●さて問題です。ここに、焙煎したコーヒー豆があります。 この豆でドリップして、次のような味わいを出したい時・・・ あなたならどのように挽きますか? (1)濃い味にしたい。 (2)1〜2人分抽出でも、しっかりコクを出したい。 (3)あっさりした味にしたい。 (4)ゴージャスな味にしたい。 ●答え中挽きを標準の味とすると・・・・(1)濃い味 :細挽き〜やや細挽き (2)1〜2人分でコクを出す: 細挽き〜やや細挽き (3)あっさり味 :粗め中挽き〜粗挽き (4)ゴージャス味:粗め中挽き+豆多め ●解説(1)「今日は、刺激的な濃いコーヒーが飲みたい」と思ったら、 迷わず細挽きにしましょう。 パウダー状になるまで細かく挽けば、コーヒー成分がしっかり抽 出され、濃い味わいに。 飲んだ後の余韻もたっぷり楽しめるコーヒーになります。 (2)1〜2人分だけをしっかり抽出してコクを出したい時にも、細挽 きがおすすめです。 豆量が少ないと、湯が通る「コーヒー粉の層」が薄くなり、味わ いも薄くなりがち。その分を挽き加減で補うのも1つの方法です。 (3)「今日は、どうも胃の調子が良くないな。あっさり味のコーヒー にしようか。」と思ったら、迷わず粗挽きにしましょう。 粗挽きにするとコーヒー成分が出過ぎないので、「軽い味わい」 に仕上がります。 「香りはしっかり、でもあっさり」は、粗挽きならではの味わ いですね。 (4)「突然の来客だ! どうしよう。とりあえず、ゴージャス(?) な味わいのコーヒーで、おもてなしを・・・」そんな時は、粗め に挽いて、豆を多めに使いましょう。 豆を多めに使うことで、「香り・コク・まろやかさ」といった 美味しい部分だけ前面に出てきます。(※1) また、粗めに挽くことで、濃くなりすぎません。 浅めの焙煎〜深煎りまで、ゴージャス味に合います。特に酸味 のあるコーヒーは、味わいの違いがハッキリ出て面白いです。 同じ豆でも、挽き加減で全然違った味わいになります。 自分の好みにピッタリ合った挽き加減が、見つかると良いですね。 <参考> (※1)参考「実験! 前半と後半」 (※2)上記は、焙煎したての新鮮な豆を使った場合に限ります。 焙煎日不明の古い豆では、残念ながらゴージャスになりません ので、ご注意下さい。 |