以前、ペーパーフィルターによっては紙の臭いが出やすい、というお話をしました。 そのお話をして以来、8名の方から「紙の臭いなんて分からないけど?」とお問い合わせをいただきました。(内、3名はカフェ経営者様です)
確かに、いつも同じように抽出していると紙の臭いなんて分かりませんね。でも、一度気が付いてしまうと、気になって仕方なくなってしまう・・・それが紙の臭いの特徴です。
というわけで。今日は紙の臭いを知るための方法を、もう一度おさらいしたいと思います。
注意!) もし知りたく無い方は、試さないようにして下さい。
普通にペーパーをドリッパーにセットしていただき、コーヒー粉を入れずにお湯だけ通して下さい。
#できれば「蒸らし」と同じ状態になるように、最初にペーパーを湿らせて1分ほど置いてから、お湯を注いでみて下さい。
コーヒー粉が無いので、あっという間に抽出(?)されますが、そのままカップに注いで飲んでみましょう。嗅覚が鈍い状態でなければ、この方法で紙の臭いを感じていただけると思います。
#満腹時や、喫煙時、飲酒時、ニンニクや柑橘系等の香りの強いものを食べた時は、嗅覚が鈍くなります。
コーヒーの香りとは全然違う、紙の臭い。
深煎りの強烈な香ばしさがあれば感じない場合が多いですが、中煎りの繊細な味わいだと良く分かってしまいます。
また蒸らし時間が長いほど、抽出をゆっくりすればするほど臭いがハッキリしてきます。
もし臭さが気になって仕方が無い!状態になってしまったら・・・
ペーパーフィルターを湯通しすると、とっても効果的です。
また、当店推奨の味噌こし布ドリップ法や、有機栽培製ネルをペーパー
代わりにドリッパーに敷くのもおすすめです。
もちろん、市販のネルドリップを使うのも良いですね。ぜひお試し下さい。