以前、何度かお話ししているカットバック。
コーヒーの木が元気無くなってきたら、土面から30cm辺りの幹をバシッと切りましょう!というお話しでしたね。
海外の産地では、繰り返しカットバックを行うことで樹齢100年を越えるコーヒー木もあります。
もし昨冬の厳しい寒さで、コーヒーの木が元気無かったら・・・
今がチャンスです!特に初めてのカットバックなら、春〜夏がオススメ。今カットバックすれば、秋頃にはきっと若葉が顔を出してくれでしょう。
もちろん秋になってからでも良いのですが、冬期は若葉が出ないので「本当に生きいるの?!」と心配になるかも知れません。幹だけの可哀想な姿のまま越冬なので、見ている方もちょっと悲しくなりますね。
カットバック直前の、元気の無い木(2010年3月23日撮影)
カットバック直後。全部切ると寂しいので、少しだけ葉を残しました
(2010年3月23日撮影)
コーヒーの木は、アカネ科の常緑樹で観葉植物としても人気です。
ただコーヒー産地とは気候や地形等が異なるため、日本でコーヒーの花を咲かせるのは、とっても難しいです。
でも、もし木に花が咲いて実が付けば・・・自家製コーヒーも夢ではありませんね。
ここで、一つ問題が。
一度実が付いた枝部分には、二度と実が付きません。つまり、幹に近い新しい枝部分にだけ実が付きます。
そうなると、年々枝がヒョロヒョロと伸びてきて観葉植物としての美しさはイマイチに。
そのため、観葉植物としてカットバックせずに育てたいなら、むしろ実ができない方が良いかも?と思いました。
園芸が苦手で花を咲かせることができない私が言うと、まるで開き直っているように聞こえるかも知れませんが・・・(はい、開き直っています)。
カットバック後3ヶ月経過。青々とした若葉が沢山出てきました。
(2010年6月30日撮影)
切った幹から、枝葉が力強く出てきています。葉も大きいです♪
<参考>
珈琲の木カットバックと長寿の秘訣
秋のカットバックと春の再生