最近、自宅で焙煎する方がグッと増えてきました。
私が開店した頃（約４年前）は、生豆で購入されるお客様は数パーセント
でしたが、今では約半数の方が生豆でのご購入になっています。

焙煎器具は様々で、家庭用の卓上焙煎器だったり、コーヒーメーカー付属
の焙煎器だったり。あとは銀杏炒り、焙烙（ほうろく）、フライパン、
中華鍋、オーブン等々。熱源は電気、ガス、炭・・・。

とにかく、生豆は保存状態が良ければ３年は保つし。好きな時に焙煎すれ
ばいつでも焼きたてが飲めるし。
思ったより簡単にできちゃうし。

何より、試行錯誤で味わいを自分好みにできるので「自分だけのコーヒー」
が作れる！　・・・と、ファンの方が増え続けています。
 

●近所の豆屋を越える

数ある焙煎器具の中で、当店では「ぎんなん炒り」を使った手焙煎をおすす
めしています。
理由は簡単。「安い」「軽い」「壊れない」そして「上達が早い」！
「火」があればどこでも焙煎できますし、豆を見ながら焙煎するので豆色
や香りの変化がよく分かります。

豆をしっかり観察できるって、実はとっても重要なポイント。
豆と相談しながら焙煎すると、豆のキモチがよく分かって美味しく焙煎する
ことができます。
＃・・・と以前お客様に言ったら「豆が熱いよ〜って泣いている」と突っ込
まれてしまいましたが。

この手焙煎をしっかりマスターすれば、機械でしか焙煎したことのない近所
のコーヒー豆屋を越えることも楽々できるでしょう。
工場一括焙煎なんて聞いたら、思わず「へっ」なんて笑っちゃうかもしれま
せん・・・けど、イヤな客だ！　って思われるのでご注意下さい。
 

※手焙煎実演はこちらです。
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