真面目にブレンドをきわめたい方には、こんな方法がおすすめ。

自分の好きなストレート豆（ブレンドしていない豆）をいくつか選び、
その味わいを徹底的に研究してから、ブレンドしてみましょう。
ストレート豆は、だいたい２〜４種類程度選べばＯＫです。

そして、例えば・・・

・大好きな豆を前面に出して、あとはスパイスのように隠し味として少
　量配合する。

・「コク」や「苦み」「酸味」「香り」「甘み」等のうちから、テーマ
　を一つに絞って、共通性のあるものを配合をする。

・「酸味」と「苦み」の組み合わせ等、異質のものを合わせてバランス
　良く仕上げる。
 

あと、何だか良く分からないけどブレンドしちゃえ！　という手もあり
ます。
これは、クジ引きで大当たりか大ハズレかでドキドキするのと良く似て
いますが、「棚からぼた餅！」ということも有り得ます。
 

とにかく、ブレンドの可能性は無限大で、全く未知の世界。自分で焙煎
すれば、さらにその可能性が広がります。
自分を信じて創り出すブレンドの醍醐味が、ここにあるのではないでし
ょうか。
 
 

●配合例を信じちゃいけない

ちなみに、よく本に「ブレンドの配合例」とかありますが。
あれは参考にはなりません。焙煎度合いによって全く味が変わるのに、
コロンビア何割で酸味のブレンド・・・なんて単純な問題では無いこと
は、容易に分かりますね。

まぁ、その本を書いた人が焙煎した豆を、買ってきてブレンドするなら
ばとても参考にはなりますが。