前回は「完全無欠コーヒーとは何か?」についてでしたね。
クリーミーで美味しい「完全無欠コーヒー」の作り方をご紹介しておりますので、よかったらご覧下さい。
今回は完全無欠コーヒーの材料の一つ「MCTオイル」についてお話ししたいと思います。
MCTオイル・コーヒー
コーヒーはそのまま何も入れずに飲むのが一番!という方も多いかと思います。私もその一人ですが・・・
もし「クリーミーで美味しいコーヒー」があり、それを飲むと腹持ちが良いうえに健康維持もできるとしたら、ちょっと嬉しいですね。
コーヒーに健康的なオイルを入れて乳化させると、そんなクリーミーなコーヒーを作ることができます。
前回紹介した「完全無欠コーヒー」もその一つですが、その中で使われていたMCTオイルにはどんな効果があるのでしょうか。
そもそも油(オイル)って体に良いの?
一昔前は、油自体が体に悪い、できるだけ摂らないようにした方が良いという考えが主流だったかと思います。
でも最近はカロリー神話が崩れ、油はむしろダイエットや成人病予防に欠かせない素材になってきました。
もちろん積極的に摂って「良い油」と「悪い油」があるので、そこはくれぐれも間違えないようにお気を付け下さい。
(A)積極的に摂りたい油
MCTオイル:
ココナッツ等からとれる中鎖脂肪酸。
一般的な油よりも消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われ体に蓄積されにくいのが特徴。
燃焼するときにケトン体をつくるが、これは脳のエネルギーになる物質。
そのためアルツハイマー病予防にもその効果が期待されている。
※乳化させることで吸収が良くなります。
亜麻仁油、エゴマ(しそ)油:
がんの進行と炎症反応を抑制するEPA(オメガ3必須脂肪酸)を体内で合成。
※その他、血栓予防や炎症抑制、抗アレルギー作用、脳細胞の機能維持等の働きがあります。
オリーブオイル:
オメガ9脂肪酸で、主成分のオレイン酸は動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防。
(B)できるだけ摂らない方が良い油
マーガリン、ショートニング(トランス脂肪酸:心臓疾患のリスク増)
オメガ6必須脂肪酸:べにばな油、コーン油、ごま油、サラダ油など
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本来オメガ3系:オメガ6系=1:4の比率で摂取するのが望ましいとされていますが、現代人の食生活ではバランスが崩れ、オメガ3系:オメガ6系=1:10-40になるとも言われています。
そのため、オメガ6必須脂肪酸はで「きるだけ摂らないようにする」くらいで、ちょうどバランスが良くなります。
完全無欠コーヒー(MCTオイル入りバターコーヒー)について店長の考察
グラスフェッドバターでオメガ3を、
MCTオイルで中鎖脂肪酸を、
そしてカビ豆を含まないオーガニックコーヒーを合わせて最強のコーヒーを提案しているのは分かりました。
バター風味のクリーミーな「完全無欠コーヒー」は、腹持ちも良く確かにお勧めです。
ただ乳製品アレルギーの方は、元祖・完全無欠コーヒー(バターコーヒー)は飲めないですね。
あとすでにガン治療中の方は、バターなどの乳製品は控えた方が良いそうです。
乳製品に含まれる外因性のインスリン様成長因子(IGF-1)を摂るとガン細胞の成長が刺激されてしまうためです。
そんな方には、他の乳化できるものを加えたMCTオイルコーヒーがおすすめです。
前回紹介した「ココナッツミルク大さじ4杯と、MCTオイル大さじ1-2杯」も良いですね。その他にも・・・
たとえば豆乳。
豆乳大さじ1-2杯と、MCTオイル1-2杯をコーヒーにいれて攪拌すれば、大豆レシチンが働いて乳化してくれます。
本当はオメガ3が含まれる亜麻仁油も入れたい所ですが、加熱に弱い上、独特の臭いが強く、コーヒーには合いませんでした。
その他「エゴマ油」は無臭とのことで、もし試してみて美味しかったらぜひ教えて下さい。
「油とコーヒーとか気持ち悪い」と思っている、そこのあなた。
お気持ちは大変良く分かります。
でも成人病が心配になった時にこの記事をちょっと思い出していただき、いつかお役に立てれば嬉しいです。
<参考>
要注意!コーヒー豆のカビ毒
カビ豆ってどんな豆?
完全無欠コーヒーとは?
バタースコッチ風ギーコーヒーの作り方
今朝のMCTコーヒー