缶コーヒーの製造に携わっていた方から、色々と教えていただきました。 ということで。今日は、缶コーヒーのお話です。 ●缶コーヒーの値段 皆さんは、缶コーヒーの値段をご存じですか? 販売価格ではなくて、コーヒー(中身)が占める値段のことです。 1本の缶コーヒーは、だいたい下記の値段で作られるとか。 コーヒー代(中身)15円 缶代 20円 缶加工代 5円 ----------------------- 計40円 高級感のある缶コーヒーでも、中身は16円程度だそうです。 やっぱり、缶代が一番高いんですね。 容器代に一番お金がかかるのは、缶コーヒーに限ったことではありませ んが・・・。 結果として、40円のものが120円程度で販売されていることになります。 確かに流通や、自動販売機で年中冷やしたり温めたりするのにもお金が かかるだろうし。 これは、仕方がないことかも知れませんね。 ●品名で中身を知る じゃあ1本あたりの缶コーヒーに、何グラムの豆が使われているのでし ょうか? 缶コーヒーに書いてある「品名(種類別名称)」から、推測してみまし ょう。 ---------------------------------------------------------------- 品名 100g中のコーヒー使用量(生豆換算) ---------------------------------------------------------------- コーヒー ・・・・・・・・・・ 5g以上 コーヒー飲料 ・・・・・・・・・ 2.5g以上 5g未満 コーヒー入り清涼飲料 ・・・・・ 1g以上 2.5g未満 ---------------------------------------------------------------- 一番多く使用されている「コーヒー」でも、5g以上です。 生豆換算で5gということは、焙煎豆にすると約4gですね。 1本200gとすると、焙煎豆で8g以上使われているのが「コーヒー」と 呼ばれていることになります。 「コーヒー飲料」と「コーヒー入り清涼飲料」は、コーヒーと呼ぶには、 あまりにも使用量が少ない気がしますが・・・。 ちなみに、乳固形成分が3%以上の場合は「乳飲料」として分類される そうです。
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