「コーヒーを毎日飲むと、アルコール性肝硬変になりにくい」という研究発表がありました。以下、新聞記事をそのまま抜粋します。
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飲酒量が同じの場合は、コーヒーを多く飲む人ほどアルコール性の肝硬変になりにくいことが、米カリフォルニア州での大規模な疫学調査で確認された。
調査を実施した研究者は、1日1杯のコーヒーで発症の危険性は8割に減るとしながらも、予防には「お酒の飲み過ぎを避けるのが先決」と、くぎも刺している。米医学誌「内科学アーカイブズ」電子版に12日発表された。
調査は、医療保険などを運営する「カイザー・パーマネンテ」研究部門のアーサー・クラツキー医師らが、保険加入者12万5580人を対象に実施。1978〜85年の時点で尋ねておいた各自の生活習慣と、その後の病気発症状況との関連を分析した。
(2006.6.13 読売新聞より)
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これは、お酒を飲む人には朗報ですね。ただ予防には「まずお酒を飲み過ぎないこと」と書いてあるように、それが一番大事ではないでしょうか。
考えてみれば発症の危険性が8割に減るだけなので、「うわ、ビックリ!」というほどの効能では無いと思います。
ま。コーヒー豆屋の店長としては「絶大な効果アリ!」と言った方が良いのかも知れませんが・・・。
じゃあ、アルコールとコーヒーが無関係かというと、そんなことはありません。お酒を飲んだ後、「美味しいコーヒーが飲みたい!」という気持ちになりませんか?
この「コーヒーが飲みたい!」には理由があります。
コーヒーに含まれるカフェインには、肝臓でのアルコール分解を促す働きがあるそうです。さらに利尿作用もあるので、アルコール分解後の老廃物も体外へ排出されやすくなります。
つまり、お酒の後は体が自然とコーヒーを欲しているのでは?ということです。
本当にコーヒーを飲みたい時に、美味しいコーヒーを飲むと幸せな気持ちになれますね。
その幸福感もストレス解消につながって、病気を寄せ付けなくしているのかも知れません。