前回は、デカフェ(カフェインレス)とは何か?についてお話ししましたね。
詳しくはこちらからご覧下さい。
さて今日は、「コーヒーって体を冷やすの?温めるの?」についてお話ししたいと思います。
よく「コーヒーは体を冷やす」と聞きますが、その根拠をたどると「南国で収穫されるから」というのが一番の理由のようです。
確かに赤道付近の国で収穫されますが、コーヒーの産地は標高が高く平均気温は15℃〜24℃程度。寒暖の差が大きいのが特徴で、その寒暖の差があるからこそ、美味しいコーヒー豆が出来る訳です。
そう考えると、それほど暑い場所で栽培された訳ではありません。むしろ日中は、少し暑いけど夜は寒いくらいの場所で育っていると言えるでしょう。
色々調べると、体を温めるという根拠の方が沢山ありました。
まずは、カフェインによる「血行促進作用と興奮作用」。これだけを見ても、体温が上がるような気がしますね。
次に「利尿作用」。体内の過剰な水分は冷えを起こすと言われるため、利尿作用はむしろ体を温めてくれる効果が期待できます。
そして、何故か「寒い国で沢山のまれている」という事実!もし本当に体が冷えるなら、寒い国ではきっと飲みたくないですね・・・。
その他、コーヒーポリフェノールに血管拡張作用が期待できる等いろいろあります。
だからといって「コーヒーは体を温めるんだ!」とは言い切れませんが、とりあえず私の経験上からも「あったか〜いコーヒーを飲むと体があたたまる」ということで問題無いと思います。
ただ一つだけ気をつけたいのが「砂糖」。
グラニュー糖や白砂糖は、体に入るとすぐに血液中に吸収されて血糖値が急上昇します。その後インスリンが大量に分泌されることで低血糖になり、手足が冷える原因にも。
もし「冷え症だけどコーヒーを甘くしたい!」なら、比較的グリセミック指数(GI値、食べ物が血糖値を上げる速度を相対的に表したもの)が低い「てんさい糖」や「マヌカハニー」はいかがでしょうか?