●古いと油が出る?
「深めに焙煎してある豆」は、焙煎した時から油が出ていることは以前
お話しました。
で。その豆が古くなると、にじみ出てくる油の量がさらに増えるのも確
かです。
そして豆の表面に出ている油は「酸化しやすい」のも事実。
まず「新鮮な豆を購入すること」、そして「保存方法に注意すること」
が非常に大事です。
もし、店頭で深煎り豆を購入するのだったら「この豆はいつ焙煎したの
ですか?」と思い切って聞いてみましょう。
店の人に(目を見つめながら)聞けば、きっと正直に答えてくれるに違
いありません →コーヒー豆屋さんゴメンナサイ。
3日以上前だったら止めた方が良いかもしれないです。購入する豆の量
にもよりますが。
ただ、工場で一括焙煎してある豆だと、正確な焙煎日は不明のことが多
いのでご注意ください。
あと、これからの季節は特に保存方法に気を付けましょう。
必ずビンや缶など、密閉できる容器に入れて保存しましょう。
直射日光を避けることも大事です。
長期保存の場合は、冷蔵庫や冷凍庫に保存すると比較的長持ちします。
●油はコーヒーに出ません。
基本的に、表面に出ている油はコーヒーには殆ど抽出されません。
ですから、砂糖やクリームを入れない限りは0カロリーと考えて大丈夫
でしょう。
ただ、例外として「古くなった豆」「酸化した豆」を抽出すると、油が
コーヒーの表面に浮くことがあります。
これもごく微量なので脂肪分ゼロとみなして問題ありません。
が。美味しさと健康には問題あるかもしれませんね。
ご注意ください。
※最近、海外で焙煎される豆が増えています。海外で焙煎されると、輸
入時の消毒(くんじょう)をする必要がありませんが、豆の鮮度はかな
り落ちます。気を付けましょう。
|