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ニュージーランドでカフェオープン

前回は「温活!ジンジャーコーヒー」についてお話ししましたね。

今回は、海外でオープンした自家焙煎コーヒー豆のカフェについてお話したいと思います。

ニュージーランドでカフェオープン

今年の2月に、ニュージーランドのオークランドで自家焙煎コーヒー豆のカフェをオープンしました。
弊社(生豆屋)が技術提供したので、姉妹店にあたりますね。
日本では何度かカフェ開業のお手伝いをしたことがありましたが、海外では初めての経験で大変勉強になりました。

オーナーは私ではなく、オランダ系ニュージーランド人建築家Ray(日本大好き)です。
Rayがどういう風に日本好きかは、彼がデザインした店を見れば分かると思いますが・・・
とりあえず日本建築が大好きで、スタジオジブリ作品他、日本の話題のアニメもお気に入りです。

彼の建築は、モダンデザインの中に日本建築の繊細さを融合させたものが多く、元建築士の私も尊敬しています。
もし作品にご興味がありましたら、こちらのページからご覧下さい。

 
なお、カフェの詳細は下記の通りです。
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店名:Coffee House Organic(コーヒーハウス・オーガニック)
住所:82 Ponsonby Road, Grey Lynn, Auckland, New Zealand

  オーガニック・フェアトレードのコーヒー豆だけを使用。
焙煎後24時間以内の新鮮な豆だけを販売。
丁寧な焙煎と欠点豆の除去などなど。
ここまでこだわってる店は、たぶんオークランド(もしかしたらニュージーランド)で初ではないでしょうか?

エスプレッソマシンによるコーヒーが基本ですが、日本人のお客様はやっぱりドリップコーヒーを注文される方が多いようですね。
メニューにドリップコーヒーはありませんが、空いている時でしたら裏メニューを承ることができるかも?とのことでした。

現在は日本人バリスタ常駐ですが、今後は未定です。
※私も日本が拠点なので、常駐ではありません。

もし「日本人バリスタがいる時にお店に行きたい!」というご希望がありましたら、事前にご相談下さい。
私の方から確認し、この日のこの時間なら大丈夫です、とお知らせできると思います。
オークランドで生豆屋のコーヒーが飲みたくなったら、ぜひお立ち寄り下さいね。

 

新鮮なコーヒーを知らない人が多い?

オークランドの人口あたりのカフェ数は、世界の都市の中でもかなり上位ではないでしょうか?とにかく、あちこちにカフェがあります。
ちなみにCoffee House Organicの隣の店もカフェで、ほぼ同時にオープンしています^^;
そんな激戦区での開業でしたが、あまり心配はしていませんでした。
経験上、本当に良いものを適正価格でご提供すれば、お客様は必ず分かって下さる・・・という気持ちがありましたので。

オープンしてみると色々と日本との違いが分かってきました。
まずニュージーランドでは、オーガニックやフェアトレードについて高い意識を持っている人が日本より多い気がしました。
もちろん土地柄もありますが、とりあえずカフェのあるPonsonby地区はオーガニックのお店が多いですね。
環境にもよく配慮していて、過剰包装は嫌われる傾向にあります。

でも、鮮度についてはあまり知識が無く、焼きたての素晴らしいコーヒーの香りを知らない人が多いようです。
古い豆に慣れてしまっているというか・・・カフェの数に比べて自家焙煎のお店がかなり少ないのが原因かと思います。
これはイタリアのローマでエスプレッソ修行旅行した時も、強く感じたことでした。

自家焙煎のお店がいくつかあっても、毎日焙煎していなかったり、焙煎機がただの展示品と化している、などなど。
工場で一括焙煎されたコーヒー豆を、密閉度の低い袋に入れて高温多湿の所に保存しているカフェも沢山見ました。

店内で焙煎していても、何をやっているかよく分からないというお客様も結構多く「あれが焙煎機なの?」と驚かれるそうです。
これから新鮮な豆の本当の美味しさを、ニュージーランドのお客様にも広くお知らせできることを期待しています。

他にも色々違いがありますので、また次の機会にご紹介したいと思います^^



 


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