アラビカ、ロブスタ、リベリカ・・・早口言葉ではありません。
これらは、コーヒー豆の三大原種と呼ばれているものです。日本で流通している豆は、このうちの「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類になります。
今日は、一番身近な「アラビカ種」について、お話ししたいと思います。
ブラジル、コロンビア、モカ、ガテマラ、マンデリン・・・等々。
普段、皆さんがコーヒー豆専門店で購入する豆は、「アラビカ種」がほとんどです。
「アラビカ種」原産地はエチオピアと言われています。そこから世界各地に伝わり、その地域の土壌や気候等によって個性豊かな味わいに変化していきました。
現在、世界で栽培されているコーヒーの約7割が、この「アラビカ種」で占められていると言われています。
「アラビカ種」の木は標高1,000〜2,000mの高地で栽培されるため、収穫時には多大な労力を要します。
また、発芽から収穫できるまで5〜6年かかり、だいたい30年くらいで経済的な収穫はできなくなると言われています。病害虫や気温の影響も非常に受けやすく、デリケートで扱いにくい品種と言えるでしょう。
しかし、他の品種には真似のできない豊かな風味、酸味を持っています。そして焙煎によって酸味が和らぎ、皆さんご存知の「香り」「苦み」「甘み」が引き出されていくのです。
この奥深い豊かな味わいこそが、世界の大半で栽培され、愛飲され続けている一番の理由ではないでしょうか。
ちなみに、気になるカフェインの刺激は?
意外と少なく「ロブスタ種」の約半分(1.1%)だけだそうです。風味豊かな味わいだけでなく、低刺激なところも嬉しいですね。
#当店の有機栽培コーヒーは「アラビカ種」100%です。