前回、プランジャーポット(フレンチプレス)と【茶こし抽出法(濁りコーヒーの作り方)】についてお話ししましたね。手軽に「濁りコーヒー」が楽しめる抽出法、もうお試しいただけましたでしょうか?詳しくは、プランジャーポット(フレンチプレス)を買う前に必見!をご覧下さい。
今日は成人病予防という観点から「濁りコーヒー」について考察してみたいと思います。
コーヒーを飲みたい理由は、いろいろありますね。美味しいから、香り豊かだから、だけではありません。気分転換のため、目を覚ますため、食後のひとときを楽しむため、口臭を消すため等々。
そして、日本では成人病予防のために飲んでいる方も多いのでは無いでしょうか。
なぜ日本では・・・と書いたかというと、一つは成人病予防効果に関する研究が積極的に行われ発表されていること。
そして歴史ある「お茶文化」を持つのため、ブラック(砂糖を入れない)で飲む人が多いことがあげられます。
やはり成人病予防ですから。イタリア人がエスプレッソを飲む時のようにドバドバ砂糖を入れてしまうと効果は半減してしまう恐れがあるのはご理解いただけますね。
さらに「ブラックで美味しく飲める環境」が他国に比べて整っていることも重要なポイントです。
新鮮な焼きたてコーヒー豆店がご近所に無くても、通信販売で簡単に購入することができます。
当店の場合でしたら、離島以外なら「焙煎日の翌々日」までにはお届けできるシステムになっており、これは宅配網が充実しているおかげと言えるでしょう。
また自宅で焙煎する方も年々増えており、十数年前に比べると鮮度に対する意識が格段に向上してきました。
これだけの環境・意識があれば「日本は世界一美味しい・体に良いコーヒーが飲める国」と言っても過言では無いでしょう。
なおブラックで美味しく飲むためには、「鮮度や品質」が大事なのは言うまでもありません。なぜなら、それらを満たしていないとブラックで飲んでも胃が痛くなるだけだからです。
もちろん「胃が頑丈だから鮮度や品質なんか気にしない!」という人や「胃が痛くなって食欲減退→ダイエットできる!」のが目的な人なら・・・問題無いですね。
さて。成人病予防効果について様々な研究が行われていますが、皆さまご存知でしょうか。主な研究結果については下記ページでも紹介しておりますので、よろしかったらご覧下さい。
秘蔵!コーヒー豆知識
※ページ下部「コーヒーと健康・・・病気の予防やダイエット効果を検証」からご覧下さい。
成人病予防には、コーヒー豆のどの成分が貢献しているのでしょう?
実際にはハッキリと分かっていないのですが、恐らくコーヒーポリフェノール「クロロゲン酸」がその一つだろうと言われています。
そして、その「クロロゲン酸」が「浅め〜中煎り豆(深煎りではない豆)」に多く入っていること、コーヒー豆を挽いたときの微粉に沢山含まれていることも、以前お話しした通りです。
そこで、微粉ごと一緒に飲んでしまう「濁りコーヒー」は、実は一番効果的なのでは?と気付きました。
ペーパーフィルターで濾さないと透明感も無いし、深煎りじゃないと渋みも感じやすくなるけど、その渋みがまさに「クロロゲン酸」の正体!
だったら、丸ごと一緒に飲んでしまっても良いでは?
もちろん味の好みは十人十色なので、無理して慣れない「濁りコーヒー」を飲む必要はありません。ペーパーフィルターで濾しても渋みを感じることはできます。
コーヒーは、やはり「美味しい!」と感じることが一番大切ですから・・・。
せっかくストレス解消できる機会なのに、嫌いな抽出方法でストレスためたら勿体ないですね。
【注意】医師からコーヒーを控えるように言われている場合は、その指示に必ず従って下さい。処方されている薬の成分との相性もありますので、くれぐれもご注意下さい。
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