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 粒ぞろいの事情 

●日本人の趣味

知り合いのコーヒー農園経営者によると、日本では「デカくて揃ってい
る豆」が高く売れる・・・ということです。
欧米では、豆の大きさは重要視されていないということで、選別後デカ
い豆は日本へ、その他の豆は欧米へ、という流れがあるそうです。

確かに。
一般的には豆が大きくて揃っていると、値段が高い傾向がありますね。
でも、「大きくて揃っている=味が良い」なのでしょうか?
私は、ちょっと違うような気がします。
 

●店のこだわりを知る

たとえば、当店の有機栽培ハワイコナは完熟手摘み豆で、特に大きさに
よる選別はされていません。
ですから、大きい豆と小さい豆が混在しています。
恐らく、これがコーヒー豆本来の状態であると言えるでしょう。

さて、この状態で焙煎するとどうなるでしょう?
小さい豆は、大きい豆よりも早く火が通るので、やや深めの焙煎になりま
す。
逆に大きい豆は火が通りにくいので、小さい豆よりは焙煎が浅くなります。

結果として様々な焙煎度合いが混在し、厚みのある深い味わいを楽しむこ
とができたりします。
 

では、現地でしっかり選別されている大きい粒ぞろいの有機栽培ガラパゴス
はどうでしょう?
均一な焼き上がりが可能なので、上品な味わいに仕上げることができます。
また、ガラパゴスは大きな豆ですが、とても繊細な味わいとコクを持っていて
他には真似のできない味わいを楽しむことができます。
 

結局。
そろっていようがいまいが、美味しいものは美味しい。
・・・ってところでしょうか。
人間と同じで、見た目じゃないんですよね。
#ちなみに容姿端麗の生豆でも、不味いものは不味いです。
 

店によって生豆を選ぶ時の「こだわりの基準」が異なるので、いつもの
お店で聞いてみるのもよいですね。

もちろん、当店では味わいと安全性にこだわって生豆を選んでおりま
す。

 


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