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バリスタ体験記

前回は「悪魔の飲み物・缶コーヒー」についてでしたね。
以前にも食品添加物や、流通・長期保管によるコーヒーの劣化について警告しましたが、ここでは別の理由を紹介しています。

そして今回は、生豆屋姉妹店でのバリスタ体験記です。
バリスタも奥が深いですね。大変勉強になりました^^

バリスタ初挑戦

姉妹店Coffee House Organic(コーヒーハウス・オーガニック)は、私が開業支援したニュージーランドのオークランドにあるカフェ・焙煎店。 当店同様、オーガニックと鮮度・美味しさにこだわったお店です。

しかし、まさか自分がバリスタになって、コーヒーを提供する側になるとは思いませんでした。この歳(※)になって!!
※バリスタは10代から20代の若い人が多いです。私は、建築士として5年働いた後、生豆屋開業・20周年を迎え・・・何歳でしょうね^^;

事前にみっちりエスプレッソとフォームミルクの訓練は受けていたので、コーヒーは大丈夫でした。
一番難しかったのは・・・やっぱり接客(英語)ですね。
ニュージーランド英語は30%増しで速く話されると聞いたことがありますが、さらにあまり口を開かない人も多く、聞き取るのに大変苦労しました。
でもフレンドリーで優しいお客様ばかりだったため、イライラさせてしまうこと無く接客できて大変助かりました。

なお使われているコーヒー豆は、ニュージーランドでは珍しい自家焙煎の新鮮なもので、ダブルショットで提供しています。
※お店によって、豆の量が多めで味が濃くなるダブルショットと、少なめで味が薄くなるシングルショットがあります。

メニューいろいろ

では、私が必死で覚えた主なメニューを見てみましょう!

フラットホワイト(Flat white):
本来は、あまり空気を含まないミルクを加えるため、表面のフワフワ加減が少ないです。
でも、フラットホワイトにはフワフワミルクを使うと信じているお客様も多く、ちょっぴり泡を多めにすると、喜ばれる傾向があります。
一番人気のコーヒーです。

ラテ(Latte):
フラットホワイトよりも、空気を含んでよりフワフワ・クリーミーになったミルクをエスプレッソに注ぎます
一番カップの表面に絵を描きやすい(ラテアートしやすい)ミルクの状態です。

カプチーノ(Cappuccino):
さらに空気をミルクに含ませて、フワフワ・クリーミーになったミルクをエスプレッソに注ぎます。
ミルクの泡をカップに山盛り注ぎ(表面張力でギリギリ保っている感じ)、その表面にはチョコレートパウダーをふります。
中には、シナモンパウダーを振って欲しいという方も。
スプーンで泡を食べながら楽しむ方も多いです。

モカチーノ(Mochaccino):
エスプレッソにチョコパウダー大さじ山盛り1杯(350ccのカップの場合)を入れて、よく混ぜます。
その上から、カプチーノと同様にミルクを注ぎ、さらにチョコレートパウダーを振りかけます。
エスプレッソの苦味と、チョコパウダーの甘味が絶妙です(2番目に人気)。

ロングブラック(Long black):
エスプレッソをお湯で薄めたコーヒーです。
コーヒーの濃さは、一番ペーパーフィルターコーヒーに近い感じになります。
ミルク抜きの、コーヒーだけの香りと味わいを楽しめるので、こちらも人気です(3番目に人気)
クレマ(新鮮なエスプレッソの表面にできる細かい泡)が消えないうちに、抽出したらすぐに提供するのがポイントです。

ショートブラック(Short black):
エスプレッソのことで、一番小さいカップに入れて出します。
以前、「イタリアではエスプレッソをブラックで飲む人は殆どいませんでした」と書いたことがありますね。
でもオークランドでは、エスプレッソに何も入れず飲む人が多い印象です。

すごく濃くて苦いのに、大丈夫?と、あるお客様に伺ったら「ここのは美味しいから大丈夫!」と言っていただきました。
嬉しいお言葉、有り難い限りです。エスプレッソの味わいは、鮮度・品質に左右されますからね・・・。
ロングブラック同様、クレマが消えないうちに、抽出したらすぐ提供するのがポイントです。

アメリカーノ(Americano)
エスプレッソをロングブラックよりも多いお湯で薄めたもの。
コーヒーは楽しみたいけど、苦いのはちょっと・・・という方におすすめで、さらにクリームやミルクを足す方も多いです。

※ここからは、コーヒー無しの飲み物です。

チャイラテ(Chai Latte):
チャイシロップ(ポンプ式のシロップ)をカップに入れた後、ラテと同じミルクを注ぎ、シナモンを上からかけます。
2種類のシロップ(スパイシーとスウィート)があり、スパイシーの方が断然人気です。

抹茶ラテ(Matcha Latte)
日本から取り寄せたオーガニックの抹茶を少量のお湯でよく溶きます。
その上からラテ同様にミルクを注げば完成。
他店は抹茶シロップで代用する所が多く、本物の抹茶を使っていると喜ばれます。
抹茶味はケーキやアイスクリームでもありますが、日本と違ってなかなか本物の味には出会えないですね。

その他にも色々ありますが、今回は人気のメニューを紹介してみました。
ご自宅にエスプレッソマシーンがありましたら、ぜひお試し下さい^^


 


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