●コーヒー中毒?
先日、ご来店いただいたお客様からこんな相談を受けました。
「コーヒー中毒になったらどうしよう?」
私は冗談だと思って聞いていたのですが、どうやら真剣な様子。
真面目に「コーヒーを控えなければ・・・」と悩んでいました。
コーヒーを飲み過ぎると中毒になってしまうのではないか?!
と考えている方が結構多いようですね。その根拠は恐らく「カフェ
インが入っているから」ということだと思います。
以前お話ししたように、カフェイン含有量だけを見れば紅茶の方が多
いですし、コーヒーだけが中毒になるのは変ですよね。
むしろ黒々としたコーヒーの色合いや、未だに解明されていない成分
があるという未知のイメージによって「中毒性」があるように感じら
れるのではないでしょうか。
●未解明だけど・・・
コーヒー豆の香りの成分だけでも700種に及び、まだ発見されてい
ないものもあるだろうと言われています。
こうなってくると、多くの研究者が論文を発表して何とかコーヒーを
悪者に仕立てたり、その論拠をひっくり返して無害であることを証明
したり、イタチゴッコが始まるのは当然ですよね。
結局のところ、現在では「コーヒー中のカフェインは、適量を消費す
る限り、何ら影響を与えることは無いだろう」という見解が有力のよ
うです。
私は、日本人は「カフェイン」を心配するよりもむしろ「缶コーヒー」
や「インスタントコーヒー」と言った「コーヒーもどき」による悪影
響を心配した方が・・・
そして、世界的には「コーヒー豆の残留農薬」について心配した方が、
ずっとピントが合っていると思うのですが、いかがでしょうか。