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新型肺炎コロナウイルス対策4「重症化を防ぐには」

前回は、新型肺炎コロナウイルス対策3「感染後の発症を避けるには」についてでしたね。
今回は「重症化を防ぐ」ためのヒントをお話ししたいと思います。

若い人の重症化が問題に

新型コロナについて、嫌なニュースを聞くようになりました。
基礎疾患の無い、若い人達の重症化です。
若い人は免疫力も高く、基礎疾患が無ければ重症化することは殆ど無いと考えられていましたが、どうも違うようです。

問題になっているのは、新型コロナウイルスにより血栓ができて、血管が詰まることです。
たとえば脳に血栓が行くと、脳梗塞が起きる恐れがあります。具体的には、脳の血管が詰まって、認知症や麻痺を起こす可能性があります。

また血栓が、血管の細いつま先や指先に行くと、しもやけのような状態になったりします。具体的には、発熱後に「コロナのつま先」と呼ばれる症状が出たら、要注意です。
末端の血管が詰まれば、最悪の場合切断する必要が出てくるかも知れません。アメリカの俳優が新型コロナ闘病中に、血栓により右足を切断したニュースが4月末にありました。

その他にも、アメリカでは新型コロナ感染が原因とみられる川崎病に似た疾患により、70人以上の子どもが重症化し、中には死亡したケースもあったと今朝のニュースで見ました。
川崎病は、主に子どもがかかる原因不明の疾患で、血管壁に炎症が生じ、発熱や皮膚の剥離、関節痛を引き起こしたりしますが、治療を受ければ治る場合が多いそうです。ヨーロッパでも川崎病に似た疾患の若い患者が確認されています。

なお新型コロナによる血栓や川崎病に似た疾患については、炎症が影響していると研究者達が指摘しています。前から問題になっている肺炎も炎症の1つですが、その炎症によって血栓も作ってしまう、または血管の状態を悪くしてしまう可能性があります。


コーヒーの効能

以前からお知らせしている通り、コーヒー(特に深煎りコーヒー)には動脈硬化や血栓の予防効果があります。
そのため血栓による脳梗塞などのトラブルを防ぐには、「深め焙煎のコーヒー豆」を強くお勧めします。
これは深煎りコーヒーだけに沢山入っている「ナイアシン(ビタミンB3)」が、血液をサラサラにして血管を柔らかくする効果があるためです。

そして、免疫力を高めるには浅め焙煎のコーヒー豆がお勧めです。
これは、浅煎りコーヒーだけに入っている「コーヒーポリフェノール・クロロゲン酸」が、免疫細胞が集まっている腸内フローラを改善するからです。

上記についてはもう何度もお話ししているから、耳にタコができている方もいるかも知れません。
でも大事なことなので、もう一度言います。
「浅煎りと深煎りの両方」です。
「何だか良く分からない!」という方は、とりあえず当店の「長寿ブレンド」をお選びください。


店長からの提案

私の父が脳梗塞で大変だったのを思い出して、本当に心配になりました。
新型コロナウイルスは、次々と心配事を増やしていきますね。本当に腹立たしいです。

とりあえず私達ができるのは、まず「免疫力を上げること」です。
それについては、私が以前書いた「新型コロナ対策」をご覧下さい。

そして今回の情報から、もう少しだけ提案させてください。
今回の血栓のお話は、炎症が関係しているとお話ししましたね。
そして「糖質と炎症」は密接な関係にあり、糖質を摂りすぎると炎症が悪化するのは周知の事実です。
ですから・・・

(1)「白い炭水化物」を少し控えてみませんか?
白いご飯、白いパン、白い麺・・・を少し控えて、玄米や全粒粉・ライ麦パンやソバなど代わりにいかがでしょう。 いまちょうど小麦粉不足ですし、1日1回主食を抜いて、代わりに野菜をたっぷり摂るのも良いですね。

(2)糖質の多いスイーツやスナックも、食べる回数を減らしませんか?
「ながら食べ」をやめて、決まった時間(3時のおやつ等)にコーヒーと楽しむのも良いですね。今は低糖質のお菓子の作り方も、沢山インターネットで見つけられますし、私の「低糖質」レシピでよろしければ「モカの時間」でも紹介しています。

とにかく、これからは様々な「炎症」を防ぐため、血糖値スパイク(※)を防ぐような食生活に変えていく必要があると強く思います。
※「血糖値スパイク」とは:食後の短時間に血糖値が急上昇する状態。放置しておくと動脈硬化が進み、炎症や酸化ストレスを起こりやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞、がん、認知症などのリスクが上昇する。

皆さんの楽しみを奪うようなことを書いてしまい、本当にどうもすみません。
でも、ちょっと日々の生活で気をつけるだけで、簡単に新型コロナ予防(炎症予防・免疫力アップ)が出来るのも確かです。
バランスのとれた食事で、昔ながらの発酵食品(ぬか漬け、味噌・しょうゆ、納豆)、食物繊維たっぷりの野菜・玄米など腸内フローラを改善するようなものを積極的に摂るように。
質の良い睡眠をとれるよう、食べ過ぎない、夜遅くに食べないように。
そして自己判断で抗生物質や市販薬を飲まないように(薬によっては悪化の恐れあり)。
あと忘れてはいけないのは「マスクの着用!」。
そんなちょっとした日々の選択は、新型コロナにかからないようにするだけでなく、「かかった後に重症化しないため」でもあります。

もちろん、コーヒーの効能も絶対忘れないで下さい。
まだデータは何も出ていませんが、十年くらい経った頃に「あのときコーヒーを飲んでいた人は重症化率が少なかった」と言われる日が必ず来ると思っています。
そのくらい、コーヒーポリフェノールと血液サラサラ効果は強力なのです。

・・・つい力強く書いてしまいましたが、心配し過ぎもストレスになるので良くないですね。
ちょっと力を抜いて、美味しいコーヒーでも作って飲みたいと思います。

皆さまも、くれぐれも無理なさらないようお気を付け下さい。

 
参考動画:
「コロナのつま先」についての動画(FNN)
「軽症・無症状」が脳梗塞に 30〜40代相次ぐ 合併症か

参考記事:
脳梗塞発症 新型コロナ感染による血栓が原因か 米研究グループ NHK
新型コロナ、ウイルス感染で免疫系が過剰反応 命の危険も AFP
感染力も毒性も突然変異する新型コロナ「強毒種は270倍のウイルス量」中国の研究 Yahoo Japan

参考:
新型肺炎コロナウイルス対策1「コーヒーと免疫力」
新型肺炎コロナウイルス対策2「ちょっと待って抗生物質」
新型肺炎コロナウイルス対策3「感染後の発症を防ぐには」
新型肺炎コロナウイルスでマスクが必要な理由




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