●日本で蒔く場合 とても寒さに弱いので、できれば4月になってからがおすすめです。 冬に蒔く場合は、霜が降りないように気を付けて1日中暖かい部屋を選ん で下さい。 種子を冷蔵庫に入れて1日冷やしてから、種植えすると早く発芽するとい う話もあります。 冷蔵庫に入っている間に種が「冬だ!」と勘違いし、冷蔵庫から出した時 に「春だ! 芽を出そう!」と思うから・・・だそうです。 また、「蒔く前に1〜2日水に浸す」と多少発芽が早くなるという話も聞 いたことがあります。 沖縄でも、発芽までに3〜4ヶ月かかるとか。それよりも寒い地域ではも っと時間がかかるかも知れません。 忘れた頃に芽が出てきた、という話しも良く聞くそうです。 発芽さえすればあまり手がかからない植物なので、初めの一歩の「待つ」 が一番大変かも知れませんね。 ●土壌と水やり まず、コーヒーの種子(パーチメント)を土に植えます。 土は水はけの良いものを選びますが、とりあえず市販の「観葉植物用の土」 で1cmくらいの深さに植えればOKです。 植える時、種は上向きでも下向きでも構いません。気候条件さえ整えば、種 を土の上に落としておくだけでも発芽します。 ハワイコナ農園で、果肉除去機の下にこぼれ落ちたパーチメントから、芽が 沢山出てきていたのを覚えています。 ハワイや沖縄のような気候でない限り、屋外で勝手に芽が出るのは難しいで が・・・。 水は、発芽するまでは土が乾かないようにこまめに与え、やわらかな光が当 たる場所に置いてあげて下さい。 発芽後は、土の表面が乾いたら与えて下さい。冬は少なめにします。 ちゃんと管理すれば、北海道でも発芽するとか。 そして、数年後には白い花が咲き、独特の赤い実がつくということです。 常緑樹だから、観賞用としてもピッタリですね。 <参考> ○コーヒー豆の収穫 ○コーヒー豆の精製 ○コーヒー豆の脱穀 |