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 安全な燻蒸(くんじょう)? 

その1 姿を変えて残留する臭化メチル

燻蒸(くんじょう)で使われる臭化メチルは、食品に臭素として残留し、その残留 
レベルは相当高いものであると言われています。 

またコーヒー豆の場合ですと、焙煎によって分解し、臭化水素などの 
有毒で腐食性の物質を生じることがわかりました。 
何だか調べれば調べるほどいろいろと出てきて。 
ちょっと怖いですけど・・・。 
 
 

その2 安全に燻蒸(くんじょう)する方法は?

こうなってくると「安全な燻蒸(くんじょう)方法は?」と聞きたくなりますね。 
オゾン層を破壊する物質としても指定されている、臭化メチル。 
これに頼らずに、燻蒸(くんじょう)する方法として「二酸化炭素燻蒸(くんじょう)」 
の研究が現在すすめられています。 
 

我が国では、体にも環境にも優しい「二酸化炭素燻蒸(くんじょう)」が、世界に 
先駆けて植物検疫処理法として採用されました。 

ほほぉ。日本も結構やるなぁ、と思いきや。 
まだ一度も、輸入農産物が「二酸化炭素燻蒸(くんじょう)」されたことが無いそう 
です。 
つまり絵に描いた餅ということですね。 

なぜ、体にも環境にも優しい方法を使わないのでしょうか。 
実は、「燻蒸(くんじょう)」するのに14日間もかかるし、コストも3〜5倍で、 
おまけに特別な施設でしかできない、などの課題が山積みになっている 
のです。 

一日も早く、より短時間・低コストの安全な燻蒸(くんじょう)方法が開発される 
ことを祈ります。 
輸入農産物に頼る私たちの健康だけでなく、燻蒸(くんじょう)業に携わる方々の 
健康、そして環境保護を考えて・・・。 
 


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