「プックリ膨らんで、ピキッと固まって、1分待つ!」が蒸らしの基本ですが。
古くなってしまった豆だと、お湯を注いでも膨らまず「シーン」としていて寂しいですね。
「こんなに無反応で、果たして1分間も待つ価値があるのだろうか?」
「1分間って、短いようで結構長いし。面倒くさいから、注いじゃえ!」
・・・となる場合も、あるのではないでしょうか。そこで、古い豆を使って「蒸らし」の実験をしてみました。
1ヶ月前に焙煎、ポリ袋(密閉度が低い)に入れて常温で保存した豆を挽いて、実験しました。豆は当店の「メキシコ・シエラモレーナ」です。
結果は・・・やっぱり違いました!
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蒸らし時間 味の特徴
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0秒 やや刺激的な、苦みと喉ごし。
60秒 やわらかな苦み、まろやかな口当たり。
120秒 苦み酸味が強く、バランスが崩れた感じ。
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保存状態が悪かったため、酸化が進んでいて、喉ごし・甘み・香りはイマイチでした。
でも、ちゃんと1分蒸らせば「まろやかさ」は健在でした!これだったら「待つ価値あり」だと思います。
朝の1分は貴重ですが、砂時計を使うなり工夫すれば無駄な時間には
なりません。豆が古くなってしまった時にも、あきらめず是非おためしください。
※でも、美味しさと健康のために、できるだけ新鮮な豆を使いましょう!