暑い時期は、冷たいアイスクリームやジュースが美味しいですね。
ここで注意したいのが、低血糖症です。
●低血糖症とは?
お菓子やジュースに含まれる糖分は、体への吸収がとても速いため急激に
血糖値が上がってしまいます。
ビックリした体は、血糖値を正常な範囲へ戻そうと、インスリンを分泌し
急いで血糖値を下げようとします。
この「血糖値が上がったり下がったり」をいつも繰り返すと、膵臓がくた
びれてきます。
その結果、常に血糖値が下がっている状態、つまり低血糖症になってしま
う、という訳です。
低血糖症の症状としては、頭がボーっとしたり、集中力がなくなったり、
極度の空腹感に襲われたり等があげられます。
●コーヒー・紅茶と砂糖
実は、糖分とカフェインを一緒に摂取すると、さらに血糖値の上昇速度が
上がってしまう、ということが最近の研究で分かりました。
つまり低血糖症気味の人が、コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲むと・・・
血糖値が急上昇→ 急降下→ 低血糖症が発症、となる恐れがある
・・・かも知れません。
コーヒー&砂糖の相性は絶妙ですが「低血糖の予防」にはブラックが
一番!ということでしょうか。
また、ブラックコーヒーなら、逆に空腹感が紛れるということもあります。
「お腹が空いたー」という時にブラックを飲めば我慢できるので、ダイエ
ットにはもってこいですね。
「コーヒー&砂糖だと、しばらくして空腹感が増すが、
ブラックコーヒーだと、飲んだ直後から空腹感が紛れる・・・。」
コーヒーは本当に、奥が深いですね。
ちなみに、ご飯・パン・麺類・芋類に含まれる糖質「でんぷん」は、体
への吸収が遅いため、血糖値もゆっくり上がり、ゆっくり下がります。
そのため、同じ糖質でも低血糖症を発症しにくいと言えるでしょう。
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