前回は「コーヒーと糖質制限」についてご紹介しましたね。
今回は「ソイラテ(珈琲&豆乳)※」についてお話ししたいと思います。
コーヒー豆に携わって18年近くになりますが、つい最近までソイラテ飲んだことがありませんでした。
それ以前に、豆乳自体を飲んだことが無かったのです。
お豆腐は大好きで、おからも大好き。でも豆乳だけは・・・お豆腐味の飲み物なんて、ありえない!!
そんな先入観があり、うん十年も敬遠してきました。
なんて頭が固いのでしょうね^^;
転機は意外にも、海外で訪れました。
よく滞在するオークランド(ニュージーランド)には、街中にカフェが沢山あり、老若男女(中性の方々も)集っています。
そこで友達とお茶することになったのですが、店員さんが誤って友達のソイラテを私に運んでしまいました。
見た目は私が注文したカフェラテと見分けがつかないので、そのまま飲むと・・・
「ん?何か違う。懐かしい風味で・・・美味しい!」
これがソイラテとの初めての出会いでした。
ちょっとショックでしたね。もっと早く飲んでおけば良かったと、心から思いました
ちなみにニュージーランドでは、珈琲といえばエスプレッソ。
でもイタリアと違いエスプレッソのまま飲む人はほとんど居なくて、フラットホワイト(Flat White)やラテなどミルクと合わせて飲みます。
つまり、ミルク&コーヒー=コーヒーですね。
エスプレッソ単品だと人気が無いのは、日本のシアトル系カフェと同じです。
ドリップコーヒーに比べると、味わいが強いからでしょうか。
大豆製品なら日本が一番普及しているはず!と思っていたのですが、豆乳についてはオークランドのカフェの方が沢山使われている気がしました。
0.5ドル追加すると「牛乳から豆乳に変更可」という表示もよく見かけます。
マックカフェでも全てのコーヒーメニュー(ミルク入り)が豆乳に変更可ですし、スーパーでも色々なメーカーの豆乳が販売されています。
「豆乳=健康的で美味しい」というイメージが、しっかり定着しているようです。
確かに、豆乳の糖質は牛乳より低く、最近注目を浴びています。
ただしメーカーや種類によって糖質量は異なるので、持病で糖質制限中の方やダイエット中の方は成分表示をしっかりチェックしましょう。
個人的には「コーヒーはブラックが一番!」と思っておりますが、疲れた時や小腹が空いた時など、豆乳のようなタンパク質・食物繊維がしっかり入っているものと一緒に飲むと、お腹が落ち着いて良いかも知れませんね。
次回は、調製豆乳と無調整豆乳、コーヒーと混ぜるときのポイント、大豆イソフラボンの影響等について、考察したいと思います。
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※ここでは、「ソイラテ」=コーヒーと豆乳を混ぜたものとしてお話ししました。
「ソイ(Soy)は英語で大豆、ラテ(Latte)はイタリア語で牛乳なので、厳密に言うと「大豆牛乳」でコーヒーと無関係になります。
でも少なくとも、日本とニュージーランドではソイラテ(Soy Latte)で通じるので、ご容赦ください。
もし他の国でもSoy Latteで通じるようでしたら、ぜひ教えてください。