当店では、自宅焙煎に挑戦される方に「ぎんなん炒り」を使った「手焙煎」をおすすめしています。
この「手焙煎」だと、「焙煎が良く分かる」ようになりますし「故障が無い」「初心者からプロまで楽しめる」「安価」等の利点があります。
でも、お掃除が大変!というご意見があるのも確かです。台所で焙煎するとチャフ(薄皮)が舞い、ベタベタしているガス台にくっついてしまって大変、と伺うこともしばしば。
「だから、いつも屋外で焙煎しています」というお客様も結構いらっしゃいます。
確かに屋外でしたら、換気扇を回す必要も無いですし、お掃除も簡単に済んでしまいますね。
また「アウトドアの必需品!」という方もいらっしゃいます。 山で焙煎して美味し水で入れたコーヒーを、大自然の中で満喫するのはまた格別だそうです。 私もいつか、やってみたいものです。
屋外焙煎ならではの注意点がいくつかありますので、ご紹介します。
まず、気温や風による影響です。特に冬季は、気温が低くなるため焙煎時間がとても長くなってしまう・・・といった悩みを伺うことがよくあります。また火が風で流されると、なかなか焙煎が進みません。
そんな時は、耐火性の素材でコンロ回りを囲む等の工夫をしていただくと、安定した
焙煎ができるようになります。よろしかったらお試し下さい。
そしてもう一つ。
天候や時間帯によって日光の強さが異なるため、豆の色を識別するのが難くなります。これは屋外でなくても、窓際で焙煎する際も要注意です。
もし自分好みの焙煎加減を徹底的に!追求するなら、光源を別途用意して日光を遮るようにしなくてはならないでしょう。
でも自家焙煎を楽しむだけなら、そこまでこだわる必要は無いですね。