前回は「コーヒー豆の害虫の秘密」をご紹介しましたね。害虫がカフェインの強いコーヒー豆の中で何故生きていけるのか?についてお話ししました。
今回は「コーヒーの日」についてお話ししたいと思います。
2015年7月14日ロンドンで、国際コーヒー機関(ICO)の常任理事が「初めての国際コーヒーの日を2015年10月1日に制定する」と発表しました。
この日の制定に、ICO加盟75カ国の他、世界中の数十のコーヒー協会が協力しているそうです。
では何をする日でしょう?
International Coffee Day(国際コーヒーの日)ウェブサイトを見ると、コーヒーの多様性や品質、内なる情熱をたたえる日であり、コーヒー愛好者達がその愛を共有し、コーヒー収穫で生計を立てている数百万人の農民を支える機会になれば
・・・とのことでした。
そして初めての国際コーヒーの日に向けて、様々なキャンペーンが各国で展開されました。
「国際」コーヒーの日は今年(2015年)初めて制定されましたが、それ以前にも各国で独自にコーヒーの日を設けていました。
そして多くの国が「9月29日」をコーヒーの日としていました。
なぜ9月末なのでしょう?
これは世界のコーヒーの3分の1を生産するブラジルの収穫・出荷時期が関係しています。
ブラジルでは9月末ごろにコーヒーの収穫・出荷が終わることから、これにあわせて10月1日から翌年9月30日までを「コーヒー年度」としています。そのため年度末の9月末が多かったようです。
実は日本でも、他国よりも早い時期に「コーヒーの日」を制定しています。
「1983年に全日本コーヒー協会が10月1日を『コーヒーの日』と設定。 国民的飲料として定着しつつあるコーヒーの魅力とすばらしいおいしさを消費者に再認識していただくことを設定目的としている。また、10月1日はコーヒー年度の始まりであり、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから定めたものである」だそうです(全日本コーヒー協会ウェブサイトより)。
最終的に「日本のコーヒーの日」と「国際コーヒーの日」が同じ10月1日になりましたから、混乱が無くて良かったですね。
私は元々「コーヒーの日」の存在すら知らなかったので・・・反省しつつ色々と調べてみた次第です。
来年は、コーヒー豆屋らしく「コーヒーの日」を意識してみたいと思います!(忘れませんように・・・)
【本レポートの参照元】
International Coffee Day (International Coffee Organization)
10月1日コーヒーの日のお知らせ(全日本コーヒー協会)
International Coffee Day(Wikipedia)
今日は何の日 10月1日記念日(今日は何の日・毎日が記念日)