iwakiパイレックス・ウォータードリップコーヒーサーバー(以下「iwakiサーバ」と略す)と、以前当店で販売していたハリオ・ウォータードリッパー・ポタ(以下「ポタ」と略す)。
どちらも滴下式の本格的な水出しコーヒーで、すっきりとした形・無駄のない抽出経路・何度も使えて環境に優しいフィルターが特徴。
小型なので冷蔵庫で抽出可能、抽出完了時にはちょうど良く冷えているのも魅力です。
でも・・・iwakiサーバは、ポタの約10分の1の値段です。
一体何が違うのでしょうか?
iwakiサーバは、恐らく滴下式の水出しコーヒーサーバーの中ではダントツの安値!ではないでしょうか。
※ポタ定価 21,000円
※iwakiサーバ定価 2,100円 (→当店価格1,500円税別)
iwakiサーバが安い理由として考えられるのは、下記3点です。
1)フィルターと水タンク部分がプラスチック製のため
(ポタはフィルターは金属製、水タンクはガラス製)
2)滴下速度の調整ができない(ポタは調整可能)
3)抽出量は4人分(ポタは5人分抽出可)
-----------
1)のプラスチック製について。
フィルター部分は、ポタよりも目が細かいためコーヒー粉が落ちにくく、コーヒー液には透明感があります。ただ、プラスチック製で強度が劣るため、洗浄時にはフィルターが破損しないよう注意が必要です。
※力を入れてゴシゴシ洗ったりしなければ、大丈夫です。
※抽出後のコーヒー液を受けるサーバは、ガラス製です。
2)の滴下速度について。iwakiサーバは調整できず、比較的速い滴下で「あっさりスッキリした味わい」に仕上がります。
※抽出は約2時間で完了です。
3)抽出量について。iwakiサーバは1人分少ないため、全体的にポタよりも一回り小さいです。
----------
以上のことから、iwakiサーバは・・・
・「あっさりスッキリした味わいが好き!」
・「短時間で抽出して、すぐに飲みたい!」
・「一度に4人分抽出できれば十分!」
・「安く本格的な水出しコーヒーを楽しみたい!!」
という方にピッタリだと思いました。
部分的にプラスチック製ではありますが、冷水抽出なので可塑剤の溶出も問題無く、むしろ「割れなくて扱いやすい」というのが使用した感想です。
もしどうしてもiwakiサーバで濃さを調整したい場合は、コーヒー豆の挽き加減を変えることで対応できます。
細め中挽き〜中挽きがおすすめですが、さらに細かく挽けば濃い味わいに。粗く挽けばあっさりした味わいに仕上がります。
※iwakiサーバ用に挽き豆でご購入の場合は、下記の通り「挽き加減」を選んで下さい。
・あっさり味がお好みなら、「中挽き(カリタ・ペーパーまたはコーヒーメーカー)」を選択。
・メーカー推奨標準なら「細め中挽き(水出しポット)」を選択。
・濃い味わいなら「細挽き(水出しコーヒー)」を選択。
また、フィルター底部に「丸く切ったネル(直径約5cm)」を敷いてコーヒー粉を入れると、滴下式では難しい「まろやかさ」を出すこともできます。これもまた美味ですので、よろしかったらお試し下さい。
一方、浸透式の「水出しコーヒーポット」や「水出しコーヒーバッグ」と比較すると、味わいはどう違うのでしょうか?
iwakiサーバが約2時間で抽出するのに対して、水出しコーヒーポットは24時間、水出しコーヒーバッグは3日間抽出。
滴下式が一滴一滴コーヒー粉のフィルターを通すのに対し、浸透式は水と長時間接触させることで「ゆっくりじっくり」抽出するので、全然時間が違いますね。
時間がかかる分「香り」は減りますが、浸透式ならではの「まろやかさ」や「コク」を十分引き出すことができます。
つまり水出しコーヒーの「まろやかなコク」を最優先させるなら、やっぱり浸透式でゆっくり!・・・ということになりますね。
---------
さて。あなたにピッタリの水出しコーヒーは、見つかりましたか?
ちなみに我が家の冷蔵庫には、iwakiサーバ・水出しポット・水出しバッグの3種類が常時ストックされています。
ちょうど時間差ができて都合が良く、どれも違った味わいで楽しいです♪
よろしかったらお試し下さい。
(左)iwakiパイレックスウォータードリップコーヒーサーバー、(右)ハリオ・ウォータードリッパー・ポタ
※参考リンク:
iwakiパイレックス・ウォータードリップコーヒーサーバー
水出しコーヒー徹底比較1
有機栽培製ネルのすすめ
有機栽培製ネル(大:200円、小:150円、税別)