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 病んでいるコーヒーの木 

その1 病んでいるコーヒーの木

以前、コーヒー豆は、世界で最も農薬を使用されている農作物の一つ
あることは、お話しましたね。

でも1970年代までは、それほど農薬は使用されていませんでした。
つまりほとんどのコーヒー豆は、有機栽培されていた訳です。

しかし、新しく開発された薬剤によって、その栽培方法は大きく変わっ
てしまいました。
コーヒー豆を大量生産するために、多くの化学肥料や殺虫剤が使用され
続けたのです。
 

その結果、どのようなことが起きたでしょうか?
本来コーヒーの木が持っていた害虫や病気に対する抵抗力がなくなり
それを補うためにさらに殺虫剤を使うという悪循環が生まれました。

そして、土壌汚染などの環境問題も深刻で、以前お話した農園労働者の
農薬中毒も大きな社会問題になっています。
 
 

その2 どのくらいの量なの?

こんなデータがありました。
1日2杯コーヒーを飲むと、1年で「コーヒーの木18本分」のコーヒ
ー豆を消費するそうです。

で。もし有機栽培でないコーヒーを飲むとすると、その18本の木に使
われる化学肥料は年間約4kg殺虫剤は年間約250gになるそうで
す。
この薬剤のほとんどは、コーヒーチェリーの果肉と一緒に流されますが
コーヒー豆にもわずかに残留しているのが現状です。

コーヒー豆の残留農薬については、いくつかデータが出ていますので、
いずれご紹介していきたいと思います。


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