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 コーヒー牛乳と呼べない事情 

●そういえば・・・

最近「コーヒー牛乳」という名前の付いた商品が店頭から消えたことに
お気づきでしょうか。
 

以前は、コーヒーで味をつけた牛乳は生乳の割合に関係なく「コーヒー
牛乳」と名付けることができました。生乳を含む割合を表示する義務も
なかったのです。
 

ところが、消費者の誤解を避けるために「飲用乳の表示に関する公正競
争規約」が昨年7月に改正され、加工乳や乳飲料には、「牛乳」の文字
を使用できなくなりました。
 

つまり「牛乳」とは生乳100%のもを指すということです。
ちなみに、「ミルク」「乳」の文字については、無脂乳固形分8%以上、 
乳脂肪分3%以上の加工乳や乳飲料にも使用できます。 
 
 

●そんな訳で・・・

今回の改正は、雪印乳業の食中毒事件で、低脂肪乳などの製造方法が知
られてしまったり、脱脂粉乳を水で溶いて原料に使う「還元乳」が多い
ことから、消費者の批判が高まった結果だそうです。
 

そんな訳で、コーヒー牛乳を何とか好印象のイメージで販売しようと、
メーカー側が缶コーヒーやパック入りコーヒーに「カフェラテ」や「カ
フェオレ」等、横文字の名前を持ちだしてきているそうです。

ちゃんと作った「カフェオレ」とは全然違う味わいなんですけどねぇ。
規制が無いから文句無いでしょ、というところでしょうか。

 


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