麻袋で運ばれるコーヒー豆達。
その麻袋の中にコーヒー豆だけが入っていれば良いのですが、まれに石やコンクリートの破片、木の枝、トウモロコシ、ひどいときにはガラスや釘が入っていることもあります。
目立つ異物はすぐに分かるので除去しやすいですが、見つけるのが結構大変なものも・・・。
例えば、豆の形に似た石や軽いコンクリート破片などです。
これらを除去するには、目視以外にどんな方法があるのでしょうか?
珈琲通(業界通)の方から貴重な情報をいただきましたので、早速ご紹介したいと思います。
(1)吸い上げ機を利用
コーヒー豆焙煎後にサイロ(貯蔵する場所)へ吸い上げる時、重い石や金属片と分けるようにする。
ただし、軽いコンクリート片などを取り除くのは困難。
(2)石抜き機を利用
もともとお米用の機械をコーヒー豆に応用したもので、選別の精度は高い。ただし、少量だけ除去することは不可。
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(1)で取り除けなかった軽いコンクリート片は、そのまま挽いてしまうそうです。確かに、大きな工場で大量に焙煎する場合、いちいち拾っていられないですね。
挽いてしまえば、コーヒー豆と混ざって分からないですし・・・。
「大量生産の場合はどうしているのかな?」と、ずっと気になっていた疑問が、ようやく解消されました。
(2)の機械は当店にとっては魅力的だったのですが、少量除去ができないということで断念しました。
石やコンクリート片が多いのはごく一部の豆(少量)なので、あまり使う機会が無いと思われたからです。
現在入荷している豆で、大変なのは有機ロブスタの石&コンクリート片くらいでしょうか。
これは、3回チェックを重ねることで対応しております。
作業は大変ではありますが、ロブスタの配合率が低いので(少量なので)、現時点では対応できています。
今後、異物混入豆が増えたら・・・?
その時は、また色々と考えたいと思います。