前回は「ソイラテ(珈琲&豆乳)」についてご紹介しましたね。
今回は調製豆乳と無調整豆乳、コーヒーと混ぜるときのポイント、そして大豆イソフラボンの影響についてお話ししたいと思います。
豆乳には大きく分けて2種類あります。
「調整豆乳」と「無調整豆乳」で、どちらを選ぶかも重要なポイントになります。
調製豆乳:
味わいが牛乳に近い風味な場合が多く、初めて試す方にも飲みやすいと思います。
またコーヒーと合わせた時に分離しにくく、それほど温度等を気にせずに気軽に作れるのも魅力ですね。
ただ、風味良くするため、または品質を安定させるために、乳化剤、糊料、香料などの食品添加物や砂糖(!)が入っており、気になる方は要注意です。
大手カフェで使われている豆乳は、特に表示が無い限りは調製豆乳を使っていると考えて良いと思います。
無調整豆乳:
私のようにお豆腐の香りが好きで、食品添加物が気になる方におすすめです。
でも熱々のコーヒーと合わせると、主成分のタンパク質が固まって分離してしまう恐れがあるので気をつけてください。
またコーヒーと混ぜる前に豆乳だけ温める場合は、人肌よりも少し熱いくらいで止めましょう。約63℃を過ぎると分離・凝固しやすくなります。
※ドリップしたコーヒーに冷たい豆乳または人肌程度に温めた豆乳を加える程度なら、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。ドリップし終わった段階で、コーヒーの温度も適度に冷めていますので。
正直、無調整豆乳をカフェで出すのは難しいかも知れません。やはりお豆腐感がかなり強くなりますので、一般ウケはしないと思います。
もし出すなら「無調整(無添加)」をアピールしないと、「ここのソイラテ美味しく無い」と誤解が生じる可能性も。
私は逆に、砂糖を入れていないのに「甘くてミルキィなソイラテ」を飲むと「大丈夫これ?!」と心配になりますが・・・。
豆乳や大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、フラボノイドの一種です。これは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをし、また抗酸化作用があるため、健康維持や美容に大きな効果があると言われています。
その一方で、体への作用が強いため過剰摂取への注意も聞かれるようになりました。
日本人は、お豆腐や納豆、みそ・醤油など昔から大豆を日常的に摂取していますので、耐性があるような気もします。しかし、それでさらに過剰摂取になってしまっているかも?と考えると・・・少し心配ですね。
どのくらい飲んでも大丈夫?と言われてもお答えするのが難しいですが、一日に何度もソイラテを飲まずに1回飲んだら次は他のものを飲もう!という感じで良いのではないでしょうか。
農林水産省は大豆イソフラボンについて、特に妊婦さんと小さいお子さんは摂りすぎ注意と言っています。
また、まだ研究段階でその影響が良く分かっていない、とも。
とりあえず「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということで。
焙煎したての新鮮なコーヒーなら、ブラックでも十分美味しいですよ^^