●ホットが怖いぞ 自動販売機の中で、延々と温められているホット缶コーヒー。 この缶コーヒーの品質保持期限はご存知でしょうか? 常温保存だったら製造から1年間ですが・・・ 加熱した状態だと、たったの「2週間」になります。 でも、この「2週間」というのは、メーカーが販売側に求めている 品質保持期間にしか過ぎず、「2週間過ぎたら処分!」といった 強制力はありません。 自動販売機で買った缶コーヒーが、果たして何日間加熱され続けている か。消費者には分からないのが実情なので、ちょっと怖いですね。 ●春先は特に注意! でも、何で温めると品質保持期限がグッと短くなるのでしょう? 加熱によって、ミルク成分が分離したり酸化する「加熱劣化」が進むた めだそうです。 この「加熱劣化」が原因で、昨年7月に温かい缶コーヒーを買って飲ん だ人が、下痢や吐き気を訴えるという問題が起きています。 何でも、賞味期限を2ヶ月も過ぎていたとか。 背景には、自販機内での加温日数のチェック方法が確立されていないと いう実情があります。 自動販売機の商品補充は、1日に数回補充する場所もあれば、月に数回 しか補充しない場所もあります。 また、古くなった在庫をよく売れる自動販売機に移して販売する、とい うケースもあるそうです。 そうなると、「よく売れるから新鮮」とは言えないですね。 特に、売り上げが落ちる春先に「味が変わっている」という苦情が多い とか・・・。 くれぐれもお気をつけください。 |