コーヒークリーム(フレッシュ)の実態

コーヒーフレッシュ

何からできている?

ファストフードやカフェ等で、使い放題のコーヒークリーム。なぜ沢山使ってもいいの?不思議だなぁ・・・と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
答えは簡単。安いからです。
では、なぜ安いのでしょう?

以下、その理由をそのまま抜粋します。
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植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの。それがあの小容器の「コーヒーフレッシュ」の正体なのです。
植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできる。だから「使い放題」にできるのです。
そしてそれは、ちゃんと「裏」を見ればわかります。「植物性油脂、乳化剤、増粘多糖類、pH調整剤、着色料、香料」そこにはそんな表示があり、「牛乳(生乳)」とは一言も記載されていないはずです。
よく見れば、容器にも「ミルク」とは謳っていない。「コーヒー用クリーム」「コーヒーフレッシュ」などと表示されています。
「裏」の原材料表示を見ればわかると書きましたが、これは小容器を詰めた大袋のみに書かれていて、容器そのものには書かれていません。
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安部司著『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)p106~107より抜粋。

食品添加物の役目

「サラダ油+水 → コーヒークリーム」となるためには、どうしても食品添加物が必要になります。
水と油を混ぜるために「乳化剤」を使い、成分が沈殿しないように「pH調整剤」を添加。クリームっぽくとろみを付けるために「増粘多糖類」を入れて、ミルクフレーバーの「香料」を入れれば味わいはOK。あと、見た目をよりクリームっぽくするために「カラメル色素」も添加します。確かに、純生クリームは真っ白じゃなくて「クリーム色」でしたね。
そうやって創意工夫して出来上がった「コーヒークリーム」は、まるで本物の生クリームのように使われている訳です。

店長の考察

食品添加物がすべて悪い!とは思いません。
本物の純生クリームだと、すぐに賞味期限切れになってしまって保存が難しいのも確かです。ブラックでは飲めないために、クリームのストックが必要な方も多いでしょう。
でも食品添加物を摂らなくて済むなら、やっぱりその方が良いですね。

油と水と食品添加物を持ってきて「混ぜたらクリームになりますから、いくらでもコーヒーに入れて下さい。」って言われたら・・・「えー、気持ち悪いからヤダ。」と、私だったら言ってしまうと思います
コーヒーが出てきたら、まずはブラックで飲んでみましょう。新鮮なコーヒーなら、ブラックでも十分美味しいと思います。
ちょっと無理だなぁ、という時にはお砂糖を少しずつ足してみましょう。それでもダメなら、牛乳や、スキムミルクを水で溶いたものを足しても良いですね。
外出先だと難しいですが、家でコーヒーを飲むなら色々と工夫できると思います。

< 参考 >
コーヒークリームの話
コーヒー香料の必要性
カフェオレの話(コーヒーの着色料について)

きまめや
生豆屋(きまめや)

コーヒークリームの話

クリームを入れるのは通じゃない?

どうでしょう?
私はブラック派ではありますが、「深煎りコーヒー」に少量クリームを入れるのも好きです。脂肪分40%前後の「純生クリーム」をちょっとだけ落とすと、強い苦
みとクリームのまろやかさが調和して、とても美味しいです。

もちろん、仕事中は味見をする必要がありますので、エスプレッソだろ
うと何だろうとクリーム無し(砂糖も無し)でいただきますが。
 

純生クリームvsコーヒークリーム(フレッシュ)

コーヒーに入れるクリームについては、いろいろな意見があります。
脂肪分が高い方が良いとか、低い方が良いとか。
私だったら、美味しさと健康のために「純生クリーム」か「牛乳」のどちらかを選びます。その理由は、おびただしい食品添加物を一緒に飲みたくないからです。

コーヒー用クリーム(コーヒーフレッシュ)と呼ばれる物で、余計な添加物が入っていないものがあるのでしょうか。ぜひ、袋の裏側を見て原材料をチェックしてみてください。
また、ポーションタイプのコーヒー用クリーム(主要製品12種類)から環境ホルモンの疑いのある物質「スチレンモノマー」の溶出も確認されています。便利さを追求すると、どこかにしわ寄せが来てしまうようですね。

一方「純生クリーム」は品質保持期限が1週間程度なので、すぐに使えなくなってしまいます。でも味は格別です。添加物が入っている低脂肪のクリームを使うなら、本物のクリームを少量使う方がずっと「あんしん+おいしい」と思います。

ただ長持ちしないので、外出先のカフェで純生クリームを出してもらうのは難
しいかも知れません。「本当に安心でおいしいコーヒーを!」と思うなら、やっぱりご自宅で自分好みのコーヒーを入れるのが一番ですね。

純生クリームは、スーパーなどで200ccパックで販売されていることが多いです。良かったらお試し下さい。

<参考>
コーヒークリーム(フレッシュ)の実態

きまめや
生豆屋(きまめや)