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 コーヒーの油について 

その1 深煎りと油の密接な関係

以前、「深煎りコーヒー」はカフェインが昇華して減るので、
低刺激になるというお話をしました。

「さて。じゃあ、深煎りコーヒーを飲んでみるか。と思ったら、油だらけで
びっくり!」というお問い合わせがお客様からありました。
 

実は深煎りコーヒーには、油がつきものなんです。
別に、焙煎しているときに油を入れているわけではなくて、コーヒー豆
が本来持っている油です。
コーヒー生豆中には、約13%の油が含まれています。この油が長時間
の焙煎を経て、じわりと豆からにじみ出てくるという訳です。
 
 

その2 コーヒー豆は油が命

ですから、「油だ〜!」と驚かないでください。
実はこの油、あのコーヒーの独特の香りにも貢献しているそうです。

「菜種油」とか「胡麻油」とかありますが。
これらは菜種、胡麻といった「種子」から油を取り出しています。
コーヒー豆も「種子」なので油成分があるのは当然のことですね。

油がないと、新しくコーヒーの木の芽を出すパワーが出ません。
コーヒー豆さんにとっては、油は命をつなぐ大事な成分なのです。
 

そうは言っても「ギラギラした油は気になる!」という方には、
「深煎りでない豆」をおすすめします。
浅めの焙煎ですと、仮に1年置いてあっても油が出ることはほとんどあ
りません。

ただ、浅めか深めかは、新鮮な豆を購入できるのであれば「味の好み」で
決めるのが一番よろしいかと思います。大まかに言えば、

 ・苦み、香ばしさを追求するなら「深煎り豆」
 ・豆本来の香り、酸味を追求するなら「深煎りでない豆」
  というところでしょうか。
 

「豆本来の香りが良いけど酸っぱいのはイヤだ」というワガママ
(失礼!)な方は、お店の人に相談してみましょう。
当店の場合ですと、
・焙煎豆のままでご購入の場合「きまめやブレンド」
              「さわやかブレンド」
              「ブラジル」
              「ガテマラ」等がおすすめ。

・挽き豆でご購入の場合「ほろまろブレンド」
           「メキシコ」等がおすすめです。

 


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