと糖質制限(炭水化物ダイエット)

糖質が低い食材。
糖質が低い食材。

糖質制限って何?

以前は、ダイエットといえば「カロリー制限」が主流でしたが、最近になって糖質制限という考えも台頭してきました。これは、糖質の過剰摂取によって、余った糖質(ぶどう糖)が、さまざまなトラブルを引き起こすことが分かってきたためです。肥満はもちろん、動脈硬化や2型糖尿病の進行、それによる心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすくなる等々。

では糖質は具体的にどんな食べ物に多く含まれるのでしょうか?
甘いお菓子、甘いジュース、ごはん、パン麺などの小麦粉製品、甘い野菜・フルーツなど。

逆に少ないのは?
肉、魚、卵、野菜(種類による)、大豆(豆腐、おからを含む)、海藻、油などなど。
「ダイエットに肉?」とピンと来ない方もいるかもしれませんが、肉魚は糖質ほぼゼロです。

もちろん、糖質制限(炭水化物抜きダイエットとも呼ばれる)については賛否両論がありますので、始める際には是非ご自身で色々調べていただく方が良いかと思います。特に持病がすでにある方は、必ず担当の医師に相談しましょう。

さて。前置きが長くなりましたが、今日は糖質制限に興味がある方のために「コーヒーの糖質」についてお話ししたいと思います。


コーヒーの糖質

結論から言いますと、抽出した「ブラックコーヒー」の糖質は100gあたり0.7gで、ほぼゼロに近いです。
糖質制限(ダイエット)中の方も、安心してお召し上がりください。

あと一緒に入れるミルク系の糖質は、だいたい下記の通りです(100gあたり)。
メーカーや種類による誤差がかなりありますので、各商品の成分表示をしっかりチェックしましょう。
※炭水化物とだけ書いてある場合もあります(炭水化物=糖質+食物繊維)
——-
豆乳 3g
ココナッツミルク 3g
乳脂肪生クリーム 3g
牛乳(普通) 5g
ココナッツクリーム 5g
スキムミルクパウダー(脱脂粉乳)53g
練乳 56g
——-

ちなみに、糖質制限中の1日の糖質摂取量の目安はだいたい下記の通りだそうです。
————
・ゆるい糖質制限:140g以下
・厳しい糖質制限:60g以下
・すごく厳しい糖質制限:20g以下
————
※白米ご飯1膳(150g)には約55gの糖質が含まれています。


落とし穴に注意

(1)砂糖は糖質
ほぼ100%糖質、入れた分だけ糖質が増えると考えた方が良いでしょう。
本格的に糖質制限するなら、ちょっと考えた方が良いかもしれません。残念ですが。

(2)コーヒー豆をバリバリ食べ過ぎない!?
コーヒー豆(抽出液ではない)をバリバリ食べる人は、そんなには居ないと思いますが・・・
コーヒー豆(コーヒー粉)の糖質は、100gあたり43gと高め。
どんなにコーヒー好きでも、豆ごと食べ過ぎるのにはご注意ください。

(3)市販の甘いコーヒーは糖質がいっぱい
ペットボトル(500ml)に入った甘いコーヒーだと、だいたい1本あたり35g~65g程度の糖質が入っています。
1本飲んだら、あとの食事がかなり苦しくなってしまう量ですね。
糖質制限をするのでしたら、避けた方が良さそうです。


もちろん糖質制限に全く興味の無い方も、沢山いらっしゃると思います。
でも、病気の克服・予防や減量のために日々制限している人がいらっしゃるのも事実。

日本は糖質制限についての情報が豊富ですし、インターネットで賛否両論を調べることが簡単にできると思いますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

きまめや
生豆屋(きまめや)