●ブレンドとは?
異なる地域の豆を混ぜ合わせることで、バランスのとれた味わいをつく
ったり、また豆の個性を強調させたり、味に広がりを持たせたりするこ
とです。
でも、同じ豆でも焙煎度合いによって味わいが全く違ってきますから、
「浅煎り豆」と「深煎り豆」をブレンドしても、ブレンドの一つと言え
ます。
ぎんなん炒り等で自宅焙煎すると、機械焙煎よりもどうしても焼きムラ
ができやすいですが。
かえってこのムラが、絶妙な浅めと深めのブレンドになって、厚みのあ
る芸術的な味わいになったりすることがよくあります。
●焙煎が先? それとも・・・
豆によって「最適な焙煎度合い」や「焙煎時間」が全く異なります。
ですから、本当にブレンドを楽しむならば、それぞれの豆を焙煎してか
らブレンドするのが最も良い方法と言えるでしょう。
しかし、生産性、経済性を高くするために工場一括焙煎などでは生豆で
ブレンドして焙煎する場合が多いのが現状です。
こだわりの味を追求するならば、信頼できる店で購入するか、自分でス
トレート豆を徹底研究してブレンドすることをおすすめします。
いつもの豆にちょっと違う豆を加えるだけでも、かなりブレンドの効果
は期待できると思います。
※もし自宅で「生豆でブレンドされた豆」を焙煎する場合は、一番火の
通りにくい豆を基準に焙煎加減を合わせます。一種類でも焙煎が足ら
ずに「えぐみ」が出ると、コーヒー全体の味に影響を及ぼしてしまうから
です。 |